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仕組み

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1: 白夜φ ★ 2013/07/15(月) 00:12:58.15 ID:???

脳内の外界情報データベースが作られる仕組みを解明
  ~従来の定説を覆す発見~

東京大学大学院医学系研究科機能生物学専攻統合生理学分野の宮下保司教授、平林敏行特任講師らは、霊長類大脳皮質の階層的な領野構造に作り上げられる外界の情報データベース「外界の内部表現」(内部表象)の新しい計算原理を発見しました。

私たちは、脳の外界情報データベース「外界の内部表現」を通じて世界を認識しています。
物体の視覚特徴の表象様式は大脳皮質の内部表現の中でも最もよく調べられています。
しかし、個々のニューロンの活動計測に基づいた従来の見解では、ある脳領野における視覚特徴の神経表象は、その領野において生成され、支配的な神経表象になると考えられてきました。
これに対して、低次領野において神経表象の「前駆コード」が少数生成され、それが高次領野において「増殖」する、という「前駆コード生成→増殖仮説」も立てられます。

本研究では、マカクザル下部側頭葉の隣接した領野であるTE野と36野のそれぞれにおいて複数のニューロンから同時に活動を記録し、図形間対連合の神経表象を生成する神経回路を明らかにすることにより、後者の仮説が正しいことを初めて実証しました。

本研究により、私たちの脳が世界を表象する原理についての理解が深まるのみならず、階層的な構造をもつ人工データベースの効率的設計や、神経表象に関わる疾患に対する治療法にも繋がると期待されます。

本研究は、科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)研究領域「脳神経回路の形成・動作原理の解明と制御技術の創出」の一環として行われ、研究成果は米国科学雑誌「Science」7月12日号に掲載されました。

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▽記事引用元 東京大学 広報・プレスリリース最新情報(2013年(平成25年))
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/press.html#20130712

リリース文書[PDF: 697KB]
http://www.m.u-tokyo.ac.jp/news/admin/release_20130712.pdf

▽関連
Science 12 July 2013:
Vol. 341 no. 6142 pp. 191-195
DOI: 10.1126/science.1236927
Microcircuits for Hierarchical Elaboration of Object Coding Across Primate Temporal Areas
http://www.sciencemag.org/content/341/6142/191.abstract



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1: 白夜φ ★ 2013/07/10(水) 23:59:06.85 ID:???

ブラジルのサル、盲腸にも味覚の仕組み 京大准教授ら発表


ブラジルに生息する小型のサル、コモンマーモセットの盲腸に、甘みや苦みを感じる味覚の仕組みがあることが、京都大霊長類研究所の今井啓雄准教授と岐阜大などの研究で分かった。
コモンマーモセットは盲腸で樹液や樹脂を発酵して栄養にしており、発酵の調節などに役立てているらしい。
英科学誌バイオロジー・レターズで10日発表した。

コモンマーモセットの消化器官で、味覚情報を伝達するタンパク質などの合成量を調べたところ、盲腸と大腸で舌と同量以上に存在することが分かった。

ニホンザルやリスザルなどでも調べたが、盲腸や大腸で同様のタンパク質合成はなかった。
樹脂や樹液を吸うマーモセットの特殊な食性によるものとみられる。

人間も大腸などの細胞で味覚に関わるタンパク質が確認されており、食欲や血糖値の調整をしていると考えられている。
今井准教授は「マーモセットの盲腸は、味覚の機能によって発酵の調節や異常時の排せつを行っているのではないか。
霊長類の腸管における味覚の役割を探りたい」と話している。

【 2013年07月10日 15時10分 】
___________

▽記事引用元 京都新聞 2013年07月10日 15時10分配信記事
http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20130710000078
コモンマーモセット=京都大霊長類研究所提供
1

http://www.kyoto-np.co.jp/picture/2013/07/20130710134023www111.jpg

▽関連リンク
京都大霊長類研究所
2013.07.10 論文 権田彩,松村秀一,斉藤正一郎,郷康広,今井啓雄: 盲腸に「味覚」? コモンマーモセットの盲腸における味覚情報伝達分子群の発現
http://www.pri.kyoto-u.ac.jp/pub/ronbun/0414.html
Biology Letters
Expression of taste signal transduction molecules in the caecum of common marmosets
http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/9/4/20130409.abstract



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1: 白夜φ ★ 2013/06/19(水) 00:43:33.44 ID:???

植物細胞分裂の仕組み解明 微小繊維が仕切りを形成

 
自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)は18日までに、植物の細胞分裂を鮮明に観察することに成功したと発表した。
細胞内で「微小管」というタンパク質の繊維が、細胞を二つに分裂させる仕切りを形成する過程が判明。
「植物の成長をより理論的に説明でき、生物の進化についても理解が進む」としている。

同研究所の村田隆准教授(細胞生物学)らのグループが英科学誌電子版に発表した。

村田准教授は「実や種子ができる仕組みの解明につながり、いずれは果実や穀物の品種改良にも応用できる可能性がある」と話している。
2013/06/18 19:37 【共同通信】
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▽記事引用元 47NEWS 2013/06/18 19:37配信記事
http://www.47news.jp/CN/201306/CN2013061801002435.html

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▽関連
自然科学研究機構基礎生物学研究所 プレスリリース 2013年06月17日
細胞分裂で仕切りを作る過程を見ることに成功
http://www.nibb.ac.jp/press/2013/06/17.html



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