1: 2015/03/26(木) 20:51:52.49 ID:