1: ◆SWAKITI9Dbwp @すわきちφφ ★ 2013/09/09(月) 22:25:13.09 ID:???

なゆた望遠鏡で異常に膨れたベテルギウスの形を捉えた!

兵庫県立大学西はりま天文台(圓谷、坂元)と北見工業大学、北海道大学からなる研究グループは、2012 年11 月に行われた、なゆた望遠鏡に観測装置VTOSを取り付けて行った観測から、オリオン座の1等星ベテルギウス(距離643 光年)が過去に観測されてきた大きさの2~3倍に膨れていることを発見しました。

ベテルギウスは直径が太陽の1000 倍近く、太陽系で言えば木星の軌道まで入ってしまうほどの超巨大な星で、膨張・収縮によって明るさを変える脈動変光星です。
それは非常に不安定な状態にあって、近いうちに超新星爆発を起こすだろうと考えられています。

使用した観測装置VTOS(可視ターゲット観測装置)は、可視光で大気揺らぎの影響を取り除いて天体の詳細な姿を撮影する装置です。
これは2005 年に国立天文台すばる望遠鏡から西はりま天文台なゆた望遠鏡に移設され、改造と機能向上を圓谷と坂元とで続けてきました。
観測も同グループの共同研究として継続して行われています。

今回の結果は、北見工業大学が2012 年に実施され取得された幾つかの観測データのうち、オリオン座の赤色超巨星ベテルギウスのデータを解析していて発見されました。
赤、緑、青の波長域で撮影されたデータのうち、緑色で見たベテルギウスが異常に膨らんでおり、形状もいびつであることがわかりました。
しかも膨らんだ直径は1972 年~2010 年に可視光・赤外線で観測されている大きさの2~3倍にも達していたのです。

太陽系で言えば一気に土星の軌道まで膨れたことになります。
なぜ緑色でみた形状だけ大きくいびつなのか、その原因を探ることでベテルギウスで起こっていることへの理解が進むことが期待できます。

今回、このような発見ができたのは、なゆた望遠鏡とVTOS によって可視光域で0.1 秒角(100 ミリ秒角)以下の角度を見分ける高空間分解能観測が可能であることによります。
可視光でこれを大きく上回る分解能を発揮できる望遠鏡はほとんどなく、今後もなゆた望遠鏡を使ったより多角的な観測と解析が必要となるでしょう。
本研究は9月10 日から開催される天文学会秋季年会において三浦 則明氏(北見工業大学教授)によって発表されます。

兵庫県立大学西はりま天文台
http://www.nhao.jp/education/files/Betelgeuse.pdf

なゆた望遠鏡のVTOS で得られたベテルギウスの自己相関像。
(a)が緑色、(b)が赤色で得られた画像である。
自己相関画像はデータ解析画像の一種で実際の画像の左右を平均したような対称形になります。
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http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4480684.jpg

VTOS を搭載した状態のなゆた望遠鏡。赤い箱がVTOS。
e59cf63e.jpg

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4480692.jpg



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