~~引用ここから~~

1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 07:30:40.03 ID:???.net

模様のある卵がカッコウによる簒奪を防ぐ
視覚認識ソフトウェアは巣の中の侵入者を見分ける仮親の鳥の戦略を明らかにした。
Katia Moskvitch, 23 June 2014

ヨーロッパヨシキリ(Acrocephalus scirpaceus)がうっかり育てているカッコウ(Cuculuscanorus)の12日齢の雛。
http://www.nature.com/polopoly_fs/7.18068.1403542371!/image/1.15443.jpg_gen/derivatives/fullsize/1.15443.jpg

カッコウは他の鳥類の巣に卵を産むことで悪名高い。しかし仮親の鳥も卵に見て分かるシグネチャを進化させ、侵入者を見分けやすくしてカッコウの寄生行動に対して応戦している。研究者たちはパターン認識ソフトウェアを使って、仮親の鳥がこれらのシグネチャを作るのに採用しているさまざまな戦略を調査するとともに、鳥類がどのように視覚情報を処理しているかについても理解を深めた。

カッコウ(Cuculus canorus)は仮親の卵の外見を擬態した卵を作ることができ、それによって侵入卵は巣の中で検知されないですむ。カッコウは通常、仮親自身の雛より早く孵り、仮親の卵や雛を蹴り出す。仮親はうっかり侵入者を育てるのを避けるために、カッコウの卵を見分けてそれが孵る前に除去しなくてはならない。

「銀行がドル札に特別な透かしを加えるように、仮親の鳥は独自の防衛策を取れることが分かった」とハーヴァード大学(マサチューセッツ州ケンブリッジ)の進化生物学者、マリー・カスウェル・ストッダード(Mary Caswell Stoddard)は話した。彼女は先週ネイチャー・コミュニケーションズ誌に発表された研究の筆頭著者だ。

ストッダードと彼女の共同研究者たちは、自然史博物館(ロンドン)のコレクションにある689個の仮親種の卵を、鳥類が見られるのと同じ波長を検知できるカメラを使って撮影した。
チームは画像分析を使って各写真を変換し、鳥類が実際に見えるものを表す画像にした(下の写真)。卵はアトリ(Fringilla montifringilla)からオオヨシキリ(Acrocephalusarundinaceus)まで、カッコウに標的にされることが知られている8種の鳥類のものだ。

カッコウに托卵される8種の卵の模様づけ様式。
http://www.nature.com/polopoly_fs/7.18075.1403544921!/image/ncomms5117-f1.jpg_gen/derivatives/fullsize/ncomms5117-f1.jpg

鳥類が卵の模様をどのように見て処理するかを調べるために、研究者たちはネイチャーパターンマッチという名前のアルゴリズムを作った。それは鳥類が視覚情報を処理するのと同じだと考えられている方法で卵殻模様を分析するものだ。

それぞれの種について、チームはこのソフトウェアを使って同じ巣の中の卵と別のメスが産んだ卵を比較した。仮親の種の卵のほとんどが特色あるシグネチャパターンを持ち、パターンはカッコウにもっとも狙われている種ほど洗練されていることが分かった。
これらの仮親にとって、良いシグネチャは巣の卵の中からカッコウの卵を見分け、それを排除するのに役立っていると考えられる、と共著者でケンブリッジ大学(英国)の進化生物学者の、レベッカ・キルナー(Rebecca Kilner)は話した。

>>2以降につづく

ソース:Nature News(23 June 2014)
Patterned eggs fend off cuckoo usurpers
http://www.nature.com/news/patterned-eggs-fend-off-cuckoo-usurpers-1.15443

原論文:Nature Communications
Mary Caswell Stoddard, Rebecca M. Kilner & Christopher Town. Pattern recognition
algorithm reveals how birds evolve individual egg pattern signatures.
http://www.nature.com/ncomms/2014/140618/ncomms5117/full/ncomms5117.html

プレスリリース:University of Cambridge(18 Jun 2014)
Birds evolve ‘signature’ patterns to distinguish cuckoo eggs from their own
http://www.cam.ac.uk/research/news/birds-evolve-signature-patterns-to-distinguish-cuckoo-eggs-from-their-own


引用元: 【進化生物学】カッコウの托卵に対抗する仮親の卵殻模様戦略


2: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 07:30:52.65 ID:???.net

>>1からのつづき

科学者たちは仮親の種が異なると、カッコウの侵入と戦う戦略が異なることも発見した。
たとえば、セアカモズ(Lanius collurio)は卵同士を比べてもそっくりな卵殻模様を進化させているが、オオヨシキリの卵の模様はメスごとに劇的に違う。他の仮親種は空間的複雑さの程度が高い卵殻模様を進化させている。たとえば、アトリの産む卵には不規則に分布するまばらな斑紋がある――とても良いシグネチャとなる特徴だ、とキルナーは話した。

