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1: 2016/06/27(月) 07:15:20.21 ID:CAP_USER
エジプトの猫ミイラ、新X線技術で撮影に成功 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062400237/
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062400237/1.jpg
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/062400237/02.jpg


 近い将来、古代エジプトの謎の解明が大きく進むかもしれない。新しいCTスキャンの画像技術を使えば、巻かれた布を外さなくても、ミイラの内部を詳しく観察できるようになるためだ。

 南オーストラリア博物館に所蔵されているネコのミイラを使った新しいCTスキャンのテストが成功した。ミイラの正確な年代は不明だが、エジプトでは紀元前600年から西暦250年頃まで、ネコのミイラがよくつくられていた。(参考記事:「動物のミイラの“ヘ~!?”な真実」)

 従来のCTスキャンは検査対象にさまざまな角度から1種類のX線を照射し、撮影した画像を合成することで、内部のデジタル画像を得る。筋肉と骨は、密度の違いによって区別する。しかしミイラの場合、時間とともに皮膚と筋肉は乾燥して密度が高くなる半面、骨は髄を失って密度が低くなるため、精度を上げるのが難しい。(参考記事:「“万能のX線”、発見から115年」)

 新しいX線イメージング法は、この問題を解決する。2種類のX線を照射して、物質の原子番号を割り出し、検査対象の組成を明らかにする。カルシウムや炭素といった元素はそれぞれ固有の原子番号をもつため、内部に含まれる物質の原子番号がわかれば、組成を判断できる。例えば、骨にはカルシウムとリンが詰まっているのに対し、筋肉は大部分が炭素でできているため、両者を区別できるというわけだ。

 オーストラリア、ロイヤル・アデレード病院 放射線科の研修医で、今回の研究を率いたジェームズ・ビューズ氏は「この技術はあらゆるCTスキャナーで用いることができます」と説明する。研究結果をまとめた論文は「Journal of Archaeological Science」の2016年8月号に掲載される。

「検査対象の中身を、これまでよりも少し詳しく知ることができます」とビューズ氏は話す。「骨や筋肉を調べることで、検査対象がどのように生き、どのように命を終えたかを解明したいと考えています」


聖書の証拠集めがミイラの収集に

 南オーストラリア博物館は、今回の研究に使ったネコのミイラの正確な出所を把握していない。ただし、外国の民族学を専門とする上級学芸員で、研究にも参加したバリー・クレイグ氏は、19世紀後半~20世紀前半に博物館が入手した可能性があると説明する。この頃、ロビー・フレッチャー牧師が旧約聖書の証拠を集めるため外国に派遣されている。

「彼は最終的に、エジプトから大量の遺物を集めてきました」とクレイグ氏は話す。南オーストラリア博物館が所蔵するネコのミイラの1つは、フレッチャーが1890年頃にスペオス・アルテミドスで手に入れたものにちがいないという。スペオス・アルテミドスはエジプトのナイル川沿いにある神殿の遺跡で、古代につくられたネコのミイラがいくつも発掘されている。

 ネコはたいてい放し飼いのような状態で暮らしていたが、古代エジプトでは、ネコの女神バステトの怒りを鎮めるため、しばしばネコがささげものにされた。エジプト学の専門家として名高いカイロ・アメリカン大学の教授サリマ・イクラム氏によれば、ささげもののネコは飼育業者から入手し、同時に装飾用の布を選び、祈りの言葉を与えるのが一般的だったという。

 この商売はとてももうかっていた。ネコのミイラのはずが、古代の石を詰めた袋だったという詐欺も横行していた。ビューズ氏は研究対象とした2つのミイラについて、「ネコのミイラの中身が本当にネコかどうか、古代エジプトの偽物をつかまされていないかどうかを確かめたいと思いました」と説明する。

続きはソースで

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引用元: 【技術/考古学】エジプトの猫ミイラ、新X線技術で撮影に成功 巻いた布を剥がずに内部の組成を解き明かす [無断転載禁止]©2ch.net

