理系にゅーす

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ゲノム

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1: 2015/08/13(木) 07:09:59.55 ID:???.net
沖縄科学技術大学院大学分子遺伝学ユニットのダニエル・ロクサー教授、
米シカゴ大学、米カリフォルニア大学バークレー校の研究グループはタコの全遺伝情報(ゲノム)の解読に成功した。
タコはイカやオウムガイなどを含む「頭足類」の仲間。
頭足類のゲノム解読は初めて。頭足類の理解が深まることで生物進化の研究の進展などにつながる可能性がある。

タコは骨がなく三つの心臓を持ち、8本の足を持つ無脊椎動物。
自分の体をカムフラージュする能力や自分の巣を獲物の残骸で装飾する習性などを持つ。
染色体上の場所を自由に移動する「トランスポゾン(動く遺伝子)」の割合が、タコのゲノムでは半分程度を占め、動物界の中で含有量が多いことを突き止めた。

続きはソースで

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▽記事引用元
日刊工業新聞 掲載日 2015年08月13日
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720150813eaag.html

▽関連リンク
Nature 524, 220?224 (13 August 2015) doi:10.1038/nature14668
Received 26 December 2014 Accepted 16 June 2015 Published online 12 August 2015
The octopus genome and the evolution of cephalopod neural and morphological novelties
http://www.nature.com/nature/journal/v524/n7564/full/nature14668.html

Nature | News
Octopus genome holds clues to uncanny intelligence
DNA sequence expanded in areas otherwise reserved for vertebrates.
12 August 2015
http://www.nature.com/news/octopus-genome-holds-clues-to-uncanny-intelligence-1.18177

引用元: 【遺伝学】タコのゲノム解読に成功‐トランスポゾンが半分占める/沖縄科学技術大学院大など

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1: 2015/08/13(木) 05:36:26.83 ID:JB2ZVSbc*.net
8月13日 5時33分

とても賢い動物として知られるタコのすべての遺伝情報の解読に、日本やアメリカの研究チームが成功し、謎の多いタコの生態の解明につながるものと注目されています。
沖縄県にある沖縄科学技術大学院大学や、アメリカのシカゴ大学などで作る研究チームは、無脊椎動物の中でも特に高い知能を持つとされるタコのすべての遺伝情報を、3年かけて解読しました。

その結果、生命の設計図とも言われる、一組ずつ対になった塩基と呼ばれる遺伝情報が、27億対と、31億対あるヒトとほぼ同じであることが分かりました。

また、体の元になるたんぱく質を作る3万余りの遺伝子のうち、1割がタコにしか見られないもので、これらの遺伝子は、皮膚や手足など神経が集まる部分から多く見つかったということです。

タコは体の色を自在に変えられるほか、餌を見つけると瞬時に手足を伸ばして捕まえることができるなど、神経が関わる組織が発達していますが、その生態や進化の過程は謎に包まれています。

研究を行った沖縄科学技術大学院大学のオレグ・シマコフ研究員は、「無脊椎動物の中でも並外れた知能や能力を持つタコの謎にゲノム研究で迫っていきたい」と話しています。

今回の成果は、日本時間の13日に発行されるイギリスの科学雑誌「ネイチャー」の表紙も飾り、世界から注目されそうです。

(記事の続きや関連情報はリンク先で)

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引用元:NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150813/k10010188161000.html

引用元: 【科学】 タコの全遺伝情報を解読 生態の謎解明へ [NHK]

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1: 2015/08/02(日) 23:28:45.56 ID:???*.net
理化学研究所の岡田随象客員研究員らの共同研究チームが参加する国際共同研究プロジェクト「ROHgenコンソーシアム」は、ヒトゲノム配列におけるホ◯接合度の程度が、身長や呼吸機能、学業達成度、認知機能の個人差に影響を与えることを明らかにした。

ダウンロード (2)


共通したゲノム配列を父親・母親の双方から受け継いでいる状態をホ◯接合といい、ゲノム配列全体に占めるホ◯接合の割合をホ◯接合度と呼んでいる。
血縁関係が近い家系内においてはホ◯接合度の程度が大きくなることが知られているが、ホ◯接合度の程度がヒトのさまざまな形質にどのような影響を及ぼすかは分かっていなかった。