この研究結果は、理論に反して、仮親種は模様を認識するのに一度に3つの戦略全てを使う必要がないことを示す。3つの戦略は、複雑なパターン、同一性のあるパターン、そして際立ったパターンだ。それぞれのアプローチは一つ一つが仮親種の卵を認識しやすくし、仮親の鳥がカッコウの卵を排除できるようにする。

マッセー大学(ニュージーランド、ノースショア)の生態学者、ジェイムズ・デイル(James Dale)はこのソフトウェアが「托卵の状況だけでなく、一般的な視覚認識行動の理解に有望な方法を示した」と話した(彼はこの研究に関与していない)。

だが、ニューヨーク市立大学のデイヴィド・ラーティ(David Lahti)はコンピュータプログラムが動物の脳の認知プロセスをどれだけ真似できているか、研究者には分からないと注意した。「しかし我々はどこかから出発する必要がある」と彼はつけ加えた。
「私のような研究者は間違いなくすぐにフィールドに走り出て、この新しい仮説を自身のシステムでテストするだろう」

おわり
~~引用ここまで~~



37: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 09:34:40.28 ID:luAKYyRv.net

>>2にあるように託卵される側も対抗戦略を持っている。
カッコウの託卵の成功率は高くない。
カッコウの個体群によって細部の行動が違う。
成功率の高いカッコウのグループが生き残り、カッコウ排除率の高い対抗戦略を持った
グループが生き残るので、どんどん洗練されていっているように見える。

典型的な適者生存。
そこに鳥自身の意思や気付きはない。


38: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 16:11:57.28 ID:RLWHUpIW.net

>>37
> カッコウの託卵の成功率は高くない。

だったらなんでカッコウが托卵をする方向に進化したのか適者生存で説明がつかん。


41: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 19:46:21.14 ID:nJfLilsw.net

>>38
>だったらなんでカッコウが托卵をする方向に進化したのか適者生存で説明がつかん。
馬鹿?
いや、無知か。
常識知らずが偉そうな面すんな。
最低限ググってから書き込め。
無知は自慢にならんぞ。
http://www.ecoris.co.jp/technical/tec_etec/etec020.html


42: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 21:35:35.14 ID:RLWHUpIW.net

そのURLの文のどこに>>41への反論らしきものがあるというのか説明してくれないか?
そのページには>>41への答えになるような説明は何もないが。

もしかして、托卵するのは地球上に生息する鳥種の中の1%というのがそれか?
そうだとしたら君の勘違いだ。

いいかい、それぞれの進化というのはそもそもたった一種の内で起こる出来事だ。
鳥全体の種の中でたった1%の種がとか、そういう問題じゃない。

カッコウの祖先はそう進化する前はまだ托卵をしていなかったとするだろう?
そして、その祖先のうちでたまたま托卵をするように突然変異した個体が誕生したとする。

適者生存の考え方によると、
托卵をしないカッコウの祖先よりも托卵をするカッコの祖先のほうが子孫を残す競争で
より高い成功率をもっていたから、たった一個の個体の遺伝子に起こった突然変異が
托卵しないカッコウの祖先を駆逐してカッコウの種全体に広まった結果という話になる。

托卵という手段で子孫を残す方法が成功率の乏しいものだったとするのならば、
なぜその遺伝子が托卵しないカッコウの祖先の遺伝子を上回って種全体に広まることになったのか?
それを説明しなければ、その種の、つまりカッコウという種の進化を説明したことにならない。


42: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 21:35:35.14 ID:RLWHUpIW.net

そのURLの文のどこに>>38への反論らしきものがあるというのか説明してくれないか?
そのページには>>38への答えになるような説明は何もないが。

もしかして、托卵するのは地球上に生息する鳥種の中の1%というのがそれか?
そうだとしたら君の勘違いだ。

いいかい、それぞれの進化というのはそもそもたった一種の内で起こる出来事だ。
鳥全体の種の中でたった1%の種がとか、そういう問題じゃない。

カッコウの祖先はそう進化する前はまだ托卵をしていなかったとするだろう?
そして、その祖先のうちでたまたま托卵をするように突然変異した個体が誕生したとする。

適者生存の考え方によると、
托卵をしないカッコウの祖先よりも托卵をするカッコの祖先のほうが子孫を残す競争で
より高い成功率をもっていたから、たった一個の個体の遺伝子に起こった突然変異が
托卵しないカッコウの祖先を駆逐してカッコウの種全体に広まった結果という話になる。

托卵という手段で子孫を残す方法が成功率の乏しいものだったとするのならば、
なぜその遺伝子が托卵しないカッコウの祖先の遺伝子を上回って種全体に広まることになったのか?
それを説明しなければ、その種の、つまりカッコウという種の進化を説明したことにならない。


4: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 07:33:52.65 ID:BsS1uIhj.net

俺の子だろうか…


5: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 07:46:12.82 ID:rnJJntvA.net

苦労して育てた子供が自分と全然似てない時の絶望感といったら


7: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 08:32:50.49 ID:NlY5/QBY.net

調べてやっぱり、だった時よりましだろ


8: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 08:34:59.98 ID:6443Jjn3.net

世の父親にとっては身につまされる話だな


9: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 08:40:29.00 ID:RvRuTp5C.net