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1: 2016/05/01(日) 08:47:22.96 ID:CAP_USER
DNAを高密度データストレージに!マイクロソフトが実用化研究 (ニュースイッチ) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160430-00010008-newswitch-sctch


バイオベンチャーに試験用の合成DNA製造委託

 人間などの遺伝情報が書き込まれたDNAをデジタルデータの記録媒体に使う「DNAストレージ」について、マイクロソフト(MS)が実用化研究を本格化させている。バイオベンチャーの米ツイスト・バイオサイエンス(Twist Bioscience、サンフランシスコ)の発表によれば、同社はMSから1000万本の合成DNAの製造と、それらDNAを構成する核酸塩基の配列の書き込み業務を受注した。

 「情報爆発」とも言われるように、デジタル時代の現代社会では大量のデータが日々生み出されている。それらのデータを長期間保管するストレージの需要もうなぎ上りに伸び、2017年で16ゼタバイト(1ギガバイトの1兆倍)の需要が見込まれているという。ただ、大きな問題は、それらを蓄えるデータストレージの容量が追いついていないことにある。

 そこで注目されているストレージの代替技術の一つがDNA。わずか1グラムに1ゼタバイトもの情報量を蓄えられ、米化学会での発表によれば、DNAは堅牢性に優れ、最大2000年もの間、そのまま無キズの状態を保てるとも言われている。たとえばスペインの洞窟で発見された7000年前の人骨のDNAの解析結果から、この人物が青い目を持ち、おそらく牛乳に含まれる酪酸を消化できなかったことがわかっている。

 こうしたことからDNAを高密度かつ長期間のデータ記録媒体として実用化する試みが各研究機関で行われている。2012年にはハーバード大学のジョージ・チャーチ教授(遺伝学)らがDNAに5万3000語で構成された本1冊の情報を書き込み、読み出すことに成功したとサイエンス誌に論文発表した。

 MSの研究開発部門であるMSリサーチも、シアトルのワシントン大学と共同で、以前から研究を進めている有力研究機関の一つ。今回は、合成DNAを大量生産する自社開発の装置を持つツイスト・バイオサインスに対し、ストレージ向けの研究に使う1000万本もの合成DNAの製造業務を委託した。

 IEEEスペクトラムの取材によれば、両社の契約では、MSがデジタルデータをA(アデニン)、C(シトシン)、G(グアニン)、T(チミン)の塩基配列に符号化し、その配列に従ってツイストが合成DNAを作製してMSに配送する。ツイストが知らさせるのは塩基配列だけで、元のデータが何であるかはわからない。次にMSは長期間のデータストレージとして使えるかどうか、(加速劣化試験などの)シミュレーションを行い、塩基配列からデータを読み出す、という手順を取る。

 ここでDNAストレージを実用化する上での壁は、コストとエラー率。コストについては、DNAから人間1人のゲノム(全遺伝情報)を読み解くのに、2001年には10億ドルかかっていたのが、現在は1000ドル程度にまで劇的に下がってきた。ツイストのエミリー・レプラウストCEOはIEEEスペクトラムに対し、「(ストレージ用には)現在の1万分の1程度までコストを下げる必要がある」としているが、技術革新により今後もコストダウンが見込まれそうだ。

 読み書きでのエラー率の低下も技術革新待ちと言えるかもしれない。ツイストのニュースリリースの中で、MSリサーチのダグ・カーミーン氏は、ツイストと行った初期段階のテストで、合成DNAに書き込んだデジタルデータを100%読み出すことができたという。その上で「有望な製品としての商品化するにはあと何年もかかる見通しだが、将来はデータストレージとして記録密度と堅牢性をともに向上させることができるだろう」(カーミーン氏)としている。

