1: 2016/01/19(火) 07:15:00.29 ID:CAP_USER.net
発火しないリチウムイオン電池の開発に成功 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/011800016/
「ホバーボード」と呼ばれるセルフバランススクーターがこのところ大人気だ。体重移動だけで自由にコントロールできる小型の乗り物はさぞ楽しいだろう。
だが、乗っている間に発火する事故が相次いでいるため、一部の大学や航空会社では持ち込みが禁止されている。
事故をご存じなければ「ホバーボード」に「炎上」「発火」「爆発」などのワードを加えて検索してみるといい。(参考記事:「人体自然発火事件の謎」)
発火の原因はリチウムイオン電池だ。リチウムイオン電池はさまざまな家電に使われているが、これまでにも電気自動車や貨物飛行機などで火災を起こして問題になってきた。
カメラ、ノートパソコン、タブレット、コードレス機器、そして、冬物の電熱ジャケットにも使われたリチウムイオン電池に過熱のおそれがあるとして、企業や米国政府が実施したリコールは数千件にのぼる。
今回、この問題が解決される希望が出てきた。
米スタンフォード大学の研究チームが「Nature Energy」2016年1月11日号に発表した論文で、過熱する前にシャットダウンし、温度が下がったら速やかに再始動するリチウムイオン電池を初めて開発したと報告したのだ。
論文の共著者である化学工学教授のゼナン・バオ氏は、開発に使った材料のほとんどは安価なプラスチックやニッケルであるため、大量生産の可能性は非常に高いと考えている。
なお、再始動後も充電池の効率は低下しないという。
より優れた、より安価な充電池への需要は高まるばかりで、世界中の研究者が新しい充電池の開発にしのぎを削っている。
研究者たちは、フロー電池など新しい原理にもとづく充電池の研究を進める一方で、リチウムイオン充電池の効率を高めたり、発火のおそれを小さくしたりする方法も模索している。
(参考記事:「画期的な蓄電池を開発、住宅用にも 米ハーバード大」)
例えば、米マサチューセッツ工科大学の研究チームは、リチウムイオン電池の電解質(正極と負極の間で電気を帯びた粒子を運ぶ物質)を液体ではなく固体にすることで、安全性を高められるとする研究成果を発表している。
また、電解質に難燃材を加えて発火しにくくする方法も研究されている。去年には、スタンフォード大学の工学者イー・ツィ氏が、過熱する前に警告を出す「スマート」充電池を開発している。
今回の論文の共著者でもあるツィ氏は、「ただし残念ながら、これまでの技術は不可逆的で、いちど過熱状態になった充電池は二度と使えなくなってしまうのです」と説明する。
続きはソースで
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/011800016/
「ホバーボード」と呼ばれるセルフバランススクーターがこのところ大人気だ。体重移動だけで自由にコントロールできる小型の乗り物はさぞ楽しいだろう。
だが、乗っている間に発火する事故が相次いでいるため、一部の大学や航空会社では持ち込みが禁止されている。
事故をご存じなければ「ホバーボード」に「炎上」「発火」「爆発」などのワードを加えて検索してみるといい。(参考記事:「人体自然発火事件の謎」)
発火の原因はリチウムイオン電池だ。リチウムイオン電池はさまざまな家電に使われているが、これまでにも電気自動車や貨物飛行機などで火災を起こして問題になってきた。
カメラ、ノートパソコン、タブレット、コードレス機器、そして、冬物の電熱ジャケットにも使われたリチウムイオン電池に過熱のおそれがあるとして、企業や米国政府が実施したリコールは数千件にのぼる。
今回、この問題が解決される希望が出てきた。
米スタンフォード大学の研究チームが「Nature Energy」2016年1月11日号に発表した論文で、過熱する前にシャットダウンし、温度が下がったら速やかに再始動するリチウムイオン電池を初めて開発したと報告したのだ。
論文の共著者である化学工学教授のゼナン・バオ氏は、開発に使った材料のほとんどは安価なプラスチックやニッケルであるため、大量生産の可能性は非常に高いと考えている。
なお、再始動後も充電池の効率は低下しないという。
より優れた、より安価な充電池への需要は高まるばかりで、世界中の研究者が新しい充電池の開発にしのぎを削っている。
研究者たちは、フロー電池など新しい原理にもとづく充電池の研究を進める一方で、リチウムイオン充電池の効率を高めたり、発火のおそれを小さくしたりする方法も模索している。
(参考記事:「画期的な蓄電池を開発、住宅用にも 米ハーバード大」)
例えば、米マサチューセッツ工科大学の研究チームは、リチウムイオン電池の電解質(正極と負極の間で電気を帯びた粒子を運ぶ物質)を液体ではなく固体にすることで、安全性を高められるとする研究成果を発表している。
また、電解質に難燃材を加えて発火しにくくする方法も研究されている。去年には、スタンフォード大学の工学者イー・ツィ氏が、過熱する前に警告を出す「スマート」充電池を開発している。
今回の論文の共著者でもあるツィ氏は、「ただし残念ながら、これまでの技術は不可逆的で、いちど過熱状態になった充電池は二度と使えなくなってしまうのです」と説明する。
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引用元: ・【技術】発火しないリチウムイオン電池の開発に成功 過熱前にシャットダウンし、温度低下で再始動、米スタンフォード大
発火しないリチウムイオン電池の開発に成功 過熱前にシャットダウンし、温度低下で再始動、米スタンフォード大の続きを読む