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ミトコンドリア

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1: 白夜φ ★ 2013/11/24(日) 00:52:03.90 ID:???

米先住民に2系統の祖先、DNA分析で示唆
2013年11月22日 15:15 発信地:パリ/フランス

【11月21日 AFP】人類の「アフリカ起源説」では、ホモサピエンスは誕生の地である東アフリカを5万年ほど前に去り、北と西、南へと広まっていったとされる。
東アジアに住み着いた子孫たちはその後、約1万5000年前にシベリア(Sibera)から凍り付いたベーリング海峡(Bering Strait)を越えてアラスカ(Alaska)に渡り、北米大陸に定住したとされてきた。

だが、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された最新の研究によると、人類のたどった道はもっと複雑で、同じくらい興味深いものだった。

2万4000年前のシベリアに生きていた子どもの骨から取り出したDNAの分析結果は、あらゆる予想を裏切るものだった。
アメリカ先住民の祖先のルーツが、アジアの西端付近である西ユーラシアにもさかのぼることを示していたのだ。

分析されたのは、シベリア中南部のマリタ(Mal'ta)で1920年代に発掘され、現在はサンクトペテルブルク(St Petersburg)のエルミタージュ博物館(State Hermitage Museum)に保管されている化石標本「MA-1」。

MA-1のミトコンドリアと細胞の核から取り出されたわずか0.15グラム分のDNAサンプルからは、2系統の祖先の痕跡が発見された。
一方は現代の東アジア人、もう一方は現代の西ユーラシア人に関連がみられた。
同じ結果は、シベリアで発掘された約1万7000年前の別のサンプルでも確認された。

論文は、アメリカ先住民の祖先の14~38%は西ユーラシアから来た人々を起源としていた可能性があると述べている。

この発見は、人類の移住がこれまで考えられていたよりも複雑だったことを示唆している。
北へ向かったホモサピエンスはその後、これまで考えられていたよりもはるか東へと移住していたようだ。

また過去の研究で指摘されていた、初期アメリカ先住民の一部の頭蓋骨に東アジア人と異なる特徴が見られた点についても、説明が付くかもしれない。

調査を率いたデンマークの地理遺伝学センター(Centre for GeoGenetics)のエスケ・ビラスリウ(Eske Willerslev)教授は
「この結果は完全な驚きだった。東アジアから来たと学校で教えられてきた現代のアメリカ先住民が、最近まで西ユーラシア人と進化の歴史を共有していたなんて、誰が想像できただろう」と述べている。(c)AFP

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年11月22日15:15配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3003715

ダウンロード

▽関連
・NatureYear published:(2013)DOI:doi:10.1038/nature12736
Received14 July 2013 Accepted04 October 2013 Published online20 November 2013
Upper Palaeolithic Siberian genome reveals dual ancestry of Native Americans
http://www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/abs/nature12736.html
・Centre for GeoGenetics
20 November 2013
Ancient Siberian genome reveals genetic origins of Native Americans
http://geogenetics.ku.dk/latest-news/malta/



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1: エタ沈φ ★ 2013/09/19(木) 17:12:31.68 ID:???

昨年11月に小笠原諸島・聟(むこ)島のアホウドリのつがいに生まれた未受精卵を調べていた山階鳥類研究所(千葉県我孫子市)は、細胞内のミトコンドリアDNAの解析結果から、このメスが約1900キロメートル離れた沖縄県・尖閣諸島生まれである可能性が高い、と発表した。

絶滅危惧種にも指定されている国の特別天然記念物アホウドリは、19世紀末に羽毛採取のために絶滅したとされたが、1951年に伊豆諸島・鳥島で、71年には尖閣諸島でも少数の生息が確認された。同研究所や環境省などは鳥島にある営巣地の保全や保護に努めたが、噴火の恐れや地形の風化浸食も進んでいることから、約350キロメートル南方の聟島に繁殖地を作るプロジェクトに乗り出した。

2008-12年にはアホウドリのヒナ計70羽を聟島に移して飼育し、うち69羽を順に巣立たせた。巣立った若鳥は遠くベーリング海や米国西海岸などまで飛び、3-5年後に再び帰ってくる。その聟島には09年から野生のアホウドリが飛来し、11年からは目印の足環が付いた聟島出身の若鳥が帰還するようになった。

12年11月14日に、同研究所とNHKが共同で聟島に設置している監視カメラが、オス・メスのつがいと巣の中にある1個の卵の姿を捉えた。オスは08年に巣立った若鳥で、メスは、他の場所からやって来た野生のアホウドリだ。ところがこのメスは、間もなく巣から飛び去り、戻らなくなった。オスだけが2カ月間抱卵し続けたが、ふ化予定の今年1月半ばになっても気配はなかった。そのため同研究所の研究員が卵を回収して調べた結果、卵は未受精卵であることが分かった。

さらに、同研究所は北海道大学などと共同で、未受精卵のミトコンドリアDNAを解析した。
ミトコンドリアは母側から代々伝わる細胞内の小器官で、遺伝的な特徴も母側の系統を示す。
これまでの研究でアホウドリの系統は、鳥島生まれのグループと尖閣諸島生まれのグループに大きく分かれることが知られており、今回の未受精卵のメスは尖閣諸島のグループに属することが分かったという。

東邦大学理学部の長谷川博教授によれば、鳥島のアホウドリの数は12年8月時点で3,000羽ほどに回復しているが、尖閣諸島のものは05年の産卵期時点で300-350羽と推定されるという。
しかし尖閣諸島での調査はその後も、進んでいない。

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マイナビニュース 2013/09/18
http://news.mynavi.jp/news/2013/09/18/031/index.html



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1: 白夜φ ★ 2013/08/25(日) 01:59:51.96 ID:???