<解説>
 『ゲノムの敗北』にも書かれている通り、DNAシーケンサーの開発で日本には(それこそiPhoneのように)要素技術と構想はあったものの、対応が後手に回り、今や米国企業が市場を席巻している。しかも生命科学研究分野だけでなく、読み取りコストの低下から臨床応用や遺伝子検査の現場でも大きな需要が見込まれている。それに加え、ICTのデータストレージでも生命科学の関連技術が役立つとは驚きだ。

 先の『ゲノムの敗北』では、既存の専門分野以外の新しい学問を邪道とする頭のカタイ大先生たちがプロジェクトを潰す要因となったが(つまりサイロ化)、日本の研究者ももっと先を見て、融合分野の融合技術にあるイノベーションを追求すべきだ。

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引用元: 【情報技術】DNAを高密度データストレージに!マイクロソフトが実用化研究 バイオベンチャーに試験用の合成DNA製造委託 [無断転載禁止]©2ch.net

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1: 2016/03/05(土) 22:09:15.01 ID:CAP_USER*.net
2050年には予測世界人口の49.8%にあたる47億6,000万人が近視、9億4,000万人が強度の近視になる?
これはオーストラリアのブライアン・ホーデン視覚研究所が発表した一つの予測だが、デジタル機器の急速な普及を考えると、あながち軽視できない。
強度の近視は失明の要因の1つであり、研究者は包括的な近視治療の必要性や子どもへの眼科受診の徹底などを提唱した。
00年時点では世界人口の22.9%にあたる約14億人が近視、うち1億6,000万人が強度の近視。50年で失明リスクが約6倍高まる計算だ。

大きな原因の1つに、生活スタイルの変化が挙げられる。屋外での活動時間が減り、PCやスマートフォンなどのデジタル機器を近くで見続ける時間が増えているのだ。
総務省の情報通信白書(15年版)によると、10代と20代は平日で1日平均100分以上、休日は180分以上、
30代・40代はともに1日平均約80分インターネットを利用しているという。インターネット利用時間・利用者数ともに年々増加している。

PCやスマートフォンを使用している最中は、ディスプレイと目の距離がほぼ一定である。

続きはソースで

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(編集担当:久保田雄城)

http://economic.jp/?p=59296

引用元: 【医療】050年には10億人が失明、50億人が近視になる恐れ

2050年には10億人が失明、50億人が近視になる恐れの続きを読む

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1: 2016/01/26(火) 12:51:51.46 ID:CAP_USER.net
共同発表:曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160126/index.html
極薄の圧力センサーを開発、乳がん触診の一助に 日米研究 (AFP=時事) - Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160126-00000003-jij_afp-sctch


ポイント
曲げても性質が変化しないフレキシブル圧力センサーの作製に世界で初めて成功した。
フレキシブル圧力センサーとして世界最高感度を維持しながら、半径80マイクロメートルまで折り曲げても性質が変化しない。
ゴム手袋など柔らかな曲面上に装着して圧力計測ができるため、デジタル触診をはじめとして、ヘルスケア、医療、福祉など多方面への応用が期待される。


JST 戦略的創造研究推進事業の一環として、東京大学 大学院工学系研究科の染谷 隆夫 教授、リー・ソンウォン 博士研究員らの研究グループは、世界で初めて、曲げても性質が変化しないフレキシブル圧力センサーの作製に成功しました。

ウェアラブルエレクトロニクスの装着感を低減するため、生体に密着する柔らかい圧力センサーの開発が重要性を増しています。
ところが、柔らかい素材でできた圧力センサーは、曲げたりよじれたりすると、変形に伴うひずみのためにセンサーの性質が大きく変化してしまい、正確に計測できなくなるという問題がありました。
本研究グループは、ナノファイバーを用いることによって、曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功しました。
今回開発した圧力センサーは、半径80マイクロメートルまで折り曲げても、圧力センサーとしての性質が変化せず、膨らませた風船のように柔らかい曲面上でも圧力の分布を正確に計測することができました。

