1: 2019/07/03(水) 20:15:06.63 ID:CAP_USER
餌不足で「共食い形態」に激変、驚異の両生類 環境の違いにより遺伝子の働き方が変化、元にも戻れる
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/?P=2
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/?P=3
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/?P=4
2019/7/1
NATIONAL GEOGRAPHIC

写真:ユビナガサラマンダー(Ambystoma macrodactylum)の成体。
   米オレゴン州デシューツ郡で撮影。幼生期、生息する池の餌が不足すると、頭と鋤骨歯が大きく発達する。
   (PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/ph_thumb.jpg
写真:環境ストレスによる「変形」プロセスは、表現型の可塑性と呼ばれる。ユビナガサラマンダーの場合、変形は幼生期でのみ起こる。
   この写真のような完全に成長した個体では、こうした変形はもう見られない。
   (PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK)
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/02.jpg
写真:スキアシガエルのオタマジャクシは、雑食形態(左)に成長するのが通常だ。
   しかし、甲殻類(中)など大きな動物を食べると、
   エビや他のオタマジャクシなど、より大きな獲物を食べることに特化した独特な肉食形態(右)になる。
   (PHOTOGRAPH BY DAVID PFENNIG)
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/062800377/03.jpg


 米オレゴン州中部、カスケード山脈。スリーシスターズ連峰の高地にある静かな水たまりに行くには、
 山を歩き、スキーで移動しなければならなかった。
 水中には、他に大したものはなかったが、奇妙な見かけのサラマンダーがいた。

 「そのサラマンダーの幼生が、とても痩せた体と大きな頭をしているのに気づきました」
 と米国地質調査所の生物学者スーザン・ウォールズ氏は振り返る。
 そこには両生類のユビナガサラマンダー(Ambystoma macrodactylum)の幼生がいたのだが、
 よく見ると、どの個体も頭と顎が通常よりはるかに大きかった。
 のちに、その大きな口は、非常に特殊な目的に役立つことが判明した。共食いである。

 この大きな顎には、牙のように大きく成長した鋤骨歯(じょこつし)が生えていた、と同氏は初期の論文に書いている。
 通常、ユビナガサラマンダーの鋤骨歯は、前歯列の後ろにある小さな突起にすぎない。
 大きな鋤骨歯は、共食いをするのには都合がいいのだろう。
 だが、そもそもなぜ共食いをするのだろうか?
 (参考記事:「定説覆すコブラの共食い、しかもオス同士のみ」)

 陸に上がる前の幼生期、ユビナガサラマンダーは「変形」することがある。
 頭と顎が体の割に大きくなり、鋤骨歯はより目立つようになる。
 もし十分な食料と水がある場合、こうした変形は起きない。
 だが、何日も餌が不足したり、すぐに池から出る必要があったりする場合(比較的乾燥する春や夏など)には、
 頭や歯が大きく「変形」するし、あとで元に戻ることもある。

 口や牙が大きいほど、より大きな餌を食べられる。
 大きな餌には、自分の仲間や兄弟も含まれる。
 高タンパクの食事によって、餓死を回避し、成長を早めて、池が干上がる前に陸に上がれるようにするのだ。

 このように、環境により動物の性質が変化することを「表現型の可塑性」という。
 ユビナガサラマンダーだけでなく、さまざまな両生類や動物でも確認されている。
 「頭の大きな形態と小さな形態がある昆虫、歯のある共食い形態を持つ線虫、
  増えすぎると共食い形態になる原生生物(単細胞生物)などがいます」
 と米ノースカロライナ大学の生物学教授デイビッド・フェニック氏は説明する。
 同氏は、トラフサンショウウオやスキアシガエルにおける表現型の可塑性を研究してきた。

続きはソースで

ダウンロード (3)

引用元: 【動物学/DNAスイッチ】餌不足で「共食い形態」に激変、驚異の両生類 環境の違いにより遺伝子の働き方が変化、元にも戻れる[07/03]

2: 2019/07/03(水) 22:13:50.66 ID:FWrOB8hD
すごすぎ

4: 2019/07/03(水) 22:15:21.46 ID:0D6Lo9g9
小さいサイズの方のサンショウウオもそうじゃなかったっけ?

5: 2019/07/03(水) 23:26:13.26 ID:WLAnMap/
エピジェネティクスってやつ?

