1: リバースパワースラム(WiMAX) 2013/09/17(火) 23:09:09.58 ID:dlP7PlT00 BE:2053094483-PLT(12000) ポイント特典

NEC、人工衛星の生産改革-コスト削減、限界に挑む

NECが人工衛星の生産コスト削減に本格的に取り組んでいる。プリント基板に衛星部品を搭載する製造工程では2013年度にリードタイムを前年度比半分に、不良率の低下による品質向上は同10倍を目標に設定。この半年間、コスト削減効果も出始めている。こうした生産改革に伴う競争力強化により、海外から初の衛星の受注獲得を狙っている。

「単なる作業改善ではない。かなりハードルの高い生産革新活動」。NEC東芝スペースシステム生産本部の海老原伸明機器製造検査部長は、09年度から推進する生産改革に力を込める。

日本初の衛星「おおすみ」を製造したNEC。01年に東芝と宇宙事業を統合し、現在、府中(東京都府中市)、相模原(相模原市中央区)の両事業場が宇宙機器製造の拠点。府中では衛星用の各種センサーや構成部品、衛星システム、地上システムなどを、相模原では大型構造物や太陽電池パネルの組み立て、衛星のインテグレーションを手がける。国内の衛星メーカーでは三菱電機と双璧をなす。

衛星の生産コスト削減は、09年度以来、数十ある衛星製造工程を工程ごとに全面的に見直している。府中事業場では、多能工化を進め、ラインごとに数人で構成された作業チームが生産性向上に取り組む。すでに高周波(RF)機器の電源回路部品では10年度に比べリードタイムを半分に短縮した。

13年度は電子部品をハンダでプリント基板に固定する工程のコスト削減に総力を挙げている。リードタイムを前年度の半分に、部品のハンダ付け作業はミスゼロを目指し、不良率10分の1を目標に据える。
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