理系にゅーす

理系に関する情報を発信! 理系とあるものの文系理系関係なく気になったものを紹介します!

イモガイ

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2017/12/11(月) 13:18:53.38 ID:CAP_USER
医薬品研究の次なるフロンティアは、海の中にあるかもしれない。

 米国のドナルド・トランプ大統領は、オピオイド系鎮痛剤への依存症が国内で蔓延している問題で、国家公衆衛生の非常事態を宣言した。2017年11月には、大統領顧問のケリーアン・コンウェイ氏を対策部長に任命し、自らの給料の一部を拠出して対策費に充てると発表した。また、国防総省から1000万ドル近い助成金を得て、ユタ大学健康学部の研究チームが新薬の開発に加わった。

 チームが目を付けたのは、毒を持つ海洋生物のイモガイだ。

「目標は、オピオイドを使わない鎮痛薬の可能性を探ることです」と、研究に携わる生物学者のトト・オリベラ氏は述べている。
「選択肢は、あればあるほどいいと思っています」

海の生物がもつ毒に期待

 捕食性の貝の仲間であるイモガイには数百もの種が存在し、毒性は種によって異なる。
この研究では、6種のイモガイを含むConus asprellaという亜属に焦点を当てている。
イモガイは獲物を狙う際、銛のような形をした歯を使って、体を麻痺させる毒を魚に注入する。
そして、しばらくの間相手が毒にどのように反応するかを見守ってから、再び毒を撃ち込んで獲物を丸のみにする。

 この毒から、人間に対して中毒性のない麻酔成分を取り出して利用できれば、オピオイド対策は一歩前進すると期待されている。

 研究チームは、毒の成分を知るため、イモガイの生態や行動についても研究している。
「小さいイモガイなら、触れたときに痛みやしびれを感じることはあるかもしれませんが、ほとんどの場合緊急事態に発展することはありません」。海の中で人間がConus asprellaに刺されても、大した影響はない。
しかし、毒素をうまく調整できるようになれば、新薬の開発につながる可能性がある。

続きはソースで

【動画】イモガイの毒
おとなしそうに見えるイモガイだが、危険な毒をもっている(解説は英語です)
Killer Cone Snails | National Geographic https://youtu.be/JjHMGSI_h0Q



ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/120700065/
ダウンロード (3)


引用元: 【医学】オピオイド系鎮痛剤への依存症に悩む米国、貝の毒で新薬開発へ

オピオイド系鎮痛剤への依存症に悩む米国、貝の毒で新薬開発への続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2015/01/22(木) 23:28:57.40 ID:???.net
掲載日:2015年1月22日

動けなくなった魚を飲み込む様子を早送り動画で紹介

▶ Cone snail - net hunter hunting for fish - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=UHiGuquJmpE




 獲物を捕まえられなければ食事にありつけない。しかし足に自信はない。ならば、裏ワザを使うしかない。
動きの遅いアンボイナガイ(学名:Conus geographus)の場合、その裏ワザとは、魚に薬をもることだ。

「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に今週発表された論文によると、イモガイの仲間で熱帯に生息するアンボイナガイは、インスリンを含んだ毒を発散して魚を襲うという。血糖値が急激に下がった魚は、昏睡状態に陥ってしまう。

 スキューバダイバーたちがきれいな模様に惹かれてイモガイを手に取り、その針に刺されるという被害はよく聞く。
なかでも最も毒性の強いアンボイナガイは、刺されれば死に至る危険性もある。そのアンボイナガイは、さらにとんでもない方法で魚を捕まえていた。

「魚は完全に薬漬けにされてしまったかのように見えますね」と話すのは、スミソニアン国立自然史博物館のイモガイ専門家クリストファー・マイヤー氏である。マイヤー氏は、今回の研究には参加していない。

 魚が低血糖による昏睡状態に陥ると、アンボイナガイは獲物の上に毛布を拡げるように大口を覆い被せ、動けなくなった獲物を取り込む。念には念を入れて、魚が完全に麻痺するようそこでさらに毒を注入する。

画像
オーストラリアの岩礁を這うアンボイナガイ(Photograph by Design Pics Inc.)
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150121/432567/ph_thumb.jpg

続きはソースで

<参照>
Specialized insulin is used for chemical warfare by fish-hunting cone snails
http://www.pnas.org/content/early/2015/01/15/1423857112

<記事掲載元>
http://nationalgeographic.jp/nng/article/20150121/432567/

引用元: 【生物】インスリンを毒に使う貝を発見 魚を昏睡させて“捕まえる”アンボイナガイ

インスリンを毒に使う貝を発見 魚を昏睡させて“捕まえる”アンボイナガイの続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 伊勢うどんφ ★ 2014/03/18(火) 18:56:17.28 ID:???

オーストラリアの研究チームは16日、イモガイの毒から作った実験用の薬剤に痛みを麻痺させる作用がある可能性が示されたことを明らかにした。
この実験結果を受け、中毒性のない新しい鎮痛薬の開発に期待が高まっている。

ヘビの毒から鎮痛効果のあるペプチドを発見

 人体への試験は行われていないが、この試験的薬剤については、慢性神経痛のための代表的な薬剤と考えられているモルヒネやガパペンチンなどに比べて、およそ100倍の効果があると考えられているという。

 有効成分は、西太平洋やインド洋で多数生息している肉食のイモガイから採取したコノトキシンだ。

 イモガイにとって獲物となる魚などの生物は、刺されると同時に注入される毒によって全身が麻痺してしまう。この麻痺している間にイモガイは獲物を食べ尽くすという。

 研究を主導した豪クイーンズランド大学(University of Queensland)のデービッド・クラック(David Craik)氏によると、ラット実験では、まだ初期的段階ではあるものの「痛みを大幅にやわらげる」可能性が示されたという。

 動物の毒は、中毒や過剰摂取のリスクを伴うモルヒネやヒドロコドンなどのオピオイド鎮痛薬とは異なり、神経系の特定経路をブロックする作用がある。

AFP=時事 3月17日 14時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140317-00000030-jij_afp-int



【薬理】イモガイの毒に鎮痛効果、新たな鎮痛薬開発に期待 豪研究の続きを読む

このページのトップヘ