16: 2019/07/05(金) 00:53:04.47 ID:EbAiFg+T
>>5
環境の影響が遺伝することじゃねーの

17: 2019/07/05(金) 02:07:24.91 ID:I1UbHQUN
>>5
エピジェネティクスは主に後天的な獲得形質の遺伝について研究する分野だから違う
これは環境により細胞表現型が変化すること、即ち個体が生き残るために細胞を変化させるスイッチをDNAが持つ可能性についての研究

6: 2019/07/04(木) 03:13:07.42 ID:W1V8JD9f
アーマーゾーン

8: 2019/07/04(木) 11:52:26.72 ID:aSNhtLJb
まだ第三形態を残してるんだろ

9: 2019/07/04(木) 21:48:04.08 ID:feZSw6iX
バッタも、集団の密度が高くなって餌に困ると体の形態が変化するというよね。

10: 2019/07/04(木) 22:14:30.12 ID:406kzQTa
>>9
サバクトビバッタやな
色が黒くなり、性格も獰猛で攻撃的になるとか

11: 2019/07/04(木) 22:46:39.49 ID:uhKIvyhz
水の中だと共食いとかフツーかなあ
魚とかけっこうえげつないよw

13: 2019/07/05(金) 00:37:09.70 ID:W7Vi3TlS
女が不足するとホ◯になるって事かー!

20: 2019/07/05(金) 20:51:06.10 ID:zQ3LXNp+
>>13
ちょっと違う気がする

14: 2019/07/05(金) 00:39:59.06 ID:qimxmZBM
コオロギもそうなるな

15: 2019/07/05(金) 00:52:31.04 ID:EbAiFg+T
自分以外は家族でも敵なんだな

18: 2019/07/05(金) 12:24:25.24 ID:n6Z1/qRO
映画「グレムリン」っぽい。

19: 2019/07/05(金) 20:46:02.53 ID:ctT3J/xQ
遺伝子を果てしなく残してってそれが何になるんだろ

21: 2019/07/05(金) 20:53:48.47 ID:NXXInwge
 小学校の教室で飼っていたオタマジャクシ。
 足が出てくるようになった頃、他のオタマジャクシに食われていたが、あれは餌不足だったのか。

22: 2019/07/05(金) 21:00:43.97 ID:7nQb1TYe
同族って敵だよなぁ基本的に

23: 2019/07/05(金) 21:11:40.39 ID:qPa0WRQG
両生類辺りまでは、環境の変化で隠された表現型が出てくる遺伝システムがあると
考えてる人多いね。それを示唆するのもある

24: 2019/07/05(金) 21:19:15.22 ID:3Vfr32rr
究極進化や
やっぱオタマジャクシはよく見るとキモい

25: 2019/07/05(金) 21:19:20.25 ID:QSZhUKgE
魚は卵を小さくするために孵化後の共食いは折り込み済みだからなあ。

26: 2019/07/05(金) 21:21:04.27 ID:gjDs5T1y
共食いってけっこうあるのかな

コモドオオトカゲは大人が子供を食べるので
子供は樹上生活をするって言うし

28: 2019/07/07(日) 17:10:31.30 ID:6TL5e3qj
共食いのためだけに変形までするのは面白い
変形には相応のエネルギーを消費するだろうしそれを兄弟で補填するというまさにハイリスクハイリターンなのね
昔雨降った時にできるから日照り続きだとすぐ水がなくなる池なんかにカエルが卵産んでオタマジャクシ出てるの見て「餌あるのかな」とか「早よ出ないと死ぬぞ」とか思ってたけど
そういう親が見切れない産卵環境に対する適応なのかな

29: 2019/07/08(月) 11:16:22.30 ID:Rq9zI/al
ソース見ると天敵が増えるとその種類に対応した防御策が発現したりもするんだな
すげーなオタマジャクシ

30: 2019/07/08(月) 16:13:25.81 ID:YIOe1kDX
ナショナルジオグラフィック:人は人を食べたのか

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/16/111800018/011800003/?P=1

歴史人類学者の大室幹雄によれば

中国では辛亥革命まで人肉屋が看板を出して営業していて、人肉を薬として売っていた
唐代には、科挙に合格できず貧窮した夫を助けるため、妻が自分を人肉屋に売った記録が残っている

31: 2019/07/08(月) 16:33:58.80 ID:48cJcWKv
>>30
やっぱ中華つうか大陸こえーわ
宦官や纏足制度もこわかったけど政敵にたいする取り扱いがこわすぎて

27: 2019/07/05(金) 21:45:31.59 ID:7nQb1TYe
人間も氷河期には共食いしてたかもな