1: 2018/03/09(金) 09:24:40.77 ID:CAP_USER
モウセンゴケが生きた昆虫を捕らえている場面に遭遇するのは、さほど珍しいことではない。
食虫植物がやせた土壌から得られる少ない養分を補うために、昆虫から養分を摂取することもよく知られている。
ただしそうした光景の裏側には、食虫植物の狡猾な策略があるのかもしれない。
科学誌「Ecological Research」に九州大学の田川一希氏らが発表した論文によると、日本の湿地に生息する2種のモウセンゴケは、近くに生える植物の花に引き寄せられてきた昆虫を盗み取っているのだという。
これは、これまで動物でしか確認されていない「盗み寄生(労働寄生)」の例だと考えられる。
「盗み寄生」の状態にある生物は、他の種から食物を手に入れる一方で、相手には何も返さない。
たとえばグンカンドリは、アカアシカツオドリから餌を横取りする習性がある。
「わかっている限り、こうした現象は過去には確認されていません」と田川氏は言う。
■花粉を運んでもらうよりは餌に
田川氏らは、シロバナナガバノイシモチソウ(Drosera makinoi)とナガバノイシモチソウ(Drosera toyoakensis)という2種のモウセンゴケが獲物を引き寄せる様子を調べた。
モウセンゴケ自体の花と、近くに生えた植物の花の誘引機能に着目し、一方または両方の花を取り除いた状態で捕らえられた昆虫の数を比較した。
驚いたことに、捕らえられた昆虫の数は、近くにある食虫でない植物に花がついているかどうかによって変動した。
これは奇妙なことだ。なぜなら近くにある植物にとっては、モウセンゴケと関係を持っても何の利益にならず、ひいては自分の花粉媒介者になる昆虫を食虫植物の獲物にするために、わざわざ花を咲かせているようなものだからだ。
授粉を昆虫にたよっている食虫植物もいる。
そうした食虫植物にとっては、昆虫を生かしておくことにも意味がある。
実際のところ、多くの種が一部の花粉を運ぶ昆虫を生かしておくよう進化しており、たとえば花を咲かせ終えてから罠が機能し始めるものもいる。
だが、今回の研究の対象となったモウセンゴケの場合は、自らの花粉で種子を作ることができる。
続きはソースで
画像:ナガバノイシモチソウの捕虫葉に捕獲されたハエの1種。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/22.jpg
画像:ナガバノイシモチソウ(Drosera toyoakensis)の花を訪れたヒメヒラタアブ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/25.jpg
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/
食虫植物がやせた土壌から得られる少ない養分を補うために、昆虫から養分を摂取することもよく知られている。
ただしそうした光景の裏側には、食虫植物の狡猾な策略があるのかもしれない。
科学誌「Ecological Research」に九州大学の田川一希氏らが発表した論文によると、日本の湿地に生息する2種のモウセンゴケは、近くに生える植物の花に引き寄せられてきた昆虫を盗み取っているのだという。
これは、これまで動物でしか確認されていない「盗み寄生(労働寄生)」の例だと考えられる。
「盗み寄生」の状態にある生物は、他の種から食物を手に入れる一方で、相手には何も返さない。
たとえばグンカンドリは、アカアシカツオドリから餌を横取りする習性がある。
「わかっている限り、こうした現象は過去には確認されていません」と田川氏は言う。
■花粉を運んでもらうよりは餌に
田川氏らは、シロバナナガバノイシモチソウ(Drosera makinoi)とナガバノイシモチソウ(Drosera toyoakensis)という2種のモウセンゴケが獲物を引き寄せる様子を調べた。
モウセンゴケ自体の花と、近くに生えた植物の花の誘引機能に着目し、一方または両方の花を取り除いた状態で捕らえられた昆虫の数を比較した。
驚いたことに、捕らえられた昆虫の数は、近くにある食虫でない植物に花がついているかどうかによって変動した。