本研究成果を活用し、ゴム手袋など柔らかな曲面上に本センサーを装着して圧力を測定することが可能になり、感覚に頼っていた触診をセンサーで定量化するデジタル触診など、ヘルスケア、医療、福祉など多方面への応用が期待されます。

本研究成果は、1月25日(英国時間)に英国科学雑誌「Nature Nanotechnology」誌オンライン速報版で公開されます。

続きはソースで

ダウンロード (3)
 

引用元: 【技術】曲げても正確に測れる圧力センサーの開発に成功 ゴム手袋など柔らかな曲面上に装着しての計測が可能に

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1: 2015/11/10(火) 11:46:03.69 ID:NdeM96WD*.net
ハイテク日本は実はローテク? まだファックスやカセットテープが
マイケル・フィッツパトリック
東京、ビジネス記者
2015年11月6日

画像
http://ichef-1.bbci.co.uk/news/660/cpsprodpb/169D2/production/_86462629_gettyimages-491504300.jpg
※ロボットが大好きな日本のオフィスではまだファックスを使っている

日本はロボットやハイテク機器に夢中な国、製造業の技術革新で最先端を走る国として知られる。
だが一般のオフィスにおけるテクノロジーの現実は、このイメージから驚くほどかけ離れている。
人間が信号機の代わりをするし、有名企業が10年前のソフトウエアを使っていて当たり前。日本はそんな国だ。
街のあちこちにあるコンビニでは、事務用品コーナーにカセットテープまで並んでいる。その隣には懐かしいファックス機。例えばソニーのように先進的なハイテク企業でさえ、今もファックスを使っている。
「日本の企業は外国企業と比べ、最新式のIT(情報技術)を導入するのがだいたい5~10年遅れている。特にソフトウエア関連では遅れが目立つ」
――こう指摘するのは、東京とシカゴで事業を展開するソフトウエア会社「スターファイターズ」のトップ、パトリック・マッケンジー氏だ。
「進歩のペースは、進んでいるかどうか分からないほど遅い」とマッケンジー氏は言う。

http://ichef.bbci.co.uk/news/624/cpsprodpb/17008/production/_86461249_hi001346331.jpg
※日本は新幹線を作り出したが、いまだに人間が信号機の代わりをしている

これが世界初の非接触決済システムや新幹線、ソニーのウォークマンを開発した国なのだから、だれだって不思議に思うだろう。
日本では以前から「おサイフケータイ」による支払いが可能だが、実際に活用している人はほとんどいない。オフィスでのスカイプや、ドロップボックスのような最近はやりのクラウドストレージも同じだ。
それでも日本のインターネット・インフラは世界トップレベルなのだ。

手書きのファックス
東京に本社を置くITコンサルティング会社「インターアローズ」の男澤洋二社長は日本企業がデジタルに弱いのは、日本の中心にいるのが多国籍企業ではなく小規模企業だからだと語る。
「要するに、中小企業が日本ビジネス界の展望をいかに左右しているか、それを理解する必要がある」と、男澤氏は語る。
経済産業省によると、日本の企業420万社のうち、中小企業は数の上で99.7%を占める。世界第3位の経済大国を主導しているのは国外でも名の通った大企業ではなく、小さな事業所の集まりなのだ。
男澤氏によると、こうした中小企業はアンチ技術革新とは言い切れないまでも、総じて保守的だ。
「中小企業は通信手段として郵便やファックスを使う。時として手書きのファックスを送ってくることもある。つまりそういう会社では、マイクロソフト・ワードのようなワープロソフトさえ使っていないということだ」
官僚的な大企業
もっと大規模で近代的なグローバル企業も、やはりデジタル化の流れから取り残されているように見える。ただ、会社に尽くすことが当然とされる企業文化の中で、自分の会社のデジタル化が遅れていると実名で語ってくれる人はなかなか見つからない。
「最先端のハイテクというイメージを誇る企業が、1997年頃の代物のようなメールサービスを従業員に使わせる。そんな状況にもいずれは慣れてくるものだ」。日本の有名一流企業の社員が最近、匿名でこうツイートとしていた。
この人のツイッター・アカウントは「The Hopeful Monster」。BBCとのインタビューで匿名を条件に、オフィス技術をめぐる勤務先の理不尽なスタンスをさらに披露してくれた。
「メールと社内連絡にはテキストのみのサイボウズを使っていた。与えられたサーバー上のスペースはごくわずかで、すぐに一杯になるため、古いメールを削除したり転送したりする作業をほぼ毎月繰り返していた」

