1: 2015/05/07(木) 07:14:04.02 ID:???.net
水の上の走り方、水鳥カイツブリの秘技が明らかに | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/042700074/

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「水上ダッシュ」と呼ばれる求愛ダンスで水の上を走る2羽のクビナガカイツブリ。(Photograph by Paul Souders, Corbis)
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 デートって大変、と思っているなら、少なくとも自分がカイツブリでないことを喜ぼう。北米で見られるクビナガカイツブリとクラークカイツブリは、パートナーを魅了して関係を維持するために、オスもメスも一緒に水の上を走らなければならないのだ。

 これら2種のカイツブリは、春の繁殖シーズンの間「水上ダッシュ」(rushing)と呼ばれる行動を見せる。2羽、あるいはそれ以上の集団で動きを合わせ、約7秒間、最長で20メートルも水上を疾走する。
水上を歩く能力を持つ脊椎動物としては最大の彼らだが、なぜそんなことが可能なのか、詳しく観察した人はこれまでいなかった。

 2種のカイツブリが重力をものともしない秘密は、1秒間に最高20回にものぼる速い歩数と、指を広げた足で水面を強く打つ力、そして奇妙な足の運びの合わせ技にあることが明らかになった。米国の研究チームが「The Journal of Experimental Biology」誌オンライン版で先月発表した。


足が沈んでからも

「一部の昆虫のように、水上を歩ける生物の多くは非常に小型です。表面張力を利用し、長い足によって体重が分散されるので沈みません」と話すのは、論文の共著者でマサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード大学の博士課程学生グレナ・クリフトン氏だ。

 だが、バシリスク(中央アメリカに生息するトカゲ)やカイツブリなど、より大型の動物になると、表面張力に頼るだけでは無理だという。

 カイツブリの芸当の謎に迫ろうと、クリフトン氏はオレゴン州にあるアッパークラマス湖で観察を開始。水上ダッシュの様子をハイスピードカメラで撮影した。そして、カメラが鮮明にとらえたカイツブリの足の映像を分析し、歩数と足の動きを調べた。

 その結果、カイツブリは1秒間に14~20歩もの速さで疾走していることが判明。クリフトン氏は、「人間なら、どんなに早くても1秒に5~6歩でしょう」と話す。

 2種のカイツブリは、走る際にまず足の指を大きく広げて水面をたたく。これで、水に沈まないために必要な力の30~55%が生み出される。クリフトン氏は、「残りは、水面下で水をかくことで生み出されている」とみる。

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文=Jane J. Lee/訳=高野夏美

引用元: 【生物学】水の上の走り方、水鳥カイツブリの秘技が明らかに 右足が沈む前に左足を…だけではなかった。ロボットに応用も

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