1: 2017/07/07(金) 17:53:19.81 ID:CAP_USER
世に多くある「境界」の中でも、人にとって最も冒しがたく明確な境界というのは、「生」と「死」の境界であろう。「生きている」ことと「死んでいる」こと、あるいは「生物」と「無生物」。その間には相互の往来が不能な絶対的な境界があると、思われがちである。しかし、結論から言えば「生物」と「無生物」の境界は、一般に思われているよりはるかに曖昧なものだ。その曖昧さを生み出している存在の一つが、本稿の主役、ウイルスである。

昨年『ウイルスは生きている』(講談社現代新書)というタイトルの本を上梓させて頂いたが、このタイトルに対する反応には、正反対の二つのものがあった。一つは「ウイルスが生きてるって、当たり前じゃないの?」というものであり、もう一つは「こりゃまた、ずいぶんと挑戦的なタイトルですね」というものである。典型的には、前者は一般の読者から、後者は生物学に知識がある人からの反応である。

「ウイルスが生きている」のは、当たり前という感覚は、やはりウイルスが私たちに病気をもたらす存在であるからだろう。ウイルスは、インフルエンザやエイズに代表されるような様々な感染症を引き起こす存在であり、コレラ菌とかペスト菌とかと同じような微生物の一種と思われがちである。

続きはソースで

http://synodos.jp/wp/wp-content/uploads/2017/07/nakayashiki01.jpg

図1.各種ウイルスの基本構造
ウイルスのゲノム核酸を包むキャプシドは、構成要素であるキャプソメアタンパク質が多数集まって構成されている。


2017.07.05 Wed
http://synodos.jp/science/20043
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引用元: 【分子生物学】生物と非生物の境界、ウイルスとは何か [無断転載禁止]©2ch.net

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2: 2017/07/07(金) 17:53:32.07 ID:CAP_USER
また、ウイルスは自分の部屋を持っていない。だから一人ではエネルギーの生産も代謝もできず、どこかに居候させてもらえないと生きていけない。まるで「家なき子」のような存在である。このようなウイルスは、普通に考えると、教科書が教えるように、一人前の生物だとは思えない。「ウイルスは非生物」という生物学の常識は、このように確かに根拠のあるものである。

しかし21世紀になり、その生物学の常識が大きく揺らぎ始めている。その揺らぎは、異なった二つの方向からの発見が震源となった。一つは、他人の部屋に「犬小屋」のような部屋を持ち込んでいる生物が見つかったことである。これらは主に昆虫で発見された共生細菌のグループだ。生物が「部屋」を単位にしているという原則は良いとしても、部屋と呼ぶからには、ベットがあったり、空調機があったり、ワンルームマンションのように台所があったりと、普通に生活できる設備を整えていて然るべきだが、これらの共生細菌は他人の部屋の中に、小さな自分の部屋を持ち込み「母屋に台所があるなら、うちのは要らないよね」とばかりにどんどん自分の家財道具を処分して、現在では犬小屋のような部屋に住んでいる。

例えばカルソネラ・ルディアイというキジラミ(注2)の細胞内に共生している細菌では、独立して生きていた時には4,000個程度の遺伝子を持っていたと考えられているが、現在ではわずか182個の遺伝子しか持っていない。基本的な環境は母屋の方で整えてくれるので、自分の小屋には冷暖房も要らないし、食事も母屋から出してもらえるので台所も要らない。着る服まで借りるといった有様である(注3)。そんな彼らは、当然もう母屋から出て自力で外で生きていくことは出来ない。完全無欠の引きこもり、ニート状態である。では、そんな「ニート」と「家なき子」と、一体何が違うのか?お互い遺伝子は持っているが、母屋に頼りきりで居候しているのは一緒ではないか?犬小屋持ってることが、そんなに偉いのか?という疑問が出てくるのは当然である。

(注2)「キジラミ」
アブラムシ(アリマキ)に近縁の半翅目キジラミ科昆虫の総称。体長1~4mmほどの微小昆虫であり、幼虫は植物から吸汁して成長する。

(注3)カルソネラは、生命活動に必須と思われる非常に多くの代謝系の遺伝子セットの一部、または全部を失っている。代表的なものだけでも、遺伝子の複製、転写、翻訳などに関与する遺伝子、また細胞膜の合成酵素やエネルギー生産に必要なTCA回路の遺伝子等、多岐にわたるものが挙げられる。これらはすべて宿主の遺伝子あるいは代謝系を借りることで生存していると考えられている。

そしてもう一つ、その境界を揺るがす激震だったのが、巨大ウイルスの発見である。「ウイルスは遺伝子が細胞から飛び出したような存在」と上述したが、それはそれまで知られていたウイルスの大多数が、生物と比べると非常に単純な姿・形をしており、遺伝子も数個から十個程度で構成されていたからである。

しかし、2003年に報告されたミミウイルスを筆頭とする巨大ウイルス達では、保有遺伝子の数がなんと4桁の大台を突破し、最大2,500個ほどに達した(図2)。先ほど述べたカルソネラの遺伝子数が182個であるから、完全に「生物」と「非生物」の立場が逆転しているように見える。部屋はなくとも、御車にでも乗ってるような豪華さである。「なんで、犬小屋のお前が生物やねん」という巨大ウイルスの嘆きも分かって頂けると思う。

図2.サイエンスの表紙を飾ったパンドラウイルス(巨大ウイルス)の発見
SCIENCE 2013年7月19日号表紙

5: 2017/07/07(金) 18:23:15.71 ID:HjNCdBIA
そういう定義づけでウィルスが生物であるとしたら、ミトコンドリアとかは
どういう位置づけになるんだろう。