(続きや関連情報はリンク先でご覧ください)

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引用元: http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-34742646

★1の立った日時:2015/11/10(火) 03:06:26.73
前スレ http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1447114067/

引用元: 【科学】 ハイテク日本は実はローテク? まだファックスやカセットテープが (BBC) ★4

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1: 2015/08/09(日) 21:10:14.28 ID:RKehNbU0*.net
未曾有の膨大な情報が蓄積されつつある今 未来世代に貴重な記録を残す新技術の開発が進む

2015年8月7日 17時24分 ベッツィー・アイザックソン

 インターネット用通信プロトコルTCP/IPの共同開発者で、「インターネットの父」とも呼ばれるビントン・サーフ。彼がいま懸念しているのは、デジタルの暗黒時代の到来だ。

「人々は写真や地図をデジタル化すれば、永久に保存できると考えている。だが、エンコードされたデータを解読できなくなったらおしまいだ」

 例えば、USBメモリーにファイルを保存しても、数年後にはパソコンで読み取れなくなる可能性がある。そのUSBメモリーを製造した会社はとうに破産し、技術者とも連絡がつかなくなっているかもしれない。

 そんな事態は誰にでも起こり得る。それどころか最先端技術を扱う機関ですら起こり得る。

 NASA(米航空宇宙局)は1975年、宇宙探査機バイキング1号と2号を火星に送った。NASAのジェット推進研究所はこのミッションで得た情報を当時の最新フォーマットで磁気テープに記録した。
それからわずか10年後、NASAにはこの情報を「読み取る」ソフトウエアやスキルを持つスタッフは1人もいなくなっていた。バイキング計画で得られた情報の最大20%は永久に失われたのだ。

 今ではグーグル・ドライブを利用して、「クラウド上」にデータを保存しておける。言い換えれば、グーグルの多くのサーバーの1つに保存しておけるということだ。
そうすればパソコンが壊れてもデータは安泰だが、半永久的に保存されるわけではない。グーグルがいつまでも存在する保証はないし、他社にサーバーを売って、データが消去されるかもしれない。

 グーグル・ドライブのサービスが停止される場合は、ユーザーにデータを移すよう事前に通告されるだろう。だが、そのときあなたは操作を行える状態にあるだろうか。そもそもこの世にいるかどうかも分からない。

 さらに厄介なのは、デジタル機器は粘土板や紙と比べ、耐久性に劣ることだ。ハードドライブ、USBメモリー、フロッピー、CD-ROM。いずれも寿命は短い。
サーバーはおよそ5年で交換が必要だ。交換を怠れば保存されたデータは劣化し、紙に記録していた場合よりはるかに早くアクセス不能になる。

■DNAが重要なヒントに

 そこで、半永久的なデータ保存が可能なストレージの開発が進んでいる。英サザンプトン大学のピーター・カザンスキー教授らの研究もその1つ。石英ガラスを超長寿命の保存デバイスにするというものだ。
カザンスキーによると、石英ガラスは「地球上にある最も安定した物質」の1つ。通常の状態なら、何十億年もデータを保存できるという。

(記事の続きや関連情報はリンク先で)

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引用元:ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2015/08/post-3819.php

引用元: 【科学】 人類滅亡後もデータを残せ DNAが重要なヒントに [Newsweek]

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