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タンパク質

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1: 白夜φ ★ 2013/07/13(土) 01:41:10.11 ID:???

死んだ細胞に目印つけるタンパク質発見 京大教授ら


生体内で死んだ細胞を処理するために目印をつけるタンパク質を、京都大医学研究科の長田重一教授や鈴木淳助教、米マサチューセッツ工科大などのグループが見つけた。
細胞の処理システムがうまく働かない白血病や自己免疫疾患の治療法の開発にもつながる成果で、米科学誌サイエンスで12日発表する。

細胞は、がん化したり、ウイルスに感染すると自ら死んで他を守る「アポトーシス」と呼ばれる仕組みがある。
死んだ細胞は表面に目印となる分子フォスファチジルセリン(PS)が出て、異物を食べる貪食(どんしょく)細胞に認識されて分解される。

グループは、PSを出しやすい細胞の遺伝子を網羅的に解析し、アポトーシスの際にPSを表面に出す膜タンパク質Xkr8を見つけた。
マウスの実験で、Xkr8が働けなくなると、PSは表面に出なくなった。

特定の白血病のがん細胞はXkr8をほとんど作らず、処理システムから逃れているとみられる。
また、死んだ細胞がきちんと処理できないと細胞膜が破裂して抗原が放出され、発疹などの自己免疫疾患を引き起こす可能性がある。
長田教授は「Xkr8と病気との関わりを詳しく調べたい」と話している。
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▽記事引用元 京都新聞 2013年07月12日 09時11分配信記事
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20130712000018

▽関連
京都大学
アポトーシス時のリン脂質暴露に関与する因子の同定
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2013/130712_1.htm
Suzuki Jun, Denning Daniel P., Imanishi Eiichi, Horvitz H. Robert, Nagata Shigekazu.
Xk-Related Protein 8 and CED-8 Promote Phosphatidylserine Exposure in Apoptotic Cells.
Science, Published online 11 July 2013
http://www.sciencemag.org/content/early/2013/07/10/science.1236758



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1: 白夜φ ★ 2013/07/13(土) 01:08:55.25 ID:???

自閉症に「母親由来の抗体」が関係、研究
2013年07月10日 13:12 発信地:パリ/フランス

【7月10日 AFP】未だ謎の多い自閉症を研究する研究専門家らのチームは9日、胎児の発達中の脳にあるタンパク質を標的にする母親由来の抗体群を発見したと発表した。
医学誌「Translational Psychiatry」に掲載された報告書によると、研究チームは自閉症スペクトラム障害(ASD)の子どもの母親246人と、障害のない子どもの母親149人を比較し、ASDの子どもの母親のグループでは、全体の4分の1近くにこの抗体群の組み合わせがあることを突き止めたという。

抗体は免疫系における「歩兵」で、「キラー細胞」が標的とするウイルスや微生物に印を付ける役割を担っている。
だがときに、これらの抗体は自己の健康なタンパク質を標的にする原因不明の行動をとる「自己抗体」となる。
この自己抗体は、ループスや関節リウマチ、多発性硬化症などの自己免疫疾患に大きくかかわっている。

妊娠した女性は胎盤を通じて胎児に抗体を送っている。
だが、正常に機能していない抗体も同時に送られ、赤ちゃんにとって必要なタンパク質を標的にすることがあるという。

論文の執筆者で米カリフォルニア大学デービス校(University of California, Davis)のジュディ・バンデウォーター(Judy Van De Water)教授(医学)はAFPの取材に電子メールで返答し、
「われわれは自閉症の子どもの母親の23%に、健康な神経の発達に必要なタンパク質に対して自己抗体があることを発見した」と述べた。
「一般的な発達をしている子どもの母親の血液からは、これらの抗体は発見されていない」

■早期検査や治療の開発加速か

バンデウォーター氏によると、研究では、これらの自己抗体群が「とりつく」7種類のタンパク質を明らかにした。
これは一部のASDの発達について極めて重要なヒントとなり、早期の予測検査と治療の開発を加速させる可能性もある。