ち、コイツうまいこと潜り込んだか!
くらいで済めばいいが、自分の子はコイツによって全部巣から落とされて◯されるんだよね?
まさに悪魔の所業だね。
 

 


10: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 08:51:19.61 ID:/TKIKQXo.net

シグネチャ=a signature(サイン署名などの意味)のことかw
>>9
「弱肉強食の世界での生存戦略」だとしても感じ悪いよなあ 


11: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 09:03:58.23 ID:m5Tr3FCB.net

海外のカッコウ科の鳥には、仮親の子を蹴り落とさないで共存するものもいる


29: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 14:09:06.13 ID:glae9tTs.net

>>11
寄生対象がカラスとかじゃな。
カッコウでも托卵先の雛が遥か先に孵化して、でかくなり過ぎたもんだから、
結局重すぎて落とせないから共生って事もあるらしいぞ。


35: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 22:59:24.11 ID:m5Tr3FCB.net

>>29オオオニカッコウ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%AA%E3%AA%E3%AA%E3%8B%E3%AB%E3%83%E3%B3%E3%A6

他の多くのカッコウ類とは違い、オオオニカッコウの幼鳥は宿主の卵や幼鳥を排除したりはしないが、稀に他のカッコウ類の幼鳥と同じように給餌される餌を独占し、生き残る。

オオオニカッコウそのものも60cmオーバーで900gにもなる巨大な鳥だが
托卵するのが現地のカラス類だと、大きさでは一応上回るかな?

でもカラスは頭が良いから、明らかに自分のひなに危害を加える変な雛がいたら排除してしまうだろうな
でもカラスは餌を集める効率が良いから排除しなくても大丈夫、って事かなあ


12: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 09:07:47.16 ID:m5Tr3FCB.net

カッコウ科は体温の恒常性が低く、朝は体温が30℃を下回ったりする
そんな体質ゆえ、抱卵に適していないというのも托卵を進化させた理由の1つとされている

カッコウ科は、例えば日本のカッコウだとイモムシやケムシを良く食べる
毒のある毛虫でも食べるが、この時は嘴で捉えて獲物をたたき付けたりするなどで
毒毛を払い落としてから食べている
それでも毒毛が100%落ちるわけではないが、まあ肝臓の強さで早期に解毒しているらしい
そしてそのための酵素を持っている、つまり古くからそのための進化をして来た、って事になる


13: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 09:07:49.25 ID:FMyxdD0c.net

偽物発見の成功率はどの位なんだろう?


19: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 10:11:26.62 ID:JdFYhU8t.net

寄生虫と宿主の関係なんだから、カッコウ側の「手加減」も重要かも


24: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 12:42:11.39 ID:b7K6MDyS.net

「結婚しろ」
「産めないのか?」
「自分で育てろ!」


26: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 12:52:07.78 ID:w9gJK6aP.net

托卵も良いけど、相手考えろよ

(カッコウ)雛の時点で既に大きく
仮親が健気に餌を一生懸命与えている映像見てると、不憫でならないorz


28: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 13:28:30.01 ID:GbkTqotT.net

カッコウなんて甘いほうで、世の托卵鳥の中には、托卵先を監視して
托卵拒否すると報復行動に出て托卵を受け入れる鳥を選抜する種類もいるからな


36: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 04:27:44.32 ID:ljH9RSVZ.net

>>28
あれってカッコウの一種じゃなかったのか
やっぱり便利矯正ってのは、ああいうふうにして始まるんだろうか


43: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 23:33:09.19 ID:ljH9RSVZ.net

>>36

>へんりきょうせい→片利共生


30: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 14:41:31.48 ID:kg2GP6T0.net

托卵された側の親も自分の子が明らかに変なことに気が付かないのだろうか?
あるいは、気が付いていても、子に罪はないと感じてエサやりを中断しないのだろうか?


31: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 21:46:25.60 ID:DR8E6a8j.net

>>30
親鳥の育児本能って強力らしいよ
なんといっても子孫繁栄の切り札だし
といっても鳥の本能って、生まれたばかりの雛が最初に動いたものを親と見なすことがあるようにかなり単純だからなあ
変だと気づいていても子育てをやめられないんじゃないかな


34: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 22:55:45.51 ID:m5Tr3FCB.net

>>31カッコウの雛が口をぱかっと開けているだけで
赤い口の色に惹かれてついつい餌を放り込んじゃうんだとさ


37: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/25(水) 09:34:40.28 ID:luAKYyRv.net

>>31
>変だと気づいていて
この発想は危険。
動物は動物、擬人化しないように。


33: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 22:19:02.69 ID:DJTDRq5p.net

多くの国でDNA親子鑑定を禁止した理由がこれ


44: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/26(木) 01:18:11.19 ID:tS6MlHXk.net

こんな民族いるよな


27: 名無しのひみつ@\(^o^)/ 2014/06/24(火) 13:15:29.51 ID:G1RtSNzE.net

お前の嫁が産んだ子供はホントウにお前の子供か?