1: 2014/11/29(土) 11:50:52.86 ID:???.net
藻類の成分が潰瘍性大腸炎を抑制
掲載日:2014年11月25日

潰瘍性大腸炎が急増しており、その予防や治療が大きな課題になっている。
褐藻類のシワヤハズの成分のゾナロールが潰瘍性大腸炎を抑制することを、東京工科大学(東京都八王子市)の佐藤拓己(さとう たくみ)教授らがマウスの実験で発見した。
難病の潰瘍性大腸炎の新しい予防や治療につながる可能性がある。
東京海洋大学の小山智之(こやま ともゆき)准教授と産業医科大学の山田壮亮(やまだ そうすけ)講師との共同研究で、米オンライン科学誌プロスワン11月19日号に発表した。

潰瘍性大腸炎は、原因不明で炎症反応の暴走が起こり、大腸に広範な潰瘍が起こる病気で、1970年代以降急増して、患者数は2012年現在14万人を超えている。
メザラジンやステロイド、抗TNFα抗体などの治療薬はあるが、効果がない場合は、大腸の切除や人工肛門造設の外科治療も必要で、新薬の開発が期待されている。
研究グループはまず、さまざまな海産物の中で抗炎症作用の強いものを探し、褐藻類のシワヤハズを見いだした。

シワヤハズの成分で、抗炎症作用が最も強い化合物はテルペノイド・ゾナロール(ゾナロール)だった。
このゾナロールに着目して、潰瘍性大腸炎への効果を調べた。マウスに、潰瘍性大腸炎を起こしやすくする化合物とともにゾナロールを11日間経口投与したところ、大腸の潰瘍はほぼ半減した。
試験管内のマウス細胞の培養実験でも、ゾナロールは炎症反応を明白に抑えた。
さらに、この作用は、ゾナロールがストレス応答の鍵を握る転写因子Nrf2の活性化に作用し、過剰な炎症作用を抑制して、潰瘍の発生を減らすという仕組みを確かめた。

-----------引用ここまで 全文は引用元参照----------

▽記事引用元
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2014/11/20141125_02.html
SciencePortal(http://scienceportal.jst.go.jp/)掲載日:2014年11月25日

▽関連リンク
東京工科大学
褐藻類の成分が「潰瘍性大腸炎」を抑制することを発?、予防治療などへの応用に期待-応用生物学部
http://www.teu.ac.jp/press/2014.html?id=277

引用元: 【医学】褐藻類のシワヤハズの成分のゾナロールが潰瘍性大腸炎を抑制/東京工科大など

褐藻類のシワヤハズの成分のゾナロールが潰瘍性大腸炎を抑制/東京工科大などの続きを読む