1: 2016/02/26(金) 07:34:33.84 ID:CAP_USER.net
夢の超音速列車ハイパーループ、試作機の段階に | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/022500066/


 大学院生たちのチームがコンピューターの前に集まっている。ここは米国マサチューセッツ州ケンブリッジ、マサチューセッツ工科大学(MIT)エドガートンセンター3階の一室だ。
超音速チューブ輸送システムは、いまここで実現しつつあるのかもしれない。 

 チームはシミュレーションと計算を繰り返し、時速1000キロを超す速さで人を輸送できる浮上ポッド(車両)の設計を進めてきた。
そのコンセプトに基づく模型を手にしているのは、チーフエンジニアのクリス・メリアン氏だ。同氏らの設計案は、世界各国の学生が参加した初のコンペで1位を獲得した。

 MITの学生たちが踏み出す次のステップは、実際にポッドを作ることだ。
予定では3月初めに製作を始め、今年の夏には、磁石を埋め込んだボブスレーのような試作機を「ハイパーループ・ポッド・コンペティション」のグランドフィナーレでテスト走行させる。
コンペの主催者であり、イーロン・マスク氏がCEOを務める企業スペースXは、参加チームに「殻を破ろう」と促している。(参考記事:「ロケットの垂直着陸に成功、ファルコン9で2例目」)

「ハイパーループ」に不安を感じる人には朗報がある。テスト走行には、人は乗らない。

 マスク氏の着想は、当初は絵空事に思われた。ペイパル、テスラ、スペースXの共同創設者である同氏は、火星の植民地化も「できる」と信じる夢想家でもあるからだ。
しかし、彼がこの「輸送における第5のモード」を提案してから2年半の間に、ハイパーループ構想は確実に支持を得てきた。
マスク氏を動かすのは、およそ640キロ離れた「ロサンゼルスとサンフランシスコを30分で結ぶ」という目標だ。(参考記事:「テスラに脚光、エジソンに並ぶ発明家」)

 1月29、30日にテキサスA&M大学で開かれた、コンペを含めたイベント「デザイン・ウィークエンド」で、マスク氏は「ハイパーループが現実になるという実感がわいてきました。
一般の人々も世界も、何か斬新なものを欲しているのは明らかです」と話した。
さらに、「あなた方が取り組んでいる計画は、世の中をあっと驚かせることでしょう」と学生たちを激励した。(参考記事:「夢の超音速列車「ハイパーループ」、成否の鍵は?」)

 現在、少なくとも2社がチューブ輸送を独自の方式で商業化しようと動いている。
そのうちの1社、ハイパーループ・テクノロジーズのCEO、ロブ・ロイド氏は「文字通り、ハイパーループを建設中です」と語る。
同社は、ラスベガス近郊に敷いた長さ3キロ近くのテストトラックで、実物大のポッドを走らせる計画を立てている。
ライト兄弟が初飛行を成功させた地になぞらえて、氏は実験を「キティーホークの瞬間」と呼ぶ。(参考記事:「ライト兄弟の知られざる「飛行問題」」)

「ハイパーループは実現可能なシステムです」と話すのは、MITハイパーループチームのプロジェクトマネージャー、ジョン・メイヨー氏だ。彼自身、初めはこのアイデアに懐疑的だったそうだ。
だが今は、運ぶのが貨物であれ人であれ、いつか何らかの形で実用化されると予想している。
メイヨー氏は、「技術的には答えを出せる」と話す。むしろ本当の課題は、採算が合う額で建設できるか、政府の承認を得られるかだという。

そもそも、なぜハイパーループなのか? 

「数年前、私はロサンゼルスで渋滞に捕まり、予定していた会合に1時間も遅刻してしまいました。そのとき、『まったく、もっといい移動手段があるはずだ』と思ったのです」。
サプライズで登場したデザイン・ウィークエンドの会場でマスク氏はこう話した。

「この会合で、思いついたばかりのアイデアを何の気なしに口に出しました。その後、これはもっと詳しく説明すべきことではないかと感じたのです」。
そこで2013年8月、58ページにわたる白書をスペースXのウェブサイト上に掲載。この構想はさほど話題を呼ぶとは期待していなかったが、反響は予想を大きく超えた。