今回の研究では、コンソーシアムを通じて得られた複数人種・35万人以上のサンプルを用いて、ホ◯接合度の程度の個人差と、身体計測値(身長・肥満・ウエスト比)、血液検査値(血糖値・ヘモグロビンA1c値・インスリン値・コレステロール値・中性脂肪値)、生理学検査値(血圧・呼吸機能検査値)、社会学的因子(学業達成度・認知機能スコア)の個人差との関連を解析した。

その結果、ホ◯接合度の程度が、身長、呼吸機能(一秒量)、学業達成度、認知機能スコアに対して統計学的に有意な影響を与えることが明らかになった。

続きはソースで

なお、この内容は「Nature」に掲載された。

画像
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015080220254600big.jpg
http://www.zaikei.co.jp/article/20150802/261243.html

論文タイトル
Directional dominance on stature and cognition in diverse human populations
http://dx.doi.org/10.1038/nature14618

引用元: 【科学】理研、ゲノム配列のホモ接合度が身長や学業達成度、認知機能に影響を与えることを解明

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1: 2015/07/29(水) 22:24:23.39 ID:???*.net
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150729/K10010171241_1507292001_1507292003_01_03.jpg

これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる「ゲノム編集」と呼ばれる技術を使い、高級魚として知られる「マダイ」を通常の1.5倍程度の重さにまで大きくすることに京都大学などの研究グループが成功しました。今後、魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。
研究を行ったのは京都大学の木下政人助教と近畿大学などのグループです。

「ゲノム編集」は、これまでの遺伝子組み換え技術よりもはるかに正確に遺伝子を操作できる技術で、ここ数年、急速に研究が進んでいます。

研究グループは、この技術を使い、高級魚として知られるマダイで筋肉の量を調節している「ミオスタチン」という遺伝子を操作しました。

その結果、ふ化して1年の時点で、大きいもので通常の1.2倍から1.5倍の重さにまで育つマダイを作り出すことに成功したということです。

食品としての安全性は、今後、検討されるということですが、この技術を使って魚の品種改良が本格的に始まる可能性があると注目されています。

木下助教は「ゲノム編集により水産物の品種改良が大きく進めば、食糧問題にも貢献できると考えられる」と話しています。

ゲノム編集を巡っては、すでに筋肉の量が従来の2倍ある牛などが作られる一方で、中国の研究グループがヒトの受精卵で遺伝子を改変したとする論文を発表し、倫理的な問題も指摘されています。


遺伝子をねらいどおり操作可能

「ゲノム編集」は、生物の遺伝子をねらいどおりに操作できる技術で、いわば生命の設計図を自在に書き換えることができるものです。
これまでにも「遺伝子組み換え」と呼ばれる技術はありましたが、大きな違いは、「偶然」ではなく「ねらいどおり」に操作できる点です。

「遺伝子組み換え」の場合、遺伝子の中の特定の場所に別の遺伝子を入れることで生物の持つ特性を変え、「農薬に強い大豆」や「害虫がつきにくいトウモロコシ」などが作られてきました。しかし、この特定の場所に別の遺伝子を入れる作業は何千回、何万回試して初めて入れることができるという「偶然」に頼っていて、簡単ではありませんでした。

これに対し、ねらいどおりにできるようにしようと開発されてきたのが「ゲノム編集」の技術です。鍵となったのは、遺伝子を切り貼りするはさみの役割をしている物質をねらった場所に届ける技術の開発です。
1990年代からいくつかの方法が開発されてきましたが、おととし発表された「クリスパー・キャス法」という新たな方法が画期的で、一気に研究が進むことになりました。「クリスパー・キャス法」では、遺伝子の特定の場所を探しだし、そこに、はさみの役割をする物質を誘導することができます。
狙った遺伝子を働かなくさせたり、その場所に別の遺伝子を入れたりすることが簡単かつ正確に行えるようになり、研究が急速に進展するようになったのです。

続きはソースで

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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150729/k10010171241000.html

引用元: 【科学】 遺伝子組み換え技術よりも正確に遺伝子を操作できる 「ゲノム編集」で1.5倍の大きさの魚に[7/29]

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1: 2015/07/22(水) 23:07:38.61 ID:???.net
耳の形は全面的に遺伝で決まる
引用元:Medエッジ 2015年7月17日
http://www.mededge.jp/b/heal/16194