これは奇妙なことだ。なぜなら近くにある植物にとっては、モウセンゴケと関係を持っても何の利益にならず、ひいては自分の花粉媒介者になる昆虫を食虫植物の獲物にするために、わざわざ花を咲かせているようなものだからだ。
授粉を昆虫にたよっている食虫植物もいる。
そうした食虫植物にとっては、昆虫を生かしておくことにも意味がある。
実際のところ、多くの種が一部の花粉を運ぶ昆虫を生かしておくよう進化しており、たとえば花を咲かせ終えてから罠が機能し始めるものもいる。
だが、今回の研究の対象となったモウセンゴケの場合は、自らの花粉で種子を作ることができる。
続きはソースで
画像:ナガバノイシモチソウの捕虫葉に捕獲されたハエの1種。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/22.jpg
画像:ナガバノイシモチソウ(Drosera toyoakensis)の花を訪れたヒメヒラタアブ。
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/25.jpg
ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/030800107/
引用元: ・【植物/生態】食虫植物が近くの植物から虫を盗むと判明、九大[03/09]
2: 2018/03/09(金) 09:30:25.10 ID:55O0FDNr
近くの国からイチゴを盗む寄生虫なら知ってる
5: 2018/03/09(金) 09:43:32.73 ID:jObvA+8q
>>2
オランダイチゴをパクった寄生虫もいるよな
オランダイチゴをパクった寄生虫もいるよな
3: 2018/03/09(金) 09:38:22.44 ID:alsM7mJr
食虫植物の起源は・・・
7: 2018/03/09(金) 10:15:05.79 ID:z3LLHdfN
これだけではどこが驚くべきことなのか全くわからん。
周りに花が多ければ虫も多い。
虫が多ければ食虫植物に捕まる数も多い。
当然じゃん。
周りに花が多ければ虫も多い。
虫が多ければ食虫植物に捕まる数も多い。
当然じゃん。
9: 2018/03/09(金) 10:37:55.13 ID:/eirNhUw
>>1
俺は納税者として言いたいんだが
スパコン、宇宙開発、戦闘機に集中投資してほしい
俺は納税者として言いたいんだが
スパコン、宇宙開発、戦闘機に集中投資してほしい
19: 2018/03/09(金) 14:18:29.98 ID:rv50vbO5
>>9
ナマポに全力投球します
ナマポに全力投球します
10: 2018/03/09(金) 10:54:03.98 ID:WDu4Lt/r
植物には動物とは違った形の知性があり感情もある
菜食主義は植物がかわいそうだ
菜食主義は植物がかわいそうだ
20: 2018/03/09(金) 14:24:53.07 ID:2aXtOR1F
搾取の構造が
21: 2018/03/09(金) 16:05:28.29 ID:h1aIJ11P
>ひいては自分の花粉媒介者になる昆虫を食虫植物の獲物にするために、わざわざ花を咲かせているようなものだからだ。
その花に惹かれてきた昆虫が100%食虫植物の餌になるならそうだけど、まずそんなことはないだろ。
蜘蛛とかスズメバチあるいは鳥のように昆虫を餌とする動物すべてに言える。
その花に惹かれてきた昆虫が100%食虫植物の餌になるならそうだけど、まずそんなことはないだろ。
蜘蛛とかスズメバチあるいは鳥のように昆虫を餌とする動物すべてに言える。
22: 2018/03/10(土) 12:25:43.33 ID:T9QbjVMl
>>21
100%主義者はこれだから無能なんだよなあ
100%主義者はこれだから無能なんだよなあ
8: 2018/03/09(金) 10:32:17.26 ID:XTOjj76/
寄生生物は多い。
なぜ彼らは寄生という道を選んだのであろうか。
「自分で餌取るのマンドクセ」ってだけの理由なのであろうか。
なぜ彼らは寄生という道を選んだのであろうか。
「自分で餌取るのマンドクセ」ってだけの理由なのであろうか。
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