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ネアンデルタール人

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1: 2014/09/05(金) 07:34:12.14 ID:???.net
ネアンデルタール人による彫刻を発見か
Dan Vergano, September 2, 2014

 イベリア半島、南東端のイギリス領ジブラルタルで、3万9000年以上前のネアンデルタール人が苦灰岩(くかいがん)に刻んだと考えられる抽象的なパターンが発見された。
その後の最新の研究から、現生人類しか持たないとされていた抽象的な思考能力を、彼ら旧人が既に備えていたのではないかという可能性が生まれている。

ネアンデルタール人が刻んだとされるパターン。現生人類以外の手による抽象的なデザインとしては初めての発見になる。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/83203_990x742-cb1409345827_600x450.jpg

 ネアンデルタール人は現生人類に最も近い近縁種で、その遺伝的痕跡が引き継がれている。およそ4万年前にヨーロッパ地域から姿を消したと言われているが、これは初期の現生人類がヨーロッパに到達した時期とほぼ一致する。

 ネアンデルタール人が駆逐された要因の1つと考えられてきたのが、現生人類が備えていた抽象的な思考能力と言語だ。しかし、ジブラルタルの洞窟で発見された網目状のパターンは、彼らにも芸術性や同様の能力があった事実を示唆している。

 研究グループを率いたジブラルタル博物館のクライブ・フィンレイソン(Clive Finlay-son)館長は、当時の様子を語る。「現実を目の前にして、すぐには受け入れられないほどの衝撃だった。これがアートなのか落書きなのかはわからないが、抽象的な模様であることだけは確かだ」。

 現場は海岸近くのゴーラム洞窟(Gorham's Cave)で、入り口から100メートルほどの小さな岩棚から発掘されたという。ゴーラム洞窟はネアンデルタール人の住居として知られ、一帯にはシカなどの獲物が数多く生息していたが、ハイエナなどの捕食動物も少なくなかったと考えられている。

◆“抽象的思考能力”を示す証拠が争点

 初期の現生人類による“洞窟美術”はヨーロッパ各地で発見されており、アフリカには7万5000年前に貝製のビーズを取り引きしていた痕跡も残されている。一方、ネアンデルタール人は、弱者へのいたわりや死者の埋葬習慣はうかがわせるが、装飾が施された遺物はほとんど残していない。

 彼らの抽象的な思考能力の有無は、数々の証拠を基に大きな論争となっている。スペインのエル・カスティージョ洞窟で発見された、およそ4万800年前の手形や彫刻についても、どちらが残したのか数十年にわたって議論が続いてきた。洞窟内からは補強証拠となる骨も道具も発見されておらず、現在も決着はついていない。

 しかし、ゴーラム洞窟で見つかった長さ15センチ前後の線を網目状に刻んだ彫刻は、ネアンデルタール人の“ごみ捨て場”の地層の下に埋もれていた。前出のフィンレイソン氏は、「抽象的なパターンで、ほとんど幾何学形状といってよい」と話す。

 ネアンデルタール人が使っていた鋭利な石器の模造品で岩棚の硬い苦灰岩を削る実験を行ったところ、石器を50回以上往復すれば線を刻むことができたという。また、苦灰岩に皮を当ててそれを切った場合、鋭い溝は刻まれないこともこの実験から判明した。

続きはソースで

ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(September 2, 2014)
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140902005

論文:PNAS
Joaquin Rodriguez-Vidal, et al.
A rock engraving made by Neanderthals in Gibraltar.
http://www.pnas.org/content/early/2014/08/27/1411529111

引用元: 【考古学】ネアンデルタール人による彫刻を発見か

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1: 2014/08/21(木) 10:33:04.50 ID:???.net
2014年8月21日 06時10分

 ネアンデルタール人が欧州から絶滅したのは4万1千~3万9千年前だったとする研究結果を、英オックスフォード大のチームが英科学誌ネイチャーに20日発表した。

 遺跡の出土品などの分析から導き出した。欧州での絶滅時期をめぐってはこれまで「約3万5千年前」などいくつかの説があるが、今回の分析は最新の手法を用い、極めて精度の高い結果だという。

 絶滅は、欧州に現代人の祖先である現生人類が登場した時期より後で、チームは「2600~5400年間ほどは同時期に存在していた」と指摘、混血や文化、技術の交流があったとみている。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082001001412.html

Nature
The timing and spatiotemporal patterning of Neanderthal disappearance
http://www.nature.com/search/executeSearch?include-collections=journals_nature%2Ccrawled_content&exclude-collections=journals_palgrave%2Clab_animal&sp-c=25&sp-s=date_descending&sp-q-1=NATURE%2CNEWS%2CNNEWSB&sp-q=Neanderthals