土壌微生物の抗がん作用解明=新薬開発に期待-群馬大など

群馬大の久保原禅准教授らの研究グループは22日、土の中に住む微生物がつくる「DIF」と呼ばれる物質が、がん細胞の増殖を抑制する仕組みを解明したと発表した。新たな抗がん剤の開発が期待できるという。
 
東北大、福島県立医科大との共同研究で、論文が米科学誌「プロスワン」に掲載された。
 
研究グループは、人工培養した人間のがん細胞に、蛍光物質を結合させて光らせたDIFを投与し観察。
DIFが、がん細胞内のミトコンドリアが持つ細胞の生存や増殖のエネルギーを生み出す機能を阻害し、がん細胞の増殖を抑制することが分かった。
 
群馬大によると、ミトコンドリアの機能を妨げる抗がん剤の研究が進んでおり、久保原准教授は「動物実験などで、がん抑制の効果や副作用の有無を確認し、10年程度での開発実現を目指したい」と話している。(2013/08/22-19:31)

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▽記事引用元 時事ドットコム 2013/08/22-19:31配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013082200869

▽関連リンク
・群馬大学
(生体調節研究所)細胞性粘菌由来の抗がん剤候補物質がミトコンドリアの代謝機能を妨害することを発見
http://www.gunma-u.ac.jp/sb/sb.cgi?eid=673
(詳細)
http://www.gunma-u.ac.jp/sb/img/img478_file.pdf
・PLOSONE
Mitochondria Are the Target Organelle of Differentiation-Inducing Factor-3, an Anti-Tumor Agent Isolated from Dictyostelium Discoideum
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0072118



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1: 白夜φ ★ 2013/07/18(木) 22:51:57.29 ID:???

タフなマウスできた 持久力上げるたんぱく質発見


【今直也】持久力を上げるのに必要なたんぱく質を東京大と埼玉医大の研究チームがマウスの実験で突き止めた。
このたんぱく質を過剰に働くようにすると、マラソンランナーのように持久力が増したという。
16日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ電子版で発表された。

酸素を使って脂肪や糖質を燃やす有酸素運動には、筋肉細胞の中にあるミトコンドリアで、効率的に筋肉を動かすエネルギーを作ることが必要だ。

研究チームは、より効率よくエネルギーを作るため「COX7RP」というたんぱく質がかかわっていることを特定した。
このたんぱく質を働かなくしたマウスでは、持続的な運動ができなくなった一方、過剰に発現させたマウスでは持久力がのびてマラソンランナー型になったという。

ミトコンドリアの働きは老化や糖尿病、がんなどに関係している。
人間の病気の理解や治療法の発見につながる可能性がある。

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▽記事引用元 朝日新聞DIGITAL2013年7月18日8時49分配信記事
http://www.asahi.com/tech_science/update/0716/TKY201307160373.html

▽関連
Nature Communications 4, Article number: 2147 doi:10.1038/ncomms3147
Received 30 January 2013 Accepted 14 June 2013 Published 16 July 2013
A stabilizing factor for mitochondrial respiratory supercomplex assembly regulates energy metabolism in muscle
http://www.nature.com/ncomms/2013/130716/ncomms3147/abs/ncomms3147.html
東大病院 プレスリリース
筋肉運動の持続力を生み出すミトコンドリア遺伝子の発見
―ミトコンドリア呼吸鎖のスーパー複合体を作る因子が酸素呼吸の効率を上げる―
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/press_archive/20130717.html
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/vcms_lf/release_20130717.pdf



【生化学】タフなマウスできた 持久力上げるたんぱく質発見「COX7RP」発見/東京大などの続きを読む

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1: エタ沈φ ★ 2013/06/30(日) 15:40:54.18 ID:???

遺伝性のミトコンドリア病の予防などを目的に、受精卵の核を、別の女性から提供され核を取り除いた卵子に移植して胚を作る体外受精の方法について、英政府が実用化のため、来年の議会での承認を目指し検討を進めていることが28日分かった。
英メディアが伝えた。承認されれば世界初となる。

作った胚は受精卵の核の遺伝子と、卵子の細胞質中の正常なミトコンドリア遺伝子を受け継ぐため、生まれた子どもは遺伝的に3人の親を持つことになり、倫理的な問題を指摘する声も出ている。

英国で政府の研究監視機関「人受精・発生学委員会」の認可を受け、実用化に向けた研究が進められてきた。

2013/06/28 21:58 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013062801002490.html
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【再生】他人の卵子に核移植、英が検討 「3人の親持つ子」誕生もの続きを読む

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