 マスク氏の提案は無謀と言えた。
乗客を乗せた車両(ポッド)が太陽電池で空中に浮かび、鉄塔に支えられた細長いチューブの中を、音速とほぼ同じ時速約760マイル(1223キロ)で疾走する。
氏はハイパーループを「コンコルド、レールガン、エアホッケーテーブルをかけ合わせたようなもの」と表現し、飛行機、鉄道、船、車に続く「輸送における第5のモード」になり得ると語った。
(参考記事:「デトロイト自動車ショー、5つのエネルギー革新」)

 カリフォルニアでは、最高時速220マイル(354キロ)、2時間半でロサンゼルスとサンフランシスコを結ぶ高速鉄道が提案されているが、マスク氏は「遅すぎる」と一蹴。
代案のハイパーループなら、同区間を30分で移動できる。氏の見積もりでは、建設費用は60億~100億ドル。600億ドル超を要する高速鉄道よりもはるかに安い。

「ある都市に住み、職場は別の都市。それが可能になれば、人々の自由がもっと広がります」と、マスク氏は学生に展望を語った。

 賛同者も現れた。1年経つか経たないかのうちに、少なくとも2社がマスク氏の構想を実現しようと動き出した。

「都市の定義が変わります」とロイド氏は言う。
シスコシステムズ社の元取締役で、現在はハイパーループ・テクノロジーズを率いるロイド氏は、音速のチューブ輸送で通勤時間は大幅に減ると付け加えた。
カリフォルニア州で設立されたばかりの同社だが、名のある人材を次々と巻き込んでいる。
スペースX出身のエンジニアであるブローガン・バンブローガン氏、2012年のオバマ大統領再選キャンペーンで選挙対策本部長を務めたジム・メッシーナ氏、
ペイパルでマスク氏の下で働いていたデイビッド・サックス氏、有償ライドシェア企業「ウーバー」への投資家であり、マスク氏にハイパーループ構想の発表を促したシャービン・ピシュバー氏ら、
いずれもビッグネームだ。(参考記事:「自動運転タクシーで温室効果ガス94%減、米研究」)

続きはソースで

images



引用元: 【技術】夢の超音速列車ハイパーループ、試作機の段階に デザインコンテストで米MITが優勝、この夏にいよいよ機体のコンペを開催

5: 2016/02/26(金) 07:51:16.52 ID:WcpIp0hJ.net
>>1
まあ、実現されれば、高速鉄道の行き着く先が完成することになり素晴らしいが、

一つの問題は、完成されたアトの路線の保守が非常に難しいことだよな。
「自然は真空を嫌う」ので、チューブの中を大規模に真空にするこのアイデアは、自然による猛烈な抵抗を受ける。

すなわち、繰り返し使用することでチューブ本体にヒビや亀裂が入ったり、いろいろなダメージを受けやすいのである。
おそらく、この鉄道が完成した初期は、絶えず事故に見舞われるだろう。

そのためにチューブ鉄道は放棄されるか、
もし踏ん張るとしても、おそらく百年近く続くであろう改良の時期を乗り切れる精神があるかどうかだな。

14: 2016/02/26(金) 08:54:29.85 ID:fgFHCbnr.net
>>5
やっぱり保守が難しいよね

9: 2016/02/26(金) 08:38:50.47 ID:xrhmvW9m.net
話題の割には長過ぎる

10: 2016/02/26(金) 08:41:46.97 ID:WnCYgV/m.net
夢のある話だけど
テストトラックさえ稼働してないのに、こんだけ大口叩いてるってのは
それほど投資家も集まってなく、有望視もされてない技術なんだろうな

11: 2016/02/26(金) 08:44:28.24 ID:tKsN+SNM.net
1Kmいくらですか?

12: 2016/02/26(金) 08:49:19.43 ID:IIKlyaDo.net
本気でメンテナンスする気なのかな?w

13: 2016/02/26(金) 08:54:07.08 ID:HX9KMwYg.net
>イーロン・マスク氏

こいつ大実業家か、詐欺師(夢想家)か、未だ評価が定まってないだろ?
テスラ限定で言えば、詐欺師全開だ

53: 2016/02/26(金) 14:10:51.33 ID:FrRWk1xl.net
>>13
儲かってはいるし、まだ実業家でいいんじゃないの?
個人的には全然信用していないけど

55: 2016/02/26(金) 14:28:52.99 ID:S0DWwDP0.net
>>53
テスラは一回も黒字になったことがないんですが

59: 2016/02/26(金) 17:11:14.85 ID:FrRWk1xl.net
>>55
すまん、このマスク氏自身が儲かってるという意味だった

15: 2016/02/26(金) 08:57:35.78 ID:yEqpnn3e.net
> 「数年前、私はロサンゼルスで渋滞に捕まり、予定していた会合に1時間も遅刻してしまいました。そのとき、『まったく、もっといい移動手段があるはずだ』と思ったのです」。

