1: 2018/08/30(木) 04:25:12.57 ID:CAP_USER
 米魚類野生生物局の生物学者マイク・モロウ氏が、初めて野生のアトウォーター・プレーリー・チキン(ソウゲンライチョウの仲間)を見たのは、1983年のある夜のことだった。氏は当時、米テキサスA&M大学の大学院生で、その日は別の研究者の調査に同行していた。彼らは早朝、太陽が昇る前に現場の草原に到着した。

「暗闇の中に座っていると、突然、鳥たちが飛んでくる羽音が聞こえてきたんです。ほどなく、彼らはウーウーという独特の音を出し始めます。これは『ブーミング』と呼ばれます。声は聞こえても、姿はまだまったく見えません。やがて夜が明けて明るくなってくると、目の前に『ブーミング・グラウンド』の全貌が見えてきます」

「ブーミング・グラウンド」とは、広さ約4000平方メートルほどの範囲に雄のアトウォーター・プレーリー・チキンが集まり、脚で激しく地面を叩いたり、ウーウーという音を出したりして雌にアピールする場所のことだ。(参考記事:「発見! 軽やかに踊る新種の極楽鳥」)

 アトウォーターの羽はくすんだ茶色で、一年の大半はまるで目立たない外観をしているが、繁殖期になると鮮やかな黄色い気のうを膨らませてブーミングを行う。

 夜明け前の草原で、モロウ氏は目の前の光景を夢中になって眺めた。しかし、この出会いからしばらくの後、アトウォーターの数は原因もわからないまま数百羽まで激減し、その後は野生の個体を集めて繁殖が行われるようになった。モロウ氏はこれまでの30年間、小さな保護区で暮らしながら、この鳥が減少している原因を探るための研究を続けてきた。そしてついに、彼はこのミステリーの犯人を突き止めた。

続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/082800221/
images


引用元: 【動物】ほぼ絶滅した鳥が復活へ、ある男の30年の努力[08/28]

2: 2018/08/30(木) 04:41:58.76 ID:ZzjUMn9f
すごい仕事だなぁ

3: 2018/08/30(木) 05:06:58.98 ID:umAdPUXp
1983年にこの鳥と出会い、
1988年から30年掛かったか

雌雄がつがいになるにはオス同士で喧嘩してるのを見て強い方にだけメスが惹かれるとか
レックで争う鳥って多いけど、本当に重要なんだなあ

後はライチョウの類なんてウズラみたいなもんだからどんどん増やせたけど
野外に戻そうとしたら、(こっからはソースネタバレになるので)日本でも外来種で問題になってるあれか!と

そしてもう1つ問題は、飼育で増やし過ぎちゃってて野外にそれだけの個体が存続できる生息地が無い、と
こういうのも難しい話だ

4: 2018/08/30(木) 06:25:35.89 ID:TRzNoPCo
>>1
ヒアリが真の原因だったのか。

14: 2018/08/31(金) 19:33:51.71 ID:vfjHDtQr
>>4
ヒアリハット

8: 2018/08/30(木) 10:21:27.51 ID:CebIGnoP
トキがかなりの数 復活してるって知ってますか?
もう。元が中国産ですけれど

東京の多摩動物公園にもいるんです 16羽 非公開

10: 2018/08/30(木) 16:43:53.78 ID:Qu4FKJJO
日本産のトキだから価値があるのにな

11: 2018/08/30(木) 20:42:16.88 ID:DqsYy6Il
>>10
日本と大陸をある程度往来しながら暮らしていた鳥だから、
日本産であることにあまり意味はない

ツシマヤマネコも、
正確には種ベンガルヤマネコの北東アジア亜種であるアムールヤマネコの、
対馬における個体群

韓国産のアムールヤマネコと、区別するほど(亜種レベル)の遺伝的差異はない

基本的に地域個体群を尊重すべきだけど、
もし絶滅が避けられない事態に追い込まれれば、同亜種の他個体群からの導入はあるべき

ピューマの亜種であるフロリダパンサーも残り20頭ぐらいまで追いつめられたけど、
テキサス州の個体を導入して、200頭以上まで回復できた

12: 2018/08/30(木) 22:21:33.11 ID:SH/q30Gb
>>11
コウノトリみたいに実際に渡ってきてる鳥なら理解も出来るけどトキって海超えて渡りするの?
中国でも日本でもかつて漂鳥程度に季節移動するのは確認されたけど、
中国の個体群なんて迷鳥でも日本じゃ確認されたことないでしょ。

17: 2018/08/31(金) 21:16:27.37 ID:b2RQ50Qn
>>12
コウノトリは、元々シベリアと中国や日本の間を行き来していた個体群
の一部が、豊岡など環境のいい場所に周年定着するようになったのが、
日本在来個体群(今は絶滅)のルーツらしい。在来個体群と最近導入し
た外国産の個体の遺伝的差異はほとんどない。
トキについても、以前はシベリアと中国や日本を行き来していたらしく、
中国から最近導入した個体と遺伝的に同系統の個体が過去の日本には存在
したことが判明している。

18: 2018/08/31(金) 21:59:54.06 ID:u3TmrP/0
>>17
やっぱりコウノトリと違ってあのトキは日本にいたのと別系統なんだね。
飼育研究はいいけど放鳥はするべきじゃないな。

13: 2018/08/30(木) 22:38:28.32 ID:BPOtpfCI
>>11
いまや同じ日本国内で魚を移動させることすら注意が払われてるじゃんか

19: 2018/09/01(土) 13:23:30.92 ID:c+AxGZMd
>>13
魚は鳥ほど簡単に移動できないから、水系ごとに遺伝的な分化が進んでいる

この問題は、生物種ごとに一種ずつ、判断しなければならない話

鳥にしても、大陸産と同種扱いされていたけど、
遺伝子調べたら長期間交流がなく、別種レベルの差異が生じていたなんて事例も出ているので、
種類ごとに慎重に判断しなければならない

カケスとかフクロウなんかは、大陸や北海道産と別種レベルの差が最近確認されているので、
将来的に独立の日本固有種として記載される可能性がある

16: 2018/08/31(金) 20:59:55.32 ID:uzVuSrKK
鳥の首に別の鳥がくっついてるような・・・

6: 2018/08/30(木) 10:05:45.33 ID:n8ZL+XkK
一度消えた自然を短期間で戻すのは難しいな