1: 2018/11/02(金) 23:42:29.63 ID:CAP_USER
■25万年前の子育てから厳しい冬の過ごし方まで、歯の分析で

 ターニャ・スミス氏は、まるで本を読むように歯を読む。

 歯を構成する各層には、食べものから病気まで、さまざまな情報が刻まれている。オーストラリア、グリフィス大学の自然人類学者であるスミス氏は、15年以上をかけて歯の化学的性質と物理的構造を調べてきた。しかし、環境が変化したときに、それらがどうなるのかについては、長いこと取り組んでこなかった。

「人類の起源を研究している人々は、かなり前から、気候変動や気象が不安定になった期間が人類の進化に重要な役割を果たしていると考えています」とスミス氏は言う。しかし、氷床コアや花粉の記録など、当時の気候を知る手立てからは、個体にどんな影響があったかを検討するほど短期間の変動はわからない。

 今、その状況が変わりつつある。10月31日付けの科学誌「Science Advances」に発表された研究によって、約25万年前に現在のフランス南部にあたる場所で暮らしていたネアンデルタール人の幼年期の様子が、かつてないほど詳しく描きだされた。歯の化学的性質を分析することで、彼らが環境に対処するために、多くの難題に直面していたことが明らかになった。ネアンデルタール人たちは、厳しい冬や鉛汚染を経験し、季節によって変化する資源に依存した生活を送っていたようだ。

 さらに、酸素同位体の分析から、そのうち1人が春に生まれていたことも明らかになった。その後、2年半にわたって母親の乳で育ち、秋に乳離れしていた。(参考記事:「人肉はカロリー低め、旧人類はなぜ食べた?」)

「今回の論文は、今まで読んできたものの中でも、特に興味深いものでした。率直に言って、驚きのあまり何度も呆然としてしまいました」と、米ロヨラ大学の古人類学者で、古代の歯に詳しいクリスティン・クルーガー氏は電子メールで述べた。

■まるで日記
 歯は一定のパターンに従って成長するため、ある意味、木の年輪のようだ。スミス氏は、「この層は、単純に1つずつ積み重なってゆきます」と説明する。同氏は今回の論文の筆頭著者で、最近『The Tales Teeth Tell(歯が話す話)』という本も出版した。だが、1年ごとにできる木の年輪と違って、歯の層は1日ごとにも形成される。幼い子どものころに、日々どのように歯が成長したのかまで調べられるのだ。

 今回の研究で、スミス氏らの研究チームは、異なるネアンデルタール人の子どもの歯を2本調査した。さらに、ネアンデルタール人の時代より何万年も後である、約5000年前に同じ場所で生活していた現生人類の歯も調べ、比較した。

 歯をレーザーで薄く切りとりながら、研究チームは高性能の分析装置を使い、それぞれの層における子どもの年齢を厳密に特定した。分析対象となった2つの臼歯は、成長しきるまで3年ほどかかっていた。スミス氏によれば、そのうちの1つは、生まれる直前に形成され始め、3歳を迎えるころに完成したという。しかし、この臼歯はほとんどすり減っていなかったことから、歯の持ち主は大人にはなれなかったものと考えられる。

 もう1本の歯は、もう少しあとになってから成長を始める第二臼歯だった。こちらは3歳を迎えたころに形成され始め、6歳ごろまで成長し続けたようだ。それ以降は、新しい層が追加されないものの、すり減ったり傷ついたりはするので、そこからも多くの情報を得ることができる。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110200476/ph_thumb.jpg?__scale=w:500,h:332&_sh=0760710d80

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/110200476/
ダウンロード (2)


引用元: 【人類学】ネアンデルタール人の暮らし、なんと週単位で判明 子育てから厳しい冬の過ごし方まで[11/02]

2: 2018/11/02(金) 23:44:14.23 ID:XVfiH/6O
恐竜の歯も調べられないのか?

