1: 2017/03/03(金) 23:02:53.55 ID:CAP_USER
2017年3月3日
「あかつき」搭載の2つのカメラ、科学観測を休止

金星探査機「あかつき」には5つのカメラが搭載されています。
このうち2つのカメラ(1μmカメラと2μmカメラ)について、JAXAは科学観測を休止することを決定しました。
他のカメラ(中間赤外カメラ、紫外イメージャ、雷・大気光カメラ)は正常に観測を継続しています。

「あかつき」に搭載されている1μmカメラ(IR1)と2μmカメラ(IR2)は、平成28(2016)年12月9日に2つのカメラを制御する機器が示す電流値が不安定になり、翌12月10日の可視運用では両カメラのスイッチを入れることができなくなりました。
「あかつき」プロジェクトチームは12月10日からリカバリー作業を開始しました。
しかし、電流値の不安定は改善されていません。

同時に、電流が不安定となった原因の究明も進めています。
いくつかの直接的かつ可能性の高い原因を調査し、再現実験なども行っていますが、いずれも機器劣化に起因する可能性が高いと考えられます。
「あかつき」は平成22(2010)年5月の打上げ後、約7年が経過しています。
また、平成22(2010)年の金星周回軌道投入に失敗し、平成27(2015)年の金星周回軌道投入まで想定よりも高い放射線環境に耐える必要がありました。
こういった状況により機器劣化が進んだものと考えられます。

IR1とIR2の観測は休止しますが、JAXAでは2つのカメラの復旧に向けた地上検討を継続し、また、定期的に両カメラのスイッチを入れるコマンドを送信する予定です。

続きはソースで

▽引用元:JAXA 宇宙科学研究所 トピック 2017年3月3日
http://www.isas.jaxa.jp/topics/000901.html
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引用元: 【宇宙探査】金星探査機「あかつき」 搭載の2つのカメラ、科学観測を休止 機器劣化に起因する可能性/JAXA©2ch.net

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