1: 2016/08/04(木) 07:45:19.71 ID:CAP_USER
ブルドッグが危機、遺伝的に似すぎ | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/080200285/
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 力強さや頑強さを象徴するイヌだったブルドッグ。だが、100年以上にわたる選択的交配が、このイヌをひ弱にしてしまった。

 実は今、ブルドッグたちは呼吸や骨格、皮膚の障害をかかえている。しかも、多くの個体が自然に交尾したり出産したりできない。幼いうちに呼吸障害を起こすと、5歳以上まで生きられない可能性が高い。

 7月末、ブルドッグの遺伝子を初めて完全に解析した研究の結果が、オンラインジャーナル「Canine Genetics and Epidemiology(イヌの遺伝と疫学)」に発表された。この研究により、ブルドッグの遺伝的多様性がきわめて低いことが明らかになった。(参考記事:「犬の遺伝子を科学する」)

 遺伝子が欠けているとなれば、ブリーダーの人々が願うように、自然に元の健康的な形質を取り戻すというのはかなりの難題だと、研究チームのリーダーである米カリフォルニア大学デービス校の獣医学研究者ニールス・ペダーセン氏は語る。

 米アメリカンケネルクラブによると、ブルドッグ、いわゆるイングリッシュ・ブルドッグは現在、米国では4番目に人気の高い犬種だという。(参考記事:「犬は人が思っているよりもずっと”人間らしい”」)


139匹がほぼ同じゲノム

 研究者らは、合計139匹のブルドッグのDNAを採取、解析した。北米、ヨーロッパ、アルゼンチンで暮らす健康な個体のグループと、大学の動物病院に入院中のさまざまな疾患をもつグループだ。

 結果は衝撃的だった。健康で地域もばらばらな個体群なら、それぞれのゲノム構造は大きな違いがあるものと考えられていたが、ブルドッグの場合、どの個体もゲノムの大半の領域が同じだった。

 おまけに、ゲノムのなかでもイヌの免疫系を制御する領域に、やっかいな多様性の欠如が見つかった。研究者は、健康なイヌと疾患をもつイヌとで違いは見られなかったとしている。

 遺伝的多様性が低い理由の一つは、現代のブルドッグがわずか68匹の集団から始まっていると見られることだ。こうした小さな遺伝子プール(多様性)からスタートして、つぶれた顔、ずんぐりした体、だぶついた皮膚になるよう選択的に交配が重ねられたブルドッグは、さらに多様性を失ってしまった。(参考記事:「イヌ属で150年ぶりの新種見つかる」)

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引用元: 【集団遺伝学】ブルドッグが危機、遺伝的に似すぎ 139匹の遺伝子を解析、旧来のブリーディングに警鐘 [無断転載禁止]©2ch.net

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