遅刻しないためには高速移動ではなく、所要時間にばらつきが無くて予測通りに動くことが大切です

18: 2016/02/26(金) 09:50:12.19 ID:uqxdJDB8.net
前と後で気圧変えるだけでいいやん

19: 2016/02/26(金) 09:50:26.90 ID:c2OH3HdX.net
直径4メートル、長さ数百キロメートルの超低気圧チューブを数年~数十年単位で、
気圧漏れの故障無しで維持出来るものなのかな、走行中に気圧漏れで1気圧の所に
1000キロで突っ込んだら車体が分解するほどの衝撃が出るけど、長い路線での一般運用は
ちょっと現実的じゃないと思う

23: 2016/02/26(金) 10:28:25.60 ID:VWeJIwun.net
>>19
テロでチューブ爆破とか別にすれば
そんな急激に1気圧になる訳が無いやろ
それに、それほど高真空が必要なわけや無い。

41: 2016/02/26(金) 12:15:57.55 ID:c2OH3HdX.net
>>23
圧力系部品の故障って言ったらパーツの継ぎ目のパッキングとかガスケットとかだね
ここの部分は疲労だけじゃなく自然劣化もするから定期メンテや交換しないといけないし、
ミクロサイズのクラックでも短時間で破裂するようにクラック広がるからね

21: 2016/02/26(金) 10:04:44.76 ID:Ti8/0uXc.net
飛行機など作っても万一金属疲労を起こしたら空中分解して乗客全員完全死亡 この列車の場合はただ止まるだけの場合さえ多いだろうのに比して

世界中の何万機を毎日毎度厳密チェックする費用と時間は膨大苛烈で採算取れそうもなく、
それでも絶対120%ではないのだからまともな人間は乗らない 
旅客機社会が実現することはない 少なくともまともな自分は空を何百キロで飛ぶ鉄の塊など怖くて絶対乗れたものじゃない

24: 2016/02/26(金) 11:06:33.78 ID:d9rZBw4A.net
>>21
そこじゃない。根本がズレてる。
飛行機が航行する「空」というプラットフォームは大局的に見れば不変で絶対安定だが、
この列車が走行する「真空チューブ」というプラットフォームは恐ろしく脆い。

同じ気圧差の問題として「宇宙」や「深海」に敷設する事を考えれば解り易いだろうが、
このプラットフォームは「空」より余程難しい。
その環境維持コストは機体個別のメンテナンスなんぞとは比較にもならん。

22: 2016/02/26(金) 10:21:17.72 ID:skvdwfUu.net
チューブ内に閉じ込める方式は、やはり有効だったか
他の分野にも応用できるぞ
がんばれニッポンも

25: 2016/02/26(金) 11:10:13.66 ID:kYNlUGcb.net
こういう革新的な構想は楽しいんだけど
問題は採算だよな

26: 2016/02/26(金) 11:17:15.00 ID:OLoi1iI/.net
こんなのできたら
リニアの価値なし

28: 2016/02/26(金) 11:19:57.45 ID:/JWuFb/A.net
途中で止まったらどうやって脱出するんだろうか

36: 2016/02/26(金) 12:00:11.58 ID:ori5HtFn.net
これってどうやってブレーキかけるの?

39: 2016/02/26(金) 12:11:13.80 ID:7N+x1oN5.net
>>36
プリウスの回生ブレーキと同じ考えやろ。磁力を使う。

37: 2016/02/26(金) 12:03:50.22 ID:pipnc8GO.net
車両火災とか車両側の気密構造が壊れたときに一瞬で
乗員全員死亡コースだな。

外に出られないからな。

38: 2016/02/26(金) 12:09:44.30 ID:7N+x1oN5.net
日本のリニアモーターカーも時速1000kmぐらいは安全に実現できると思うけど、多分エネルギー消費量が航空機を超えちゃう。
やっぱり肝は空気抵抗やね。

52: 2016/02/26(金) 13:58:42.90 ID:cdbB+szA.net
>>38
なぜマグレブが真空化出来ないと思った?
マグレブが真空化したらハイパーループより速度出せる

142: 2016/02/27(土) 17:26:50.93 ID:R5hMuVmZ.net
真空にするのに金かかり過ぎるだろ
今の素材技術じゃ無理