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アミロイドβ

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1: 2014/09/18(木) 14:34:29.36 ID:???0.net
アルツハイマー病、発症前に脳内たんぱく質が変化
【日本経済新聞】 2014/9/18 13:06

東京医科歯科大の岡沢均教授らは認知症のアルツハイマー病が発症する前に起こる脳内の変化を見つけた。
患者の脳にある特定のたんぱく質が化学反応を起こしていた。化学反応を妨げる物質が新薬の候補物質になる可能性があるとみている。

アルツハイマー病のモデルとなるマウスや、患者の検体の脳組織で活発に働くたんぱく質を調べた。17種類のうち、病気の原因物質である「アミロイドベータ」の沈着が起こる前に活発に働くたんぱく質「MARCKS」に
注目した。

このたんぱく質がリン酸化と呼ぶ化学反応を起こし、神経細胞の結合に欠かせない部位ができにくくなっていた。記憶障害などにつながっている可能性があるという。

化学反応を起こす酵素の働きを抑える物質をモデルのマウスに投与すると、神経細胞の結合に必要な部位が減るのを抑えることができた。

ソース: http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG1800Y_Y4A910C1CR0000/

関連ソース:
アルツハイマー病の治療法開発に期待 -TMDU、発症前の病態変化の一端を解明 | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2014/09/18/217/

引用元: 【科学】アルツハイマー病、発症前に脳内たんぱく質が変化 - 東京医科歯科大 [14/09/18]

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1: 2014/08/21(木) 22:33:00.81 ID:???.net
神経培養細胞が分泌するナノ顆粒のエクソソームを投与すると、アルツハイマー病の発症原因とされる脳内アミロイドベータ濃度が低下してアミロイド斑の蓄積も減ることを、北海道大学大学院先端生命科学研究院の湯山耕平特任助教と五十嵐靖之特任教授らがマウスの実験で突き止めた。
エクソソームがアルツハイマー病の発症に関わっている可能性を示すもので、新しい予防や治療につながりうる成果として注目される。
7月18日付の米科学誌「The Journal of Biological Chemistry」オンライン版に発表した。

 研究グループは2012年の論文で、神経培養細胞から放出されるエクソソームがアミロイドベータを除去する能力を持つことを培養細胞の実験で報告したが、実際に脳内のアミロイドベータに有効かどうかが課題として残っていた。今回、遺伝子操作して脳内のアミロイドベータが過剰発現するようにしたアルツハイマー病モデルマウスの脳に、神経培養細胞が分泌するエクソソームを浸透圧ミニポンプで2週間持続投与し、アミロイドベータの変動を解析した。

 その結果、マウスの脳内アミロイドベータ濃度の低下、シナプス障害の軽減、アミロイド蓄積の減少が起きた。
いずれも、アルツハイマー病の症状改善に相当する現象で、生体の脳でも、エクソソームが有効であることを実証した。
さらに、エクソソームの脂質二重膜は元の神経細胞の膜と比べて、スフィンゴ糖脂質が豊富に含まれており、この糖脂質を介してアミロイドベータと結合することも確かめた。エクソソームはアミロイドベータをくっつけて、脳内のミクログリアに運び込んで分解する。その仕組みを明らかにした。

 湯山耕平特任助教は「エクソソームの脳内アミロイドベータ除去能力の発見は、アルツハイマー病の薬の開発に新しい切り口を提供するものだ。
神経細胞がエクソソームの分泌を増やすように誘導したり、外部から脳に注入したりするなどの方法は、アルツハイマー病の予防や治療に役立つ可能性がる。
また、エクソソームが、中身のマイクロRNAなどでなく、その膜に存在する糖脂質を使って機能することを示したのも初めてで、研究の新しい手がかりになる」と話している。

http://www.nationalgeographic.co.jp/smp/news/news_article.php?file_id=00020140819003

JBC(少し古いです)
Decreased Amyloid-β Pathologies by Intracerebral Loading of Glycosphingolipid-enriched Exosomes in Alzheimer Model Mice
http://m.jbc.org/content/early/2014/07/18/jbc.M114.577213

引用元: 【神経】エクソソーム投与にて脳内アミロイドベータを除去…アルツハイマー病の予防や治療に役立つ可能性

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1: 白夜φ ★ 2014/02/13(木) 20:59:12.56 ID:???

アルツハイマー原因物質を掃除…阪大教授ら発見

アルツハイマー病の原因物質が脳に蓄積されるのを防ぐたんぱく質を発見したと、大阪大蛋白(たんぱく)質研究所の高木淳一教授らのチームが発表した。

新しい治療薬開発につながる可能性があるという。
13日の米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」電子版に掲載された。

チームは、アルツハイマー病の患者で、「ソーラ」というたんぱく質が、少ないことに着目した。

病気の原因物質「アミロイドβ」の量を一定にしたマウスに対し、このたんぱく質の量を多くしたものと平均的な量のものとで比較。
その結果、たんぱく質の量が3~4倍多いマウスは、平均的な量のマウスよりアミロイドβの蓄積量が4分の1になったという。

高木教授は「ソーラはアミロイドβの『掃除屋』となっているようだ。アルツハイマー病の発症リスクを下げる役割を果たしていると考えられる」と話す。

(2014年2月13日 読売新聞)

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▽記事引用元 YOMIURI ONLINE yomiDr. 2014年2月13日配信記事
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=92938

▽関連リンク
Science Translational Medicine
Sci Transl Med 12 February 2014:
Vol. 6, Issue 223, p. 223ra20
Sci. Transl. Med. DOI: 10.1126/scitranslmed.3007747
ALZHEIMER’S DISEASE
Lysosomal Sorting of Amyloid-β by the SORLA Receptor Is Impaired by a Familial Alzheimer’s Disease Mutation
http://stm.sciencemag.org/content/6/223/223ra20 


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1: 白夜φ ★ 2014/02/05(水) 16:40:13.96 ID:???

