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がん

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/28(土) 22:02:57.16 ID:???

 調べたい臓器から採取した細胞の成分を解析し、がんかどうか診断できる装置を山梨大や島津製作所(本社・京都市)などの研究チームが開発した。

 採取には、はり・きゅう用の針を使うため痛みはほとんどなく、診断時間も約2分と短時間。
来年1月から臨床試験を始め、3~4年後の実用化を目指す。
同大では「経験を積んだ病理医が長い時間をかけて行っているがん診断を迅速、簡単にできる」としている。

 開発に携わる同大医学部の竹田扇教授(45)(分子細胞生物学)によると、針の先端の直径は、1ミリの数千~1万分の1程度。装置では針の先端部を調べたい臓器に一瞬触れさせただけで、臓器を作る細胞の膜付近の脂質が採取できる。
その後、島津製作所でノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんが開発した「質量分析法」を応用し、 脂質の中にどのような成分が含まれているかを調べ、その結果から2分程度でがんかどうかを判定する。

 がんと判定する際に使うのは、装置内に蓄積したデータベース。実際のがん患者から得られた検体と、がんでない正常な検体の脂質の成分を竹田教授らが装置に記憶させた。現在、肝臓や腎臓、大腸や胃などで合計2万パターン以上のデータベースができあがっている。
診断は蓄積したデータベースとの比較で行うが、腎臓や肝臓では9割以上の確率でがんかどうかの診断ができているという。

 装置は、来年1月から横浜市立大学付属病院の泌尿器科で試験導入され、腎臓がんの診断で臨床試験が行われる予定だ。
内視鏡検査などで患者の臓器を2ミリ角程度採取し、診断に役立てる。
試験期間は約1年間を予定し、その後、実用化に向けた検討に入る。肝臓がんでの試験も検討中という。

 現在、診断ができるのはがんかどうかのみで、がんの種類までは診断することができないことが課題。
今後は種類ごとのデータベースを構築するという。また、体液や排せつ物などの成分から消化器系や膵臓(すいぞう)のがんを判定できる可能性もあり、将来的には健康診断などに装置を活用することも考えられるという。

竹田教授は「装置を使えば病理医のいない地方の中小規模の病院などでもがん診断が容易にできるようになり、革新的だ」と話している。

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(2013年12月25日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=90232



【すごい!】2分でがんの診断できる装置を開発、痛みもほとんどなし/山梨大などの続きを読む

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/26(木) 12:55:26.62 ID:???

 関節リウマチの発症に白血病やリンパ腫の原因となる遺伝子が深く関与していることを理化学研究所の岡田随象・客員研究員らが突き止めた。
すでに乳がんなどの治療で使っている薬が効くとみられ、関節リウマチでの効き目を確かめる臨床試験(治験)を後押ししそうだ。

 欧米などの研究グループと共同で、関節リウマチの患者を含む日米欧などの10万人のゲノム(全遺伝情報)を解析した。
400個の候補遺伝子の中から、関節リウマチと深く関わる遺伝子の「CDK4」と「CDK6」を見つけた。
細胞分裂を促す働きがある。

 この遺伝子の働きを妨げる薬はすでに乳がんや白血病の治療に使われている。
関節リウマチの治療でも効果を確認し、薬の適応を拡大できれば、新しい薬を開発しなくて済む。
製薬企業にとって新薬開発のコスト削減になり、患者の治療の選択肢も増える。

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12/26 10:14 日本経済新聞
http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXNASDG25038_W3A221C1CR0000/

理研 60秒でわかるプレスリリース
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20131226_1/digest/

Nature
Genetics of rheumatoid arthritis contributes to biology and drug discovery
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature12873.html



【ゲノム】関節リウマチ発症に関与の遺伝子発見/理研の続きを読む

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/25(水) 11:28:42.41 ID:???i

 山口大医学部付属病院(山口県宇部市)は24日、腎臓がんの手術中に、切断の必要がない動脈を誤って切断し、50歳代の女性患者が死亡する医療ミスが起きたと発表した。

 発表によると、手術は今月10日、泌尿器科の40歳代の執刀医と助手2人が行った。
腹腔(ふくくう)鏡手術で左の腎臓をがん細胞ごと摘出する際、腸管や膵臓(すいぞう)につながる「上腸間膜動脈」と肝臓、脾臓(ひぞう)、胃の一部に栄養分や酸素を運ぶ「腹腔動脈」の計2本を「腎動脈」と思い込んで切断。
誤切断に気付かないまま、手術を終えた。

 術後、誤切断の可能性が判明し、11日未明に別の血管外科医が、動脈を人工血管でつなぐ手術を行ったが、患者は12日深夜、血管損傷に伴う多臓器不全などで死亡した。

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(2013年12月25日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=90204



【医療】腎臓がん手術中に動脈を誤切断、女性患者が死亡の続きを読む

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1: 依頼39-8@白夜φ ★ 2013/12/23(月) 00:08:37.64 ID:???