また研究チームは、7種類のタンパク質による11通りの組み合わせを発見した。
各組み合わせによりASD発症リスクのレベルは異なるという。

「極めて早期の行動的介入は、ASDのある子どもが行動や能力を向上させることを助ける効果がある。
そのため、このこと(タンパク質の組み合わせ)を極めて早期に知ることには有効性がある」と、バンデウォーター氏は述べた。
「検査は妊娠前に行うことが可能なので、女性は代理母を考えるか、ASDの子どもが生まれた場合に早期の介入を行うための準備をするか、判断することができるようになる」(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNEWS2013年07月10日 13:12配信記事
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2955184/11022786

▽関連 
Translational Psychiatry (2013) 3, e278; doi:10.1038/tp.2013.47
Published online 9 July 2013
Maternal antibodies from mothers of children with autism alter brain growth and
social behavior development in the rhesus monkey
http://www.nature.com/tp/journal/v3/n7/full/tp201347a.html



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1: ケンシロウとユリア百式φ ★ 2013/06/29(土) 17:19:03.44 ID:???

免疫力の「若返り」を手助けするたんぱく質を動物実験で発見したと、大阪大などの研究チームが発表した。

加齢による免疫力低下の予防や治療につながる可能性があるという。
米専門誌「イミュニティー」電子版に掲載された。

免疫細胞などを生み出す大本になる「造血幹細胞」は、老化とともに免疫を担うリンパ球を作る能力を失っていくが、詳しい仕組みはよく分かっていない。

チームの横田貴史・大阪大助教らは、マウスの造血幹細胞で、加齢とともに「Satb1」というたんぱく質が減少していることを確認。人間で20歳代にあたるマウスの造血幹細胞で、このたんぱく質を通常の20~10倍作るよう遺伝子操作を行ったところ、リンパ球の生成が約100倍に増えた。
人間の70歳代にあたるマウスでも、通常の約3倍に増えた。

横田助教は「感染症に対する高齢者の免疫力を高める技術開発などにつながれば」と話している。

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ソース:読売新聞(2013年6月29日15時14分)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130629-OYT1T00389.htm
関連リンク:大阪大学のプレスリリース
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/ResearchRelease/2013/06/20130625_1
関連リンク:Immunityに掲載された論文要旨
「The Satb1 Protein Directs Hematopoietic Stem Cell Differentiation toward Lymphoid Lineages」(英文)
http://www.cell.com/immunity/abstract/S1074-7613(13)00241-0



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1: 依頼36-20@白夜φ ★ 2013/06/29(土) 11:26:26.11 ID:???

肥満で肝がん発症は細菌が原因 細胞を老化、がん研解明

 
肥満になると腸内で特定の細菌が増えて肝臓の細胞を老化させ、肝がんを発症させることをマウスの実験で発見したと、がん研究会(東京)などのチームが27日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

腸内で増えた細菌が胆汁の成分を、細胞を老化させる物質に変化させた。
これが肝臓に取り込まれ、老化した細胞が発がんを促すタンパク質を周囲に分泌していた。
チームは、肥満気味の肝がん患者では約3割で肝臓の細胞が老化していることから、人でも腸内細菌が肝がん発症に関わるとみている。

がん研究会は「特定の細菌が増えないようにできれば、肥満による肝がんを予防できるかもしれない」としている。

2013/06/27 02:00 【共同通信】
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▽記事引用元 47NEWS 2013/06/27 02:00配信記事
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013062601001705.html

▽関連
・独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
肥満に伴う腸内細菌の変化が肝がんの発症を促進する
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130627-2/
・公益財団法人 がん研究会
【プレスリリース】肥満に伴う腸内細菌の変化が肝がんの発生を促進する
http://www.jfcr.or.jp/press_release/2777.html
リリース全文
http://www.jfcr.or.jp/up_pdf/20130625142447_1.pdf
・Nature Year published: (2013) DOI: doi:10.1038/nature12347
Received 10 December 2012 Accepted 04 June 2013 Published online 26 June 2013
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/abs/nature12347.html

*ご依頼いただきました。



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1: 白夜φ ★ 2013/06/14(金) 01:16:29.20 ID:???