引用元: 【人類学】ネアンデルタール人絶滅で新説 欧州で4万年前、現生人類と交流も

ネアンデルタール人絶滅で新説 欧州で4万年前、現生人類と交流もの続きを読む

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1: 2014/08/11(月) 21:51:21.18 ID:???.net
鳥肉を最初に食べたのはネアンデルタール人、洞窟から痕跡
2014年08月08日 17:58 発信地:ジブラルタル

鳥肉を最初に食べたのはネアンデルタール人、洞窟から痕跡

【8月8日 AFP】現生人類が鳥肉を常食するよりもはるか昔から、ネアンデルタール人たちは野生のハトを捕らえ、食用処理し、調理していたとする研究が7日、英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表された。

 論文によると、英海外領ジブラルタル(Gibraltar)の洞窟で発掘された6万7000~2万8000年前のカワラバトの骨1724個を精査した結果、切断された痕跡や人の歯形、焼いた痕などが見つかった。これはハトが食用処理され焼かれていたことを示唆する証拠だと研究チームは述べる。

 この洞窟には当時、ネアンデルタール人が暮らしており、後に現生人類が暮らすようになった。ネアンデルタール人らは現生人類と同じように骨を引っ張って解体し、柔らかい肉にかぶりついていたとみられる。

「(ネアンデルタール人は)われわれと好みが同じで、胸肉や下もも肉、手羽を食べた。
彼らにはその知識と技術があった」と、論文執筆者でジブラルタル博物館(GibraltarMuseum)館長のクライブ・フィンレイソン(Clive Finlayson)氏は記者団に語った。

続きはソースで

(c)AFP/Brian Reyes

カットマークがついたカワラバトの骨。ゴーラム洞窟産出。
http://www.nature.com/srep/2014/140807/srep05971/images/srep05971-f2.jpg

ソース:AFPBB NEWS(2014年08月08日)
鳥肉を最初に食べたのはネアンデルタール人、洞窟から痕跡
http://www.afpbb.com/articles/-/3022654

論文:Scientific Reports
Ruth Blasco, et al. The earliest pigeon fanciers.
http://www.nature.com/srep/2014/140807/srep05971/full/srep05971.html

プレスリリース:NPG Asia-Pacific
Behaviour: Did Neanderthals eat pigeon meat?
http://www.natureasia.com/en/research/highlight/9394

引用元: 【古人類学】鳥肉を最初に食べたのはネアンデルタール人、洞窟から痕跡

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~~引用ここから~~

1: 2014/07/03(木) 20:19:54.78 ID:???.net

【AFP=時事】チベット人が高地で暮らすことができるのは、現在は絶滅した謎の人類系統から受け継いだ特殊な遺伝子のおかげだとする研究論文が、2日の英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。

ネアンデルタール人が別のヒト属と関わりか、同系交配も 研究

 中国、チベット、米国の国際研究チームによると、現在のチベット人の祖先は、血液中の酸素量を調整する重要な遺伝子変異を、デニソワ人(Denisovans)と呼ばれる人類種と交配した際に獲得したという。
 ネアンデルタール人と同時代に生きていたデニソワ人の存在が明らかになったのは、わずか4年前のことだ。デニソワ人もネアンデルタール人と同様に、解剖学的現代人の現生人類(ホ◯サピエンス)によって絶滅に追い込まれた可能性がある。

 デニソワ人の存在は、ロシア・シベリア(Siberia)南部のアルタイ山脈(Altai Mountains)にあるデニソワ洞穴(Denisova Cave)で発掘された、約8万年前の指節骨の破片1個と臼歯2個によって判明した。
 デニソワ人は、分岐した系統の一つとして姿を消す前に、ホ◯サピエンスと交配して、現在のヒトDNAプール中に残存している特徴を残したことが、遺伝子配列の解読によって分かった。

 研究チームは、チベット人40人と中国漢民族40人のゲノム(全遺伝情報)の比較を行った。その結果、血液に酸素を行き渡らせるヘモグロビン分子の生成を調整する「EPAS1」と呼ばれる遺伝子の特異な変異が、チベット人の遺伝子コードに埋め込まれているのを研究チームは発見した。

 EPAS1は、血液中の酸素濃度が低下した場合に発現し、ヘモグロビンの生成量を増加させる。高地では、EPAS1の一般的な変異によってヘモグロビンと赤血球が過剰に生成され、血液が濃くドロドロになる。これは高血圧症や、新生児の低体重および死亡の原因になる。だが新たに見つかった変異は、生成量の増加を過剰にならないように抑制するため、標高4000メートルを超える場所に移住する多くの人々が経験する「低酸素症」の問題を防いでいる。