3: 2018/11/02(金) 23:44:16.23 ID:JQPayGxZ
わかった気になっているだけ
歴史学者とかの話を聞いていて、「そう思えます」とか「~に違いありません」とか、
それ全部お前の推定とちゃうんかいと思うことばかり

8: 2018/11/03(土) 00:07:27.38 ID:C5emoefK
>>3

資料や土器みたいな遺物だけ眺めてる歴史学者と、
科学的に骨を分析してる学者を一緒にするなよw

4: 2018/11/02(金) 23:45:30.51 ID:0SZ2mVJK
冬の寒さに悩んでるたーる人

5: 2018/11/02(金) 23:48:54.73 ID:1iZEf+dp
乳離れは本来2-3歳ってことか

15: 2018/11/03(土) 12:41:00.03 ID:IUEeuv7k
>>5
母親の栄養・健康状態と、社会慣習で、民族や社会で結構違う

38: 2018/11/06(火) 19:51:53.02 ID:GDN8Lb2b
>>15あれ大丈夫なのかなと思ってたんだ

42: 2018/11/07(水) 11:26:37.55 ID:Vo2Yy/0k
>>15
>それでも、歯の寿命<個体の寿命 だったので無問題


7: 2018/11/03(土) 00:06:13.44 ID:A5FMysUy
現生人類の歯も調べれば裏づけが取れる

10: 2018/11/03(土) 00:22:22.34 ID:FBzckIvV
今も昔も人それぞれだからなあ

13: 2018/11/03(土) 05:17:41.11 ID:RWi4wuGK
石器人は歯が命!

15: 2018/11/03(土) 12:41:00.03 ID:IUEeuv7k
>>13
石器人というより、哺乳類は、歯によって機能と形状が違う役割分担ができ
効率的に色々な物を食べるようになった
その代わり、爬虫類のように1つの歯を失って後に、
新しい次の歯を作るのが難しくなった
それでも、歯の寿命<個体の寿命 だったので無問題
問題が大きくなったのは、医療の進歩で寿命が延びた近現代人

古代でも深刻なのは、中世までの小麦主食者
小麦は粉にして食べるが、多くは水車などを利用した石臼で、
出来た小麦粉に微量の石のくず(砂)が混じる
そのままパンなどにして食べるので、歯の減りが早い

14: 2018/11/03(土) 11:31:42.72 ID:a9h3yKUA
ネアンデルタール人よりも
歯の分析でいろんなことがわかることに
びっくり

17: 2018/11/03(土) 16:32:11.74 ID:8FYFnsYN
鉛というと絵具とか顔料か

18: 2018/11/03(土) 16:38:18.60 ID:L3TPd2Xw
虫歯になった時点で死ぬからな

19: 2018/11/03(土) 17:32:18.01 ID:GVM3TPkK
ボノボが5歳まで乳離れしないというのに驚き

26: 2018/11/06(火) 08:24:28.21 ID:KzPSoEcy
>>19
母乳好きのおっさんもおるよ

21: 2018/11/04(日) 09:15:24.30 ID:7WMzFp9+
>2年半にわたって母親の乳で育ち

なんの知識もなく自然とやってのけた種が長く残ってくんだね

22: 2018/11/04(日) 11:03:51.24 ID:ug7uKTMa
子供の虫歯を抜いてやって捨てただけのものなのに、後世から命の心配までされる古代人

23: 2018/11/06(火) 00:30:54.38 ID:WWvNJeVd
ちなみにネアンデルタールと言えば、
今では現生人類と混血し、白人が生まれたみたいなイメージになってるけど、
実際にはモンゴロイドにもネアンデルタールの血は混じっていて、しかも白人より濃い
なお、最もネアンデルタール遺伝子を濃く持ってるのはパプアニューギニアとかのオーストラロイド

コーカソイド集団は、ネアンデルタールとの交配の後、純粋な現世人類集団と再度交配していてネアンデルタールの血が薄まってるらしい

あとモンゴロイドはネアンデルタールの遺伝子の他にデニソワ人の遺伝子も持っている
最も持っているのはメラネシア人で最大6%にも達するが、
日本人や中国人などの東アジア人も0.2%ほど持っている
白人は持っていない