がんが血管から転移する仕組み解明 東京女子医科大
2013/6/3 23:30 記事保存

東京女子医科大学の丸義朗教授らは、がん細胞が肺の血管を通り抜けて転移する仕組みを解明した。
細胞同士をくっつける「エフリンA1」と呼ぶたんぱく質が、がん細胞が作る酵素によって分解されると、その働きを変えて血管の細胞同士の結合を壊すという。
マウスを使った実験でこの仕組みを妨げると、転移が防げた。

血管ではエフリンA1が別のたんぱく質と結びつき細胞を接着させている。
がん細胞もエフリンA1を分泌しており、これが酵素で分解され細胞外を漂うようになる。
血液中に流れ込み肺の血管細胞同士の結合を弱め、がん細胞が通り抜けやすくするという。

実験ではがん細胞を植えたマウスに、バラバラになったエフリンA1の働きを抑える抗体を注射。
がん細胞の肺への転移が起こらなくなった。

成果は米科学誌オンコジーン(電子版)に発表した。
______________

▽記事引用元 日経電子版 2013/6/3 23:30配信記事
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG3002C_T00C13A6TJM000/

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▽関連
Oncogene advance online publication 20 May 2013; doi: 10.1038/onc.2013.180
ADAM12-cleaved ephrin-A1 contributes to lung metastasis
http://www.nature.com/onc/journal/vaop/ncurrent/abs/onc2013180a.html#aff1



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1: 白夜φ ★ 2013/06/12(水) 10:32:40.93 ID:???

【 2013年6月6日 両生類の四肢再生に必要な3因子発見 】


岡山大学異分野融合先端研究コアの佐藤伸(あきら)准教授らは、メキシコ・サラマンダー(ウーパールーパー)などの有尾両生類が手足を再生する際に必要な3種類のタンパク質を発見したと発表した。
実際に皮膚の損傷部位にこれらを作用させることで、四肢構造を作ることができたという。
より高等な脊椎動物の手足などの再生研究に寄与するものと期待される。

メキシコ・サラマンダーは、手足などの器官再生ができる動物として知られている。
これまでの研究では、皮膚を損傷させると修復だけが起こるが、損傷部位に神経を外科的に配置すると四肢再生へと進むことが分かっていた。
神経から分泌される因子が再生開始をコントロールしているとみられるが、それが具体的にどのような物質かは不明だった。

研究グループは、メキシコ・サラマンダーの本来の四肢とは別の場所に余分な肢を作らせ、その時にどのような遺伝子が働いているか解析した。
その結果、四肢再生には大きく2つの遺伝子の情報伝達経路が関わり、3種類(GDF5、FGF2、FGF8)のタンパク質が作用していることが分かった。

皮膚の損傷部位にGDF5タンパク質を添加すると、未分化細胞からなる突起状の「再生芽」ができたが、四肢の形成には至らなかった。
損傷部位にGDF5とFGF2、FGF8の3種類のタンパク質を添加すると、神経を配置した時と同じような遺伝子の働き方がみられ、再生芽からは、軟骨や靭帯などの結合組織をもった四肢構造が作られたという。

今回の成果について、研究グループは「世界で初めて、人為的かつ人工物によって高次構造の再生を誘導した点が大きな進展だ」。
有尾両生類の四肢再生は、完全に分化した皮膚の真皮細胞がリセット(脱分化)されて未分化細胞となり、それが結合組織の細胞に変化する。
今回得られた因子をさらに詳しく検証することで「生体が持つ“脱分化作用”を明らかにすることができる」と述べている。

研究は、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業(さきがけ〈個人型研究〉)研究領域「iPS細胞と生命機能」・研究課題「細胞リプログラミングの段階的制御」によって得られた。

研究論文“Nerve independent limb induction in axolotls(両生類において四肢形成を誘導できる分子の発見)”は近く、米国科学誌「Developmental Biology」に掲載される。
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▽記事引用元 SciencePortal 2013年6月6日配信記事
http://scienceportal.jp/news/daily/1306/1306061.html


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▽関連
科学技術振興機構(JST)
有尾両生類の四肢再生を制御する3種類のたんぱく質を発見
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20130605/
岡山大学 プレスリリース
有尾両生類の四肢再生を制御する3種類のたんぱく質を発見
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id43.html
報道発表資料
http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press25/press-130605.pdf



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