1: 2014/11/07(金) 02:27:07.40 ID:???.net
ドーナツを使ったクマ駆除は非倫理的?
Virginia Morell
for National Geographic News
November 6, 2014

毎年8月になると、メイン州の森の中に住むクロクマは木々の間によだれの出そうなサプライズを発見することがある。
ドラム缶にあふれんばかりに入れられた期限切れドーナツ、ペストリー、糖蜜、使い古した揚げ油のごちそうである。

この誘惑に負けずに通り過ぎることのできるクマはまずいないだろう。おかわりを求めて戻ってくるクマたちもいる。
ところが数週間後、クマ猟のシーズンが始まると、この「おとり缶」にやって来るクマたちを、全く別のサプライズが待ち構えている。
近くに潜む狩猟家たちの放つ銃弾と矢による攻撃である。

メイン州の狩猟家たちは、昔からクマをしとめるためにおとり缶を使ってきたのだが、それが11月4日以降、姿を消してしまうかもしれない。
州の有権者たちは、この方法を使ったクマ猟の禁止をめぐって、住民投票が行われた。
現地紙によると、投票の最終的な結果が出るまで20日ほどかかるが、独自の出口調査では53~54%が(猟の禁止に対して)反対票を投じているという。

おとり缶禁止措置の支持者は、これが明らかな残虐行為であるというが、反対者たちは州内にいるクマの個体数を管理するには必要な道具であると主張する。

メイン州では年間3000頭のクマが駆除されており、その多くがおとり缶のすぐそばでしとめられている。
住民投票にかけられているのはおとり缶だけでなく、くくり罠や箱罠を使った猟、そして猟犬による追跡も禁止するとしている。

「クマ猟は、クマの個体数調整に必要だ。住民もそれを望んでいる」と、メイン州内陸漁業野生生物局の生物学者でクマの専門家ランディ・クロス(Randy Cross)氏は話す。

一方、メイナーズ・フォー・フェア・ベア・ハンティング(Mainers for Fair Bear Hunting)の野生生物保護活動家ケイティ・ハンスベリー(Katie Hansberry)氏は、おとり、罠、犬によるクマ猟が「残酷で不公正だ」と主張する。
同団体は、アメリカ動物愛護協会、メイン州野生生物連合、その他の団体が結成した連合会で、禁止措置案を住民投票にかけるために、7万8000人を超える署名を集めた。

ハンスベリー氏は、「クマ猟が行われている32州のうち、これら3つの残酷で不公正な狩猟法を全て許可しているのはメイン州だけだ。我が州の汚点だ」と話す。

-----------引用ここまで 全文は引用元参照----------

▽記事引用元
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141106002
National Geographic(http://www.nationalgeographic.co.jp/)November 6, 2014配信記事

引用元: 【生態】クマの個体数調整 ドーナツを使ったクマ駆除は非倫理的?/米メイン州__

クマの個体数調整 ドーナツを使ったクマ駆除は非倫理的?/米メイン州の続きを読む