35: 2017/07/07(金) 20:42:07.17 ID:Kx4MbTLh
>>5
細菌
種類も判明してる

37: 2017/07/07(金) 20:48:44.82 ID:rSZmYh73
>>5
ミトコンドリアは自分の遺伝子も細胞膜も持っている。まごうことなき生物

39: 2017/07/07(金) 21:14:03.51 ID:PjVGxqLh
>>5
 
>「ミトコンドリアが自分自身を複製して増えるための遺伝情報の一部が乗っています。」
 
ウイルスと違って自己複製して増えるということは
やはり生物だね
 
>「ヒトを含め大部分の動物でミトコンドリアDNAは母系遺伝をすることが確認されました。」
>「従って我々の体内にあるすべてのミトコンドリアは、体細胞のDNAと違い、すべて母親から受け継いだものなのです。」
(以上 『ミトコンドリアの謎』 河野重行 著 講談社現代新書 より抜粋)
 

6: 2017/07/07(金) 18:42:32.25 ID:Fc7vYwNn
ホルモンみたいなもんじゃないの?

8: 2017/07/07(金) 18:43:49.14 ID:PjVGxqLh
だけどそもそものウイルスの「起源」というものがまだ分かっていない
まあ化石なんかに残らないからどうにもならんのだが
もし仮説としてだが
細胞が作り出したものだだとしたら
シンプルな目的を持っていて「細胞の一部」が作ったものということになる
まあ「細胞の飛び道具」と考えると辻褄があるかな
 

10: 2017/07/07(金) 18:48:17.37 ID:EEGI/Lhm
はぁ?
遺伝子ある時点で生物だろが
生物は極限まで簡素化するとウィルス程度までスリムになるということ
生物の起源だって最初から複雑なものじゃなくすごく単純なものから複雑になっていったんでしょ
ウィルスが生物の起源じゃないかとすら思ってるわ

12: 2017/07/07(金) 18:58:36.23 ID:pZmWhcbr
>>10に同意 生命ってのは所詮DNAという分子そのものだからな

15: 2017/07/07(金) 19:12:35.11 ID:HOiBAjSa
>>10
生命体ではあるが、「生物」の「定義」には合わないって言ってるんだよ

27: 2017/07/07(金) 19:40:32.20 ID:EEGI/Lhm
>>15
生物の必要最低限必要なものを突き詰めればウィルスになるということ

49: 2017/07/08(土) 02:40:00.38 ID:8ni1CzD9
>>27
だからー、標準的には「細胞膜を持っていること」が、「生物の定義」に含まれるのよ
ちなみに、ウイルスがなんらかの生命体であることを否定する学者は、ほとんどいないよ

13: 2017/07/07(金) 19:07:15.66 ID:z7O39o0G
単に遺伝子に作用するだけの触媒物質じゃないかよ。生物じゃねーしさ

14: 2017/07/07(金) 19:07:20.00 ID:chfyMjh7
人だって、人工呼吸器つけても、 
ペースメーカー付けて補助を受けていても
生きてる扱いになるんだから・・・

母屋から借り受けてるとしても 生物でいいんじゃないかな?

18: 2017/07/07(金) 19:20:14.88 ID:pZmWhcbr
ドーキンス以降、生命の定義は変わったんだよ
生命とは増殖する分子
細胞なんてビークルの一形態に過ぎない

20: 2017/07/07(金) 19:24:12.28 ID:kXvR4k3Q
自己複製じゃないからな
結晶に近いと言われている

22: 2017/07/07(金) 19:32:22.75 ID:Nd1S2lz+
>>20
なるほどわかりやすい

21: 2017/07/07(金) 19:25:06.00 ID:dsfb4Zc+
ウイルスの子孫を残すための機能や構成を見ると感動する
無神論者でも創造主っているのかな?と思ってしまう

28: 2017/07/07(金) 20:00:53.88 ID:kFalD+le
細胞のように分裂して増えるんじゃなくて宿主に部品を作らせて合体!するさまはかなり異質と言わざるを得ない

30: 2017/07/07(金) 20:04:37.77 ID:+ArX+jvi
RNAウィルスが生命の源だろうな
ウィルスに膜ができて原核生物が生まれた

34: 2017/07/07(金) 20:35:52.86 ID:9sBtTFoJ
そんなこと言えば、草と木だって明確に分けられない

定義の仕方によって様々に分類しうる

36: 2017/07/07(金) 20:45:11.73 ID:JXO3u05B
エントロピーに逆らってりゃ生物なんじゃねーの?

57: 2017/07/08(土) 09:19:06.64 ID:ThGxh7xj
>>36
だからウイルスは生物じゃないんだよ

71: 2017/07/08(土) 12:34:46.34 ID:Md0HYqeJ
>>36
ダークエネルギー(?)はエントロピーに逆らってるぞ

38: 2017/07/07(金) 21:10:21.69 ID:DV4GiGzA
エボラみたいなヤバイウイルス出てきたらどうすんだよ
対策はあるのか

40: 2017/07/07(金) 21:14:07.59 ID:R23SUtN8
でもウィルスは氷漬けで宇宙から飛んできたんだとさ

42: 2017/07/07(金) 22:14:41.52 ID:9c9QmESK
SFによくある進化の果てに肉体を捨てた精神生命体、ってのは?

44: 2017/07/07(金) 22:29:55.43 ID:qGSEoqON
「生きていけない」って生物じゃん

45: 2017/07/07(金) 22:35:07.87 ID:gVvlSg3e
>>1
「生物と無生物のあいだ」の丸パクリじゃんw

46: 2017/07/07(金) 23:33:50.73 ID:mVIXOhsN
コンピューターブログラムは生命か

47: 2017/07/07(金) 23:42:08.38 ID:kXvR4k3Q
準生命くらいかな