1: 2014/12/03(水) 09:40:58.02 ID:???.net
ニュース - 科学&宇宙 - 「サウロンの目」銀河までの距離を特定 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト(ナショジオ)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141128002


 天文学者らのチームが26日、宇宙にある多くの物体と地球との距離を測る新たな方法が、銀河の中心に潜む巨大なブラックホールから得られたと発表した。新しい計測法は、これまでよりはるかに正確だという。

 天体の距離を測る上で突破口となったのは、銀河NGC 4151だ。映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する災いをもたらす悪役に似ていることから、「サウロンの目」(Eyeof Sauron)と呼ばれている。

 邪悪な姿をしたこの銀河と地球との距離は、従来の推定では1300万~9500万光年と非常に幅があった。しかし天文学者らは、土地測量と同様の手法を用いることで距離を6200万光年と特定できたとしている。

 今週発表された論文で画期的な計測方法が詳しく述べられているが、映画の筋書き同様「リング」が重要な鍵を握っている。この場合のリングは、NGC 4151の中心にある巨大なブラックホールを取り巻く、ちりでできた輪だ。

◆めったにない贈り物

 サウサンプトン大学のセバスチャン・ホーニグ(Sebastian Hoenig)氏率いる天文学者らの研究チームは、ハワイ、マウナケア山頂にあるW・M・ケック天文台の口径約10メートルの望遠鏡2基と干渉測定を利用。2基の望遠鏡の物理的な距離と等しい、口径約85メートルの単一鏡と同じ解像度を実現した。これはハッブル宇宙望遠鏡の100倍の解像度に相当する。

 これにより研究チームは、NGC 4151の中心と、ブラックホールを取り囲む高温のちりでできたリングからの赤外線放射を非常に鮮明な画像でとらえることができた。このような赤外線放射は、同様の「活動銀河」によく見られる特徴だ。次に、リングからブラックホールまでの距離を三角形の底辺として用い、研究者らは地球からNGC 4151までの距離を割り出すことに成功した。

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今回の研究成果は、「Nature」誌に11月27日付で掲載された。

引用元: 【宇宙】「サウロンの目」銀河までの距離を特定

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