1: 2014/10/24(金) 20:47:55.97 ID:???.net
約50億光年彼方の銀河団ごしに見える100億光年彼方のクエーサー「SDSS J1029+2623」は、銀河団の強い重力による屈折(重力レンズ効果)を受けて分離した3つの像となって観測されている。
2010年にこの分離像のうち2つ(AとB)をすばる望遠鏡で観測した信州大学などの研究グループが、これらの像に違いがあり、クエーサーを異なる角度から見た姿という可能性があることを昨年発表した。

しし座方向の銀河団の重力レンズごしに見える、クエーサーの3つのレンズ像(A、B、C)。
ハッブル宇宙望遠鏡で撮影(提供:信州大学、国立天文台、カブリIPMU)クエーサーとは、ひじょうに遠くにある銀河の中心核がとても明るい輝きを放っているものだ。
銀河中心の巨大質量ブラックホール付近がその放射源で、ブラックホールを取り囲むガス円盤の表面からガス流(アウトフロー)が噴き出している。研究グループが観測した分離像の違いは、このガス流の立体的な内部構造を映し出しているのではと考えられたのである。
レンズ像AとBは異なる経路からやってくるので、地球に届くタイミングにおよそ2年の差がある。
研究チームでは今年4月、2つの像の違いがこの時間差によるものではなく、角度の差によるものであることを確かめるための追観測を行った。その結果、2010年の観測データから大きな変動はなく、同じタイミングにクエーサーを出発したAとBの像には前回の観測通りの違いが見られることが確認された。

画像
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/10/23quasar/attachments/quasar.jpg
以下、ソース
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/10/23quasar/index-j.shtml

引用元: 【宇宙】100億光年彼方のクエーサーを複数アングルから観測

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