脳内に原因物質ためる遺伝子発見 アルツハイマー病

 
アルツハイマー病の原因とされるタンパク質アミロイドベータが脳内にたまるのに関わる遺伝子を発見したと、大阪大などのチームが3日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

患者はこの遺伝子が通常よりも活発に働いており、大阪大の森原剛史博士(精神医学)は「病気の診断に役立つ可能性がある」と話している。

チームは、アルツハイマー病になりにくい体質のマウスを発見し、遺伝子の働き方をほかのマウスと比べた。
その結果、脳にたまるアミロイドベータの量が少ないマウスは、「KLC1E」という遺伝子の働きが弱いことを突き止めた。

2014/02/04 05:00 【共同通信】

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▽記事引用元 47NEWS 2014/02/04 05:00配信記事
http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014020301001945.html

▽関連リンク
PNAS
Takashi Morihara, doi: 10.1073/pnas.1307345111
Transcriptome analysis of distinct mouse strains reveals kinesin light chain-1 splicing as an amyloid-β accumulation modifier
http://www.pnas.org/content/early/2014/01/29/1307345111.abstract



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1: 白夜φ ★ 2014/01/24(金) 00:34:51.40 ID:???

【 2014年1月23日 アルツハイマー病も血液1滴で検査 】


愛知県と国立長寿医療研究センター、豊橋技術科学大学などは、1滴の血液や尿に含まれる成分を半導体センサーで簡単、迅速に検出する技術を開発したと発表した。
特定の物質に対する免疫反応で生じた微小な電位差を読み取るもので、アルツハイマー病の原因物質とされるアミロイドβ(ベータ)タンパク質を、従来の方法では数時間かかったのに比べ、約10分で検出することに成功した。
1検体当たり100円以下の費用で、糖尿病や感染症などの診断や検査にも利用できることから、2015年度末までに検査キットを実用化させるという。

新技術は、同センターが開発した「マイクロビーズ」と、同大学が開発した半導体イメージセンサーを組み合わせた。
マイクロビーズは、病因物質などの異物に反応する“抗体”を化学処理によって球面に固定した直径0.2~3マイクロメートル(1マイクロは100万分の1)の磁気微粒子で、センサーの分離膜の上に、例えば血液を1滴たらすと、128×128ピクセルのマス目の1個ずつが、血液中の異物と抗体とが反応して生じる微小な電位の変化を個別に感知する。
これを読み出し装置にかけて、全体の電位差を検出する。

センサーにはマス目が16,384個あり、それぞれ独自に複数の抗原抗体反応を行うので、複数の病気の検査を同時に行うことができる。
現在の性能では、0.02ミリリットルの血液で、アルツハイマー病のアミロイドβタンパク質だけでなく、がんや、その他の病原体の各種マーカーなど50項目の同時診断や検査が可能だ。
現段階では困難とされるアルツハイマー病の早期予知、生活習慣病や糖尿病などの日常管理への応用を目指すという。

今回の技術開発は、研究成果の製品化や事業化を目指して、愛知県が進める産学行政連携の「“知の拠点あいち”重点研究プロジェクト」の一つ「超早期診断技術開発プロジェクト」として行われた。

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▽記事引用元 サイエンスポータル 2014年1月23日配信記事
http://scienceportal.jp/news/daily/1401/1401231.html

▽関連リンク
国立長寿医療研究センター プレスリリース
「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトにおいて
1 滴の血液で簡単・迅速に病気の検査をする技術を確立
http://www.ncgg.go.jp/pdf/topics/ChinokyotenAichi20140116.pdf



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1: 白夜φ ★ 2014/01/05(日) 00:44:19.54 ID:???

睡眠不足で脳にダメージ?スウェーデン研究
2014年01月03日 11:40 発信地:パリ/フランス

【1月3日 AFP】睡眠は脳細胞の健康に良いことを示すさらなる証拠を発見したという論文が先月31日、米学術専門誌「スリープ(Sleep)」に掲載された。

スウェーデンのウプサラ大学(Uppsala University)の研究チームは、健康なボランティア15人を集めて2つのグループに分け、一方のグループには一晩徹夜させ、もう一方には8時間の睡眠を取らせた。

ボランティアの血液を調べたところ、眠らなかったグループの血液には「神経特異エノラーゼ(NSE)」と「S100カルシウム結合タンパク質B(S100B)」と呼ばれる物質が約20%増加していることが分かった。

神経科学者のクリスチャン・ベネディクト(Christian Benedict)氏は「これらの脳分子は通常、脳損傷の際に血液中で増加する」と説明。
「睡眠不足は神経変性を促進するのかもしれない。十分な睡眠は、脳の健康維持に不可欠なのかもしれない」

昨年10月には米科学誌サイエンス(Science)に、蓄積するとアルツハイマー病の発症につながるとされているアミロイドベータというタンパク質などの老廃物が、睡眠時に脳細胞からよく排出されることを明らかにした論文が発表されている。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2014年01月03日11:40配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3005923

▽関連リンク
・Uppsala University
Sleep to protect your brain
Published 2014-01-02
http://www.uu.se/en/media/news/article/?id=3120&area=2,10,16&typ=artikel&na=&lang=en



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