老化の原因を発見し、老化の進行を逆戻りさせることに成功
22.12.2013, 01:10


学者たちは、細胞老化の原因を発見し、老化の進行を逆戻りさせる薬を開発した。
薬剤は現在、マウスで実験されている。

専門家たちは、細胞のエネルギー産生能力が低下するという老化プロセスをマウスで研究した。
2歳の実験用マウスに薬剤NMNを投与したところ、1週間後、このマウスの筋肉は、生後半年のネズミの筋肉と全く変わらなかったという。
開発された薬剤が、人間の健康や若さを保ち、糖尿病やがんなどの加齢と関係する疾患の予防に役立つ可能性もあるという。
 
世界中で多くの学者たちが、老化プロセスを研究している。
この問題へのアプローチは、多岐にわたる可能性がある。
例えばデンマークの研究者たちは12月初旬、ほぼ老化しない生物種を発見したと発表した。
陸地に生息する特定のカメは、老化して死ぬのではなく、加齢と共に死亡率が低下しているという。

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▽記事引用元 The Voice of Russia ロシアの声
http://japanese.ruvr.ru/2013_12_22/126258361/

▽関連リンク
・Cell, Volume 155, Issue 7, 1624-1638, 19 December 2013
Copyright 2013 Elsevier Inc. All rights reserved.
10.1016/j.cell.2013.11.037
Declining NAD+ Induces a Pseudohypoxic State Disrupting Nuclear-Mitochondrial Communication during Aging
http://www.cell.com/abstract/S0092-8674(13)01521-3
・The University of New South Wales(ニューサウスウェールズ大学)
Cause of ageing that can be reversed
19 December 2013
http://newsroom.unsw.edu.au/news/health/cause-ageing-can-be-reversed

*ご依頼いただきました。



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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/22(日) 14:51:23.31 ID:???i

 再生医療を安全に進めるため、厚生労働省が来年秋に導入する基準の具体案が明らかになった。

 治療内容によってリスクを3段階に分け、がん化の恐れがあるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使う治療は最も高リスクに分類し、高度な審査ができる国の認定委員会と厚生科学審議会による二重の審査を受ける形とする。
また、使用した細胞の保管を医療機関に義務づける。20日の専門委員会で議論し、再生医療安全性確保法の省令などに盛り込む。

 具体案では、iPS細胞や他人の細胞を使う治療を「高リスク」、複数の種類の細胞に変われる幹細胞を培養する治療を「中リスク」など3段階に区分し、医療機関が受ける審査の厳しさを変える。国の認定委員会は生物や倫理の専門家らで作る予定。

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(2013年12月21日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=90088



【医療】iPS治療「高リスク」…再生医療に3段階基準の続きを読む

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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/21(土) 08:12:22.06 ID:???

 米科学誌サイエンスは20日付で、今年の「科学10大ニュース」を発表した。
1位は免疫細胞にがん細胞を攻撃させる「がん免疫療法の進歩」だった。
現時点では最終的な効果は不明で、利点ばかり強調してはいけないとしながらも、一部の患者への臨床試験が大幅に前進し、製薬会社も多額の投資をしていることを理由に挙げた。

 そのほかの成果は次のとおり(順不同)。ゲノム編集技術▽
次世代太陽電池の材料▽
ワクチン設計の進歩▽
脳の透明化に成功▽
iPS細胞などからミニ臓器を作製▽
宇宙線の起源は超新星の残骸▽
人クローンES細胞の作製▽
睡眠が重要な理由の解明▽
人体にいる微生物と健康の関係

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朝日新聞 2013年12月20日14時40分
http://www.asahi.com/articles/ASF0TKY201312200085.html

Science
Cancer Immunotherapy
http://m.sciencemag.org/content/342/6165/1432.summary



【科学】今年の科学ニュース、1位はがん免疫療法の進歩…米サイエンス誌の続きを読む

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