1: 2019/04/29(月) 19:26:44.93 ID:CAP_USER
日本では4月30日、天皇が退位され、5月1日に皇太子徳仁親王が新たな天皇に即位される。

天皇の退位と即位は、どちらも神道の象徴的な儀式に彩られる。その中心となるのが「三種の神器」と呼ばれる、皇位を象徴する宝物だ。
https://ichef.bbci.co.uk/news/976/cpsprodpb/1502/production/_106587350_77deb9f9-e746-45be-a86c-6427fb540b14.jpg

三種の神器の起源や所在は謎に包まれているが、それらにまつわる神話は日本の歴史から現代のポップカルチャーまで広く浸透している。

■なぜ三種の神器は重要なのか

日本の宗教のひとつ、神道は、儀式を非常に重視している。過去や、人間の命に関わる魂とつながるための儀式だ。
https://ichef.bbci.co.uk/news/976/cpsprodpb/1228A/production/_106587347_gettyimages-687759152.jpg

三種の神器も、こうした神道の一部だ。神々から、直系の子孫とされる皇室に代々伝えられていると言われている。日本の天皇は王冠を被らない代わりに、三種の神器が皇位を表す。

しかし、神聖なこれらの宝物は、人々の目から隠されている。

名古屋大学の河西秀哉教授はBBCの取材に対し、「いつ作られたのか分からないし、見たことがありません」と説明した。

「天皇ですら見たことがないのです」

皇室の即位式である「即位の礼」においてさえ、形代(かたしろ、レプリカ)を使う。なお、このレプリカもまだ披露されていない。

オリジナルは、もし本当にそこにあるとすれば、日本各地の神社にとどまることになる。

■八咫鏡(やたのかがみ)

1000年以上も前に造られたとされる八咫鏡は、三重県の伊勢神宮に納められていると信じられている。

倫理学の研究機関「モラロジー研究所」の竹中信介博士によると、三種の神器の中でも八咫鏡が最も神聖とされている。

1989年に天皇が即位された際、八咫鏡だけは「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」で継承されず、皇居の賢所(かしこどころ)で個別に祭儀が行われた。

https://ichef.bbci.co.uk/news/976/cpsprodpb/A472/production/_106589024_a7e9f372-1f3b-430b-9952-a40f571f936d.png
日本の民話では、鏡は神の力を持ち、真実を映すとされる。皇室の儀式では、八咫鏡は天皇の知恵を象徴する。

日本の古代神話を記した古事記によると、八咫鏡は伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)という神によって造られた。

太陽神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が、きょうだいの建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)との不和を理由に天岩戸(あまのいわと)に隠れてしまい、世界は闇に包まれた。

困った神々は宴を開いて天照大神を誘い出そうとした。天照大神は、八咫鏡に映った自分の写し身に誘われて外に出て、世界に光が戻ったとされる。

八咫鏡を含む三種の神器はその後、天照大神の孫に当たる邇邇芸命(ににぎのみこと)に受け継がれた。

竹中博士によると、天照大神は邇邇芸命に「この鏡こそは、ひたすら私の魂として、私自身を祭るように心身を清浄にしてお仕えせよ」と命じたという。

邇邇芸命は、紀元前660年に日本で最初の天皇となった神武天皇の曽祖父とされている。

続きはソースで

https://ichef.bbci.co.uk/news/976/cpsprodpb/F292/production/_106589026_11afec8b-af16-4f45-88a6-91e9aca8d240.png

https://ichef.bbci.co.uk/news/976/cpsprodpb/CB82/production/_106589025_c67f5474-d299-4b76-8715-266439059949.png
images (2)


引用元: 【解説】 「三種の神器」、皇室が持つ謎の宝物[04/29]

「三種の神器」、皇室が持つ謎の宝物の続きを読む