1: 2015/04/30(木) 18:02:52.74 ID:???.net
ここがすごい!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
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画像
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ウェッブ宇宙望遠鏡の主鏡を構成する六角形セグメント。主鏡は合計18枚のベリリウム製セグメントから成り、赤外線を反射しやすいように24金でコーティングされる。(PHOTOGRAPH BY NASA/
MSFC/DAVID HIGGINBOTHAM)
https://www.youtube.com/embed/H5MwOCgzQ6M
ハッブルの写真で星の旅へ。数千個の星が集まるWesterlund2と、周囲に広がる星雲であるガム29の中をゆく。ハッブルで撮影した写真を使って制作。Video: NASA, ESA, G. Bacon, L. Frattare,
Z. Levay, and F. Summers (Viz3D Team, STScI), and J. Anderson (STScI)
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ウェッブに採用される新技術のひとつ、マイクロシャッタアレイ。数千個の小さなシャッタにより、1つの分光器で100以上の天体を同時に観測できる。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA
GODDARD)
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NASAゴダード宇宙飛行センターの巨大なクリーンルームで、2枚の試験用セグメントを検査する光学エンジニア。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA)
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膜のような形の巨大サンシールド。これを5層に重ねたシールドで、ウェッブを太陽、地球、月から守り、冷たい状態を保つ。飛行中、最初に配備されるパーツのひとつ。(PHOTOGRAPH BY
NORTHROP GRUMMAN AEROSPACE SYSTEMS)
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ノースロップ・グラマンという請負業者が、ウェッブ建設の大半を担当する。先ごろ、サンシールドの大規模実験を終えたばかり。5枚の断熱膜を用いた巨大サンシールドは、SPF100万の日焼け止めと同等の性能を持つ。(PHOTOGRAPH BY ALEX EVERS, NORTHROP GRUMMAN)
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打ち上げ前に、ゴダード宇宙飛行センターの巨大な低温チャンバーでウェッブの各部品の試験が行われる。打ち上げ後の修理は不可能だ。(PHOTOGRAPH BY CHRIS GUNN, NASA)
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ウェッブは、これまでの計器よりも過去にさかのぼることができる。宇宙の初期に誕生した星や銀河の観測、形成過程にある星や銀河の観測、太陽以外の恒星を回る惑星の調査、太陽系の監視などが可能だ。(ILLUSTRATION BY NORTHROP GRUMMAN)


 25年前の4月24日、史上最大で最高のハッブル宇宙望遠鏡は、スペースシャトル・ディスカバリーによって地球低軌道に打ち上げられた。時をさかのぼり、宇宙の秘密を解明することが目的だった。

 しかし、計画に20年もの歳月と15億ドルを費やしたハッブルが最初に送ってきた画像は、何ともひどいものだった。完ぺきな精度で作られたはずの集光ミラーに不具合があったのだ。 

 3年後、次のシャトルが修理に向かった。その後ハッブルは世界クラスの革新的な観測結果を送るようになり、壮大な画像に多くの地球人が魅了された。

 今でも現役のハッブルだが、永遠に宇宙を覗き続けることはできない。もうすぐ、ハッブルよりも大きい巨大望遠鏡が打ち上げられようとしている。

「これから、あらゆる種類の新発見が待っています。これにより、天文学の世界に再び変化が訪れるでしょう」と述べるのは、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のプロジェクトサイエンティストを務める
宇宙望遠鏡科学研究所のジェイソン・カリライ氏だ。

姉をしのぐ妹 

 ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、宇宙ベースの汎用天文台という意味では、ハッブルの後継にあたる。しかし、多くの関係者は2機を姉妹と考えている。短期間でもいいので2機を同時に運用し、姉妹の目で同じ天体を観測することを望んでいるのだ。 

 2018年に打ち上げが予定されているウェッブは、その赤外線カメラにより、宇宙誕生からわずか2億年後の光を集めることができる。宇宙誕生2億年といえば、初期の恒星や銀河が形つくられつつあった時代だ。また、太陽を含む恒星を回る惑星の調査も行う。これらのすべてを、地球から100万マイルの高見から行うのがハッブルとは異なるところだ。 

 アポロ計画で重要な役割を果たしたNASAの長官にちなんで名づけられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、口径6.5mもの鏡を持つ(ハッブルは2.4m)。六角形のベリリウム製セグメント18枚からなる反射鏡は、昆虫の複眼を彷彿させる。目的地までの2カ月の旅の間、すべてのユニットは折りたたまれた状態で運ばれる。それが展開する様子は、ハイテクな宇宙の折り紙とでも言おうか。 

 ただし、計画にリスクがないわけではない。宇宙ステーションなどが太陽と地球に対してずっと同じ位置関係を保てる場所は5つあるが、ウェッブはその1つであるラグランジュ点L2を目指す。そこは地球から100万マイルも離れているため、不具合が発生してもレスキューできる望みはない。 

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文=Nadia Drake/訳=堀込泰三
 

引用元: 【宇宙開発/技術】ここがすごい!ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 宇宙の過去を探る史上最強のタイムマシンにもなる“ハッブルの妹”

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