1: 2015/01/30(金) 12:31:10.91 ID:???*.net
<ES細胞>小脳の神経組織作製成功 理研の故笹井氏ら

毎日新聞 1月30日(金)2時0分配信

ヒトのES細胞(胚性幹細胞)から小脳の神経組織を作ることに世界で初めて成功したと、神戸市の理化学研究所多細胞システム形成研究センター(旧発生・再生科学総合研究センター)が発表した。
29日付の米科学誌セルリポーツ電子版に掲載される。
iPS細胞からの作製にも成功しており、小脳の難病の原因究明や治療薬の開発に役立つと期待される。
STAP細胞論文の共著者で、昨年8月に自◯した笹井芳樹氏も著者に名を連ねる。

笹井氏らの研究チームは2010年、マウスのES細胞から小脳の神経細胞「プルキンエ細胞」を高い効率で作製し、論文発表した。
ヒトでも今回、培養35日目でES細胞の約3割をプルキンエ細胞にすることができたという。

小脳の他の種類の神経細胞も同時にできたため、胎児期に小脳が作られる状況に似せて培養すると、小脳に特徴的な層構造の神経組織ができた。
マウスでは組織の再現はできなかった。
妊娠13週相当の状態まで再現できたが、以降は形が崩れてしまったという。

小脳は、歩行など無意識にできる運動の制御や学習などをつかさどる。
小脳の神経細胞が減少する難病の脊髄(せきずい)小脳変性症を発症すると、うまく歩けなくなるなど運動機能に支障が生じる。
小脳の神経細胞を、実験のためにヒトから採取することはできないため、ES細胞やiPS細胞からの作製が待たれていた。

論文は笹井氏と六車(むぐるま)恵子・理研専門職研究員の2人が執筆し、昨年6月に初稿が完成した。
笹井氏の死後、六車氏が雑誌との窓口を引き継ぎ、論文掲載に至ったという。
六車氏は「いつもの論文より思い入れがあるかどうかは、推して知るべしだ。(笹井氏から)引き継いだ再生医療のプロジェクトにも貢献できる」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150130-00000006-mai-soci

画像
http://amd.c.yimg.jp/amd/20150130-00000000-kobenext-000-2-view.jpg

引用元: 【リケジョ】理研・六車恵子さんが故笹井氏との共著で画期的ES細胞論文 天国の恩師の汚名返上(画像あり)

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