1: 2014/10/11(土) 00:39:28.33 ID:???0.net
プリンストン大学の物理学者はトンネル顕微鏡と呼ばれる特殊な画像装置を使い、粒子と反粒子の両方の性質を兼ね備えるフェルミ粒子を観測することに成功しました。

数十年にわたってプリンストン大学の物理学者は、この「とらえどころのない粒子」を探してきたと言います。

観察の成功は素粒子物理学にとって興奮すべき、そして大きな一歩になりますが、同時に量子コンピュータの実現への大きな成果でもあります。

20世紀初頭、量子論は物質と反対の謎の物質「反物質」を予測していました。
物質と反物質は互いに衝突することで消滅、エネルギーを放出します。

イタリアの物理学者エトーレ・マヨラナは1937年、「最初の1粒」というマヨラナフェルミオンに関する仮説を立てました。
それ以来、科学者たちはその粒子を探してきました。

近年、科学者らは金属線を顕微鏡でのぞくことでマヨラナフェルミオンの存在の可能性を示しました。
画像は長年の理論計算により予測されていたワイヤーの先端に粒子があることを示しています。

プリンストン大学の研究チームはより簡単な方法、鉛製の超伝導体に鉄原子の薄い鎖を置き、-271度に冷却、大型の走査トンネル顕微鏡で観測をしたのです。
そしてその結果、マヨラナフェルミオンの「調記号」と考えられる電気的に中性な信号を得たとの事。
これは量子ビットを作成するための候補として有用だとされています。

「量子コンピュータの最初のステップは”量子ビットを作ること”です。」
「理想的な量子ビットは環境などにより相互作用しない必要があります。」

多くの科学者は今回の研究を興味深いとしつつも、まだまだ成果を確認するために研究を続けなければならないと言います。
この研究は10月2日、科学ジャーナルに掲載されました。

画像
http://i.huffpost.com/gen/2128736/thumbs/o-MAJORANA-PARTICLE-570.jpg

http://www.huffingtonpost.com/2014/10/03/matter-antimatter-majorana-fermion_n_5926326.html

引用元: 粒子でも反粒子でもない”とらえどころのない粒子” マヨラナフェルミオンを観測か プリンストン大

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