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ベーリング海峡

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1: 2015/07/22(水) 21:34:45.05 ID:???.net
米先住民の集団移動、シベリア経由で1回のみの可能性 研究 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3055143


【7月22日 AFP】アメリカ先住民の祖先は、最大2万3000年前に1回の集団移動でシベリア(Siberia)から米大陸に渡ったとする、DNA分析に基づく研究結果が21日、発表された。現在のさまざまなグループに分化したのは後の時代になってからだという。

 地球の最終氷期に、現在のロシアと米アラスカ(Alaska)州を結ぶベーリング海峡(Bering Strait)の陸地と氷を横断してやってきた祖先が米大陸に定住したとする説については、大半の科学者から支持されており、また、米大陸には1万5000年前にすでに人類が存在していたことも考古学的な発見によって判明している。

 だが、未解決の問題も数多くある。集団移動の時期とその回数、そして、アジア大陸と米大陸の間に当時隆起していた陸地部分のベーリング地峡(Beringia)で、これら初期の開拓者らがどのくらいの期間を過ごしたのか、など。

 今回発表された2件の研究結果は、現代と古代の米先住民およびシベリア先住民のDNAを分析することで、これらの問題の空欄の一部を埋めることを目指したもので、21日の米科学誌「サイエンス(Science)」と英科学誌ネイチャー(Nature)にそれぞれ発表された。

 サイエンス誌に掲載されたのは、デンマーク・コペンハーゲン大学(University of Copenhagen)地理遺伝学センター(Centre for GeoGenetics)が主導したもので、米大陸への集団移動が2万3000年前以降に最初の1回だけ行われたことが分かったとしている。

 論文によると、コペンハーゲン大の研究チームは、この祖先の集団が、約1万3000年前に2つの主要系統に分岐したことを発見した。これは、氷河が融解して北米大陸の内陸部への経路が開かれた時期と一致するという。

 研究は、これらの2系統が、人類学でアメリンディアンとアサバスカンと呼ばれる先住民グループになったとしている。これまでの研究では、アメリンディアンの祖先とアサバスカンの祖先がそれぞれ個別にベーリング海峡を横断したことが示唆されていた。

■オーストラレーシアとの関連

 論文主執筆者の一人、マーナサ・ラガバン(Maanasa Raghavan)氏は「今回の研究は、米大陸の遺伝的先史時代に関する、これまでで最も包括的な全体像を提示するものだ」と語る。

 ラガバン氏は、「アメリンディアンとアサバスカンの主要サブグループを含む全ての米先住民は、米大陸に渡った同一の移住者集団の子孫であることを、今回の研究は示している」と述べ、北米北極圏のパレオ・エスキモー(Paleo-Eskimo)やイヌイット(Inuit)などの民族を発生させることとなった後の時代の移住者集団とは明確に異なると続けた。

ダウンロード (1)

(c)AFP/Mariette LE ROUX

引用元: 【遺伝学/人類学】アメリカ先住民の集団移動、シベリア経由で1回のみの可能性

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1: 2014/08/29(金) 20:27:27.67 ID:???.net
4000年間孤立していた民族「パレオ・エスキモー」/AFP 2014年08月29日 14:35 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/articles/-/3024428

【8月29日 AFP】「パレオ・エスキモー(Paleo-Eskimo)」として知られる、約700年前に消滅した古代の民族集団は、北米の北極圏で4000年以上にわたり孤立した状態で生活していたとの研究論文が、28日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。

 シベリア(Siberia)からベーリング海峡(Bering Strait)を横断して、新たな生活の地に移動してきたパレオ・エスキモーは、歴史上の異なる時期に同じ道のりをたどって来たアメリカ先住民やイヌイット(Inuit)などの他の文化の人々とは全く接触しなかった。

 デンマーク自然史博物館(Natural History Museum of Denmark)などの研究チームが発表した論文によると、今から約700年前、現代のイヌイットの祖先がアラスカ(Alaska)から東へ移動したのとほぼ同時期に、パレオ・エスキモーはついに姿を消してしまったのだという。

 米スミソニアン協会国立自然史博物館(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)北極研究センター(Arctic Study Center)のウィリアム・フィッツヒュー(William Fitzhugh)所長は「彼らはある意味、無防備な標的だった。北極地域の周辺に追いやられ、そこで生き残ることができなくなったか、もしくは単に、何らかの未知の方法で滅ぼされたのかもしれない」と語る。

 研究チームは今回の研究で、北極圏のシベリア、アラスカ、カナダ、グリーンランド(Greenland)で収集された古い人の骨、歯、毛髪のサンプルからDNAを採取した。
 さらに研究チームは、現代のグリーンランドに住むイヌイット2人、シベリアのニヴフ(Nivkh)人2人、北太平洋のアリューシャン列島(AleutianIslands)の島民1人、アサバスカ(Athabasca)アメリカ先住民2人のゲノム(全遺伝情報)を解読した。

 これらの遺伝的特徴を分析した結果、パレオ・エスキモーは、アメリカ先住民やイヌイットとは遺伝的なつながりはないことが分かった。

続きはソースで

原論文:The genetic prehistory of the New World Arctic
http://www.sciencemag.org/content/345/6200/1255832

引用元: 【人類学】4000年間孤立していた民族「パレオ・エスキモー」 [8/29]

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