1: アヘ顔ダブルピースφ ★ 2013/11/21(木) 02:13:42.36 ID:???

「ナノ」レベルに物質を粉砕 最古の原理を使った最新技術

「ダイヤモンド以外のすべての物質」を超微粒化する。その技術はナノメートル(百万分の1ミリ)の世界。
川口市の粉砕機専門メーカー「増幸産業」が誇る国内最高レベルの超微粒粉砕技術は、工業材料から食品、医薬品業界と、あらゆる産業を支えている。
同社の石臼式超微粒摩砕機に装備された「無気孔砥石(といし)」は、世界12カ国で特許を取得。
常に新技術の開発に挑戦し続ける同社には、先祖伝来の「不可能を可能にする」チャレンジ精神が息づいている。

実験、研究の積み重ねが、最高レベルの粉砕技術を維持している=川口市本町の研究室
5

http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/11/20/04-01.jpg
スーパーマスコロイダーの「心臓部」となる無気孔グラインダー
6

http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/11/20/04-02.jpg

埼玉新聞 2013年11月20日(水)
http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/11/20/04.html

>>2以降へ続きます。



2: アヘ顔ダブルピースφ ★ 2013/11/21(木) 02:14:06.00 ID:???

*続きです。

■最古の原理で最新技術

「確かに石臼は3千年前からある古い原理で、古くさいイメージがある。
でも、うちの技術は、最古の原理を使った最新の技術なんです」

同社の数ある粉砕機の中でも中核をなす石臼式超微粒摩砕機「スーパーマスコロイダー」。
増田幸也社長(57)は、そう言って胸を張った。

スーパーマスコロイダーの原理は「ドーナツ型の2枚の石臼(グラインダー)を圧着して回転させ、間に入れた物質を手でもみほぐすようにすりつぶす(摩砕)」という単純なものだが、この石臼の構造にこそ最先端の技術がある。

通常、石臼の元になる砥石は、気孔が40%程度占めている。
気孔がある石臼を高速回転させると、発生する熱で割れてしまう。
また、食品の場合、気孔に肉汁などがしみ込み雑菌を生みかねない。

そこで同社は1965年、10年かけて「ノンポーラス(無気孔)」構造の砥石を開発。
物質のナノ化を可能とする「無気孔砥石(グラインダー)」の誕生だった。

*続きます。


3: アヘ顔ダブルピースφ ★ 2013/11/21(木) 02:14:21.01 ID:???

*続きです。

■「自分で作ればいい」

無気孔グラインダーの開発は、東大の研究所から「石炭と重油を混ぜたものを微粉砕したい」
と頼まれたのがきっかけだった。依頼は千分の5ミリ。
だが、当時の砥石は、粉砕の途中に熱膨張で割れてしまう。割れない砥石を探したが、当然どこにもない。

「無いなら自分で作ればいい」。先代社長の一言で、同社の試行錯誤が始まった。
砥石が割れる原因を突き止め、実験データを取りながら、割れない砥石作りを模索。
ついに、気孔に圧力をかけて穴埋めするなどの方法で無気孔の砥石を作る技術を開発した。

現在、用途に合わせて150種類ものグラインダーを用意。
回転数も毎分1万2千回転まで上げ、石臼の間隔も、微粒化の度合いに応じて自由に調整できるようになった。
改良の積み重ねが「物質を融けるように感じるほど超微粒化する」ことを可能にした。

*続きます。


4: アヘ顔ダブルピースφ ★ 2013/11/21(木) 02:14:34.76 ID:???

*続きです。

■小さな大企業に

同社の粉砕機は、石臼式摩砕機のほか、超精密カッティング機、衝撃式粉砕機、気流式粉砕機など多様な種類をそろえる。
粉砕する材料も工業原料、食品、医薬品、化粧品まで幅広い。素材の乾湿、粉砕度合いもさまざま。
その中で、どんな素材、要望にも対応する技術力を培ってきた。

「粉砕機のプロとして、顧客に頼まれたことを『できない』とは言いたくない」(増田社長)。
そのチャレンジ精神は、江戸時代末、当時不可能とされた大砲の鋳造を成し遂げた先祖から、脈々と受け継がれているものだ。

鋳物業から始まった従業員25人の町工場。「小さな大企業になろう」が合言葉。
増田社長は「摩砕技術で世界に貢献し、幸福を創造する会社にしていきたい」と強調した。

*おわり。


5: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:16:40.35 ID:qcQQCfg2

なんでこの手の小さくて技術のある会社がいくつも下請けに甘んじてるんだろう


41: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 10:28:36.61 ID:m4gnP1J0

>>5
この技術だけで製品化して利益をあげることが難しいから。技術者は大企業以外にもたくさんいる


77: 名無しのひみつ 2013/11/23(土) 01:30:49.48 ID:GMSjtetM

>>5
法務、財務、人事、マネジメント等が弱いから
職人一人がいくら頑張っても組織の力には負ける


6: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:16:55.37 ID:QVa05O+5

>ダイヤモンド以外粉砕

Jのベアナックルもか?