そのデニソワ人はネアンデルタール人と近縁だ
この両者の他にも、デニソワ人とネアンデルタール人の共通祖先と早い段階で分かれたより原始的な旧人類が存在しているようだ

その原始的な旧人類とデニソワ人がアジアで出会って交配した形跡があるので、
デニソワ人はネアンデルタールより原始的な遺伝子を持っている

つまり、モンゴロイドはコーカソイドよりもネアンデルタール人遺伝子を多く持ち、
かつ、ネアンデルタールより原始的なデニソワ人の遺伝子も持っている
要するにモンゴロイドはコーカソイドに比べ、原始的な旧人類遺伝子を多く持っている
すなわち、モンゴロイドはコーカソイドに比べ原始的である

24: 2018/11/06(火) 06:16:40.39 ID:TxtVe9NZ
>>23
ソースは?

25: 2018/11/06(火) 06:35:57.69 ID:WWvNJeVd
>>24
コーカソイドとモンゴロイドにどのような旧人類遺伝子が含まれているかについての
ソースは今流行りの本「交雑する人類」

ソース
http://honz.jp/articles/-/44893

27: 2018/11/06(火) 08:51:22.89 ID:7jzczhZs
>>25
ネグロイドが最も進化した人類ということだな

31: 2018/11/06(火) 12:22:06.74 ID:izxaK20e
>>23
ネアンデルタール人は別系統の人類であって
原始的とは言えないんじゃね

34: 2018/11/06(火) 13:21:34.54 ID:Z5qvQ4D/
>>31
別系統の人類というのは、その通りで、しかも極近い近隣種
出アフリカがサピエンスより早くて、サピエンスが欧州に来たときには、
既に高緯度対応=メラニン色素の低下=白人化していた

「原始的」は、どう評価するかの程度と表現の問題かと
例えば、CTやMRIがある病院に対して、
レントゲンしかない病院を原始的というのなら、
その程度の技術差はあった

36: 2018/11/06(火) 16:45:07.55 ID:y8xy4tby
>>34
火を使えるかどうかでいえばネアンデルタールのほうが早かった
出アフリカ時にサピエンスが火を使ってたという記録はない

サピエンスは体のつくりが省エネ持久型
そういう体格的な面でうまく環境に適応できた

33: 2018/11/06(火) 12:41:13.89 ID:xWY2/pYa
>>1
あほらし
全てその道の権威とやらの妄想
歯を見ただけで隣の家のやつの暮らしがわかるのか?
こんなのは学問でも研究でもない

37: 2018/11/06(火) 17:52:49.58 ID:grgYUt72
原始的じゃなくて、原始人だからな
手段と目的を履き違えるというか
原始的な旧人類て、言い換えれば原始人だから原始的なのは当たり前なんだよ

親子孫の代で住む環境が変わる激動の歴史だったんだってな
同じ場所に住んでいても森が砂漠に、海になりっていう過酷な環境に住んでいた人達も多いと言う

40: 2018/11/07(水) 09:22:41.62 ID:yH1anMze
言葉は喋ったのか?

41: 2018/11/07(水) 10:54:05.10 ID:auWk6u8Z
>>40
少ない単語を並べるレベルの簡単な言語を持っていた、とされている
直接的な証拠はない
勿論、同時期のホ◯・サピエンスにも喋っていた直接証拠はない

間接証拠としては、
・サピエンスとは最近に分化した種なので、能力もサピエンスに近いだろう
・サピエンスより大きな脳を持っていたので、脳的にはサピエンスより有利
・サピエンス同様に、槍・やじり、石器を作って使っていた
 これらの道具を作り、仲間・子々孫々に伝えるには、
 相応に高度なコミュ能力が必用=言語を持っていた?

30: 2018/11/06(火) 10:21:30.31 ID:grgYUt72
人類は原始的?そもそも動物だから当たり前ね