1: 2016/10/28(金) 00:53:12.63 ID:CAP_USER
『潜在的睡眠不足』の解消が内分泌機能改善につながることを明らかに
■本成果のポイント
1. 健康成人の必要睡眠時間を精密に測定した結果、平均約1時間の自覚していない睡眠不足(潜在的睡眠不足)が存在することが明らかになりました。
2. 潜在的睡眠不足の解消により、眠気のみならず、糖代謝、細胞代謝、ストレス応答などに関わる内分泌機能の改善が認められました。
3. 潜在的睡眠不足は自覚していないがゆえに長期間にわたり持続する危険性があり、中長期的な健康リスクに留意する必要があると考えられます。
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市 理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:中込和幸) 精神生理研究部の北村真吾室長、三島和夫部長らのグループは、現代人の多くが自覚できない睡眠不足(潜在的睡眠負債)を抱えている危険性を明らかにしました。
睡眠不足は生活習慣病やうつ病などさまざまな健康リスクを高めることは広く知られていますが、個人の睡眠不足度を定量評価して健康への影響を見た実証研究は測定技術上の困難さからこれまでほとんど行われていませんでした。
本研究では健康な成人男性15名(平均年齢23.4 歳)を対象として、特殊な実験室内で9日間にわたり就床時間を12時間に延長して睡眠を充足(飽和)させる試験に参加してもらいました。
試験期間中の睡眠時間の変動曲線から各被験者の必要睡眠時間を個別に算出したところ平均8.41時間(8時間25分)と試算されました。
一方、自宅での習慣的睡眠時間はそれより1日当たり平均1時間短いことが明らかになりました。
さらに、睡眠延長後には眠気の解消だけではなく、空腹時血糖値の低下、基礎インシュリン分泌能の増大、甲状腺刺激ホルモンや遊離サイロキシン濃度の上昇、副腎皮質刺激ホルモンやコルチゾール濃度の低下など、糖代謝、細胞代謝、ストレス応答などに関わる内分泌機能が有意に改善しました。
これらの結果から、試算された1日当たり1時間の睡眠不足は被験者の心身機能に負担となっているにもかかわらず、眠気などの症状が乏しいために本人はその存在を自覚できない潜在的睡眠不足(potential sleep debt)と命名し、臨床上および公衆衛生学上留意すべき危険な睡眠習慣として注意を喚起したいと思います。
本研究は、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラム、文部科学省科学研究費、および国立精神・神経医療研究センター精神・神経研究開発費事業の一環として行われ、2016 年10月24日に科学雑誌「SCIENTIFIC REPORTS」に掲載されました。
続きはソースで
▽引用元:国立精神・神経医療研究センター プレスリリース 2016年10月26日
http://www.ncnp.go.jp/press/release.html?no=124
■本成果のポイント
1. 健康成人の必要睡眠時間を精密に測定した結果、平均約1時間の自覚していない睡眠不足(潜在的睡眠不足)が存在することが明らかになりました。
2. 潜在的睡眠不足の解消により、眠気のみならず、糖代謝、細胞代謝、ストレス応答などに関わる内分泌機能の改善が認められました。
3. 潜在的睡眠不足は自覚していないがゆえに長期間にわたり持続する危険性があり、中長期的な健康リスクに留意する必要があると考えられます。
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター(NCNP、東京都小平市 理事長:水澤英洋)精神保健研究所(所長:中込和幸) 精神生理研究部の北村真吾室長、三島和夫部長らのグループは、現代人の多くが自覚できない睡眠不足(潜在的睡眠負債)を抱えている危険性を明らかにしました。
睡眠不足は生活習慣病やうつ病などさまざまな健康リスクを高めることは広く知られていますが、個人の睡眠不足度を定量評価して健康への影響を見た実証研究は測定技術上の困難さからこれまでほとんど行われていませんでした。
本研究では健康な成人男性15名(平均年齢23.4 歳)を対象として、特殊な実験室内で9日間にわたり就床時間を12時間に延長して睡眠を充足(飽和)させる試験に参加してもらいました。
試験期間中の睡眠時間の変動曲線から各被験者の必要睡眠時間を個別に算出したところ平均8.41時間(8時間25分)と試算されました。
一方、自宅での習慣的睡眠時間はそれより1日当たり平均1時間短いことが明らかになりました。
さらに、睡眠延長後には眠気の解消だけではなく、空腹時血糖値の低下、基礎インシュリン分泌能の増大、甲状腺刺激ホルモンや遊離サイロキシン濃度の上昇、副腎皮質刺激ホルモンやコルチゾール濃度の低下など、糖代謝、細胞代謝、ストレス応答などに関わる内分泌機能が有意に改善しました。
これらの結果から、試算された1日当たり1時間の睡眠不足は被験者の心身機能に負担となっているにもかかわらず、眠気などの症状が乏しいために本人はその存在を自覚できない潜在的睡眠不足(potential sleep debt)と命名し、臨床上および公衆衛生学上留意すべき危険な睡眠習慣として注意を喚起したいと思います。
本研究は、文部科学省脳科学研究戦略推進プログラム、文部科学省科学研究費、および国立精神・神経医療研究センター精神・神経研究開発費事業の一環として行われ、2016 年10月24日に科学雑誌「SCIENTIFIC REPORTS」に掲載されました。
続きはソースで
▽引用元:国立精神・神経医療研究センター プレスリリース 2016年10月26日
http://www.ncnp.go.jp/press/release.html?no=124
引用元: ・【睡眠】『潜在的睡眠不足』の解消が内分泌機能改善につながることを明らかに/国立精神・神経医療研究センター©2ch.net
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