30: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 07:53:47.15 ID:u7cXzWJ+

>「無いなら自分で作ればいい」

日本人の発想だなーって感じ


>>6
マグナムスチール製だっけ?


35: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 09:03:21.62 ID:/5PRWdnV

>>30
>>「無いなら自分で作ればいい」
>日本人の発想だなーって感じ

そうか?
むしろ「素人さんには分からないでしょうけど、ウチでも出来ないんですよ、
出来るわけないですよ(笑)」的なのがオレの日本人のイメージだな。

で、やってみせると「あれは無理矢理やってますけどねぇ…出来りゃ
良いってもんじゃないんですよ」みたいなことを言う。


7: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:18:01.85 ID:F8b93+mE

よ~~し、ほこ×たてに出てアピールしろ!!!


11: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:34:54.94 ID:Ac0LHwI3

何で出来てるのか知らんけど石臼そのものも削れると思うんだが?

ダイヤモンドに近い硬度のタングステンカーバイドの臼だって長年使ってたら磨耗しちゃうんだから


13: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:47:04.21 ID:y/akR1LU

>>11
オレも専門家じゃないから記事でのことでしかないが、

スレ記事によれば、この会社は「石臼が割れる原理」を発見したようだな。
つまり、石臼に気孔があるから割れるという。
その気孔を何らかの方法でふさいで割れないようにしたようだな。


26: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 06:32:43.62 ID:5eiMzVgx

>>11
>何で出来てるのか知らんけど石臼そのものも削れると思うんだが?

推測だけどナノメートル単位で臼の隙間を調節できるんじゃないかな?
上下の臼が触れている様で実際は触れていないので削れないとか。
但し、柔らかいもんに限る。

硬いもんはどうやっても摩滅するからどうなってるんだろうね?


43: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 10:31:59.50 ID:00DrfYrO

>>11
石臼が材料をけずってるんじゃなくて、材料同士を石臼が押し付けて削ってるんじゃないだろうか。
石臼と材料の間には液体があり接触は少ないと思う。この例では重油かな


12: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:38:26.63 ID:X89lxuXA

これを使って微粉末にして3Dプリンタ方式で積層して圧縮してから焼き固めれば
理想的な傾斜素材も作れるな


32: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 08:07:11.65 ID:GgIPjZ5Y

>>12
普通は型にいれてポンです 


14: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:53:55.22 ID:Kn6Uqp9I

これでそばをひいたのをぜひとも食べてみたい。


16: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 02:55:57.44 ID:nuCu1rhe

石臼を焼成する際に無気泡化してるんだろうけどどう加工したら気泡ゼロになるんだ。


19: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:18:30.09 ID:AKj+w0Mb

米粉パンも作りやすくなるな


20: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:30:48.59 ID:b5IhXuO9

これで引いた抹茶ってどんな味なするんだろう


21: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:39:36.51 ID:+RpSqzqW

世間の片すみ、地道な努力と研究がこの国を支える
国会、霞ヶ関は図体はおおきいがムダ金を食いつぶすばかり


22: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:41:18.63 ID:fJEahcmn

石臼は鎌倉時代に来たとか

抹茶ができたのも、ソバが食えるようになったのも石臼から(それまでは「ついて」作ってた)
石臼がなかったら江戸文化はなかった。


23: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:44:46.82 ID:qfItr/Eu

>>22
えー意外だ
案外新しいんだ


25: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 06:27:48.85 ID:tKRWmRrK

>>22>>23
日本書紀にも出てくるから
推古天皇時代には日本に有ったと思われる。


24: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 05:54:08.30 ID:NBDwSVDB

ナノレベルで粉砕、ってことは、実質消えてなくなる、ってことかい?


27: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 06:43:14.69 ID:1af7EhsA

そういうのって、3本ロールミルを使うんじゃないの?