続きはソースで

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140703-00000025-jij_afp-sctch
~~引用ここまで~~



引用元: 【人類学】チベット人の高地適応能力、絶滅人類系統のデニソワ人から獲得か


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~~引用ここから~~

1: エタ沈φ ★@\(^o^)/ 2014/06/30(月) 22:05:50.42 ID:???.net

これまでで最も古いヒトの便の化石が発見された。約5万年前までさかのぼるこの化石は、大量の肉を食べていたネアンデルタール人が野菜もたっぷり食べてバランスを取っていたことを示唆している。

 現生人類が到来した約3万年前、近縁種にあたる旧人のネアンデルタール人はヨーロッパから姿を消した。
野営地に残されている骨から、ネアンデルタール人はマンモスやトナカイを捕まえ、それらの肉ばかりを食べていたと考えられてきた。

 ところが、「PLOS ONE」誌に25日付で掲載された論文でとり上げているネアンデルタール人の便は、ベリーやナッツなどの野菜もたっぷり食べていたことを示唆している。

 世界最古の便はスペイン南部にあるエル・サルト(El Salt)の遺跡で発掘された。この遺跡には複数の炉がある。
研究チームは当初、肉を調理した際に落ちた脂の科学的な痕跡を求めて炉を調査していた。すると、一番上の層から約5万年前の便の化石が見つかった。

◆意外な発見

 ネアンデルタール人の食事に関する手掛かりを得るため、研究チームは便の化石を砕き、その化学的な構造を分光法で調べた。注目したのは、肉や野菜の消化を細菌が助ける際につくり出される化合物だ。

 まず、肉と関連のある4種類の脂肪が特定された。さらに、コレステロールに関連した2種類の化合物が発見された。これらは紛れもなく植物の特徴だ。

 研究を率いたマサチューセッツ工科大学(MIT)のアイナラ・システィアガ(Ainara Sistiaga)氏は、「彼らは確かに大量の肉を食べていたが、われわれは雑食性だったと考えている」との見解を示している。
システィアガ氏は地球科学と考古学の両面から研究を行っている。

 化学分析では植物の種類まで特定できなかったが、花粉を分析した結果、ネアンデルタール人が現在のスペインにあたる地域で暮らしていた当時のベリーやナッツ、塊茎である可能性が示された。

続きはソースで

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00000002-natiogeog-sctch
http://amd.c.yimg.jp/im_siggSLFLFCeU9DrsHRNsWw49_A---x450-y338-q90/amd/20140627-00000002-natiogeog-000-0-view.jpg

プロワン
The Neanderthal Meal: A New Perspective Using Faecal Biomarkers
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0101045
~~引用ここまで~~



引用元: 【人類学】ネアンデルタール人は野菜も食べていた


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~~引用ここから~~

1: ( ´`ω´) ★@\(^o^)/ 2014/04/24(木) 05:11:47.15 ID:???.net

■ネアンデルタール人は小集団で生活し、集団同士は孤立していた [14/04/23]

 現生人類の近縁種で、約3万年前に絶滅したネアンデルタール人のDNAを調べた結果、小集団で生活し、集団同士は孤立していた事実が判明した。また、現生人類の行動に関連した遺伝子のいくつかが、
ネアンデルタール人には欠けていたという。近年、ネアンデルタール人の遺伝子解析が進められてきたが、その遺伝子地図からは、現生人類との関わりが 少なく、遺伝子のごく一部しか共有していないことが
読み取れる。 専門家による両者の遺伝子地図の比較研究が進めば、ヒト属で唯一現存している現生人類固有の遺伝子特定 や、遺伝性疾患の起源につながる発見が期待できる。

 ドイツ、マックス・プランク進化人類学研究所に所属する古遺伝学の先駆者スバンテ・ペーボ(Svante Paabo)氏のチームは、現生人類の行動にかかわる遺伝子がネアンデルタール人と比べて大きく進化しているという説を示している。

続きはソースで
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140423002

PNAS 2014 ; published ahead of print April 21, 2014, doi:10.1073/pnas.1405138111
Abstract
Patterns of coding variation in the complete exomes of three Neandertals
Sergi Castellanoa,Genis Parraa, et al
http://www.pnas.org/content/early/2014/04/16/1405138111.abstract
Max Planck Institute for Evolutionary Anthropology
http://www.eva.mpg.de/index.html
~~引用ここまで~~



引用元: 【進化遺伝学】ネアンデルタール人は小集団で生活し、集団同士は孤立していた [14/04/23]


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