 耳の形は全面的に遺伝によって決まってくるようだ。

ラテン系米国人5千人以上を対象

 英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのカウストゥブ・アドヒカリ氏らの研究グループが、有力科学誌ネイチャー誌の姉妹誌であるオンライン科学誌であるネイチャー・コミュニケーションズ誌において2015年6月24日に報告している。

 研究グループは、ラテン系米国人5千人以上を対象として、病気とは関係のない耳の形に関係した遺伝子について調べた。

遺伝子を網羅的に調べた

 「ゲノムワイド関連解析(GWAS)」と呼ばれる方法によって調べている。

 人間の遺伝情報を保っている「ゲノムDNA」は、30億もの「塩基」と呼ばれる物質が連なったもの。
塩基はアデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類で、この4種の文字から成る文字列となっている。

 ゲノム研究により、この文字列は、300~1000塩基に1塩基の割合で人によりポツポツと違っていると分かった。
この塩基の差は「一塩基多型(SNP)」と名付けられている。

 大勢のSNPをいっぺんに調べて比較したのが、ゲノムワイド関連解析(GWAS)。
SNPが人間のさまざまな個性や体質に関わっていると分かってきた。

さまざまなタンパク質と関係

 今回は、耳たぶのサイズ、耳たぶの付き方、耳の外見を大きく決める内側の「対耳輪」のシワ、耳のふちに当たる「耳輪」の起伏、耳の突出具合、耳の下側の出っ張りである「対珠」のサイズに影響を及ぼす7つのゲノム領域で感染を突き止めた。

続きはソースで

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文献情報
Adhikari K et al. A genome-wide association study identifies multiple loci for variation in human ear morphology.Nat Commun. 2015;6:7500.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26105758

引用元: 【遺伝学】耳の形は全面的に遺伝で決まる ゲノムワイド関連解析から判明

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1: 2015/07/18(土) 11:18:38.54 ID:???.net
肺小細胞がんの全ゲノム解読(PDF) - 国立がんセンター
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/press_release_20150716.pdf

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(前略)


背景
肺がんはがん死因第一位であり、本邦では年間7万人以上もの方に死をもたらす難治がんです。肺小細胞がんは進行がんで発見されることが多く、難治性が高い肺がんとして知られています。
これまでに、PI3K経路の遺伝子の異常などが一部の症例で見られることが、当センター等の研究で明らかにされ、治療法の開発が進められています(J Thorac Oncol. 9: 1324-31, 2014)。
しかしながら、肺小細胞がんがどのようなゲノムの異常を蓄積して発生するのかその全貌は明らかではありませんでした。そこで、国立がん研究センター(研究所ゲノム生物学研究分野河野隆志分野長)、愛知県がんセンター(中央病院遺伝子病理診断部 谷田部恭部長)の研究グループはドイツケルン大学が主導する国際共同プロジェクトに参画し、難治性の高い肺がんである肺小細胞がん110例の全ゲノム解読を行いました。

研究成果の概要
1. これまでの研究で、肺小細胞がんでは、点変異により、TP53, RB1, CREBBPがん抑制遺伝子が不活性化していることは明らかになっていましたが、全ゲノムシークエンス解析により、点変異以外のゲノム再構成によっても、これらの遺伝子が不活性化されていることを明らかにしました。異常の頻度は、TP53(100%), RB1(93%), CREBBP(15%)でした。ゲノムの再構成の検出には、ゲノム全域に亘るシークエンス解析が必要です。本研究の成果は、がんの本態解明にこのような全ゲノム解析が有効であることを示しています。

2. TP73遺伝子では、スプライシング異常により、発がん推進型タンパク質が発現していることが知られていましたが、その原因がイントロン領域のゲノム再構成によりことが明らかにされました。
TP73遺伝子の異常は13%の症例で認められました。
3. NOTCH1-3遺伝子の不活性化変異が25%の症例で生じていることが明らかになりました。NOTCH遺伝子群は、肺小細胞がん発生に対して、がん抑制的に機能していると考えられます。
4. 既存の分子標的薬の標的となるキナーゼ遺伝子、BRAF, KIT, PIK3CA遺伝子の活性化変異が数%に存在することが再確認されました。

詳細・続きはソースで


引用元: 【遺伝子医学】肺小細胞がんの全ゲノム解読 国立がんセンター

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