28: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 06:54:21.78 ID:nlH4vZg5

変な凝集が起こりそう


29: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 07:29:46.68 ID:0XtXN34/

ジェットミルの代替にはならないんだろうなぁ


33: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 08:07:59.51 ID:zAtHmPOv

沈殿しないココアを安く作れるようになるかな


34: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 08:48:01.67 ID:twuw3iYT

文字通りあっと言う間に乾く製図用インクを頼む


36: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 09:21:12.98 ID:JJM6UlMu

ロケット関連の輸出規制の対象になると売りにくいだろうね


38: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 09:56:28.61 ID:RuCSY2ED

コラーゲンをナノレベルに砕いた健康食品が売れそう


39: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 10:04:22.12 ID:j7yTWXQ4

注目すべきは、
石炭と重油を混ぜた物を微粉砕する
という東大の研究の目的だろ

石炭を液化と同等に利用する実験か?


48: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 11:15:51.62 ID:NZGZuFBT

>>39
ソレソレ! その東大の先生が何をしようとしてたのは気になる


51: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 12:56:35.62 ID:MM5z2B2c

>>39
粗悪な亜炭あたりを簡単に発電所で使いたいとかじゃね?


55: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 14:52:11.66 ID:MM5z2B2c

>>53
エンジンには不向きだろうね、確実にスラッジになるから


68: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 19:24:43.23 ID:X89lxuXA

>>55ナノレベルでもカスになって
レシプロエンジンなら隙間に引っかかって故障の原因となり
ガスタービンならタービンブレードがボロボロって事になっちゃうかねえ?

ガスタービンの場合タービンブレードを定期的に取り替えれば!とは思うんだが
それをやったら電気代がとんでもない事になるかw

で、そのタービンブレードを作るのに、またどこまでセラミックでどこまで金属なのか分からん


69: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 20:20:42.37 ID:MM5z2B2c

>>68
ヘタすると微細ダイヤモンドがへばりつきかねない


45: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 10:51:44.50 ID:YDsPLdid

この機械10年以上前からあるよ。
会社にあったけど、粉砕量が少なくてどう使ったらいいかわからなかった。
オンリーワンの技術ではあるんだけどなあ。


46: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 11:04:57.08 ID:5v9of+WH

割れない砥石
セラミックスで十分だろう
熱に強いし
表面処理方法で荒さも調整出来るし
10年?掛かりすぎ


72: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 21:28:08.17 ID:L5TwtO/a

>>46
まずは熱膨張と耐熱性の違いから勉強しなおそうか


56: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 15:00:20.11 ID:a0+AVCE4

チョコレートもカカオ豆の滑らかさが重要っていってたから製菓業界にも影響しそうだな
どのくらい味が変わるかは不明だけど


62: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 17:26:46.03 ID:8Dp81/kE

>>56
明治の板チョコとよその国の高級とされてるチョコ食べ比べればわかる
口当たりが全く異なる


73: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 21:44:34.65 ID:zAtHmPOv

>>62
本当はもっと微細にする事も可能なんだよね
日本の大衆チョコは舌に感じないレベルまでの細かさしか追求しないから、それ以上のミルは使わないけど
逆に海外のメーカーがそれすらしないのって企業努力なさすぎだと思う
絵の具の顔料なんかだと海外にもいい製品あるのにね


61: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 17:06:46.88 ID:ZVASVjp0

軍事転用間違い無し
ナノサイズパウダー処理された火薬とかの需要は高い


65: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 18:26:35.89 ID:NnZwkpul

使用済み燃料の再処理にこれを使えないかな?
熱で溶かしてから分離するのは危険性を伴うだろ。

セシウム分離でやってるように、粉々にして化学物質で吸着分離すればいいんじゃないだろうか?


66: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 18:50:49.02 ID:PCVIHp2M

下請けに甘んじてるではなくて
オンリーワンの技術をもっているのさ


74: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 21:58:47.54 ID:JMzGb+7S

石炭液化技術か
いわゆる合成石油とか、石油代替燃料って呼ばれる奴だな


40: 名無しのひみつ 2013/11/21(木) 10:18:34.58 ID:sR+QuiMO

ナノというけど粒子の大きさは本当はどの程度なの?
新聞が言うナノってミクロンと変わらなかったりするからなぁ.


引用元: 【技術】「ナノ」レベルに物質を粉砕 石臼式超微粒摩砕機 最古の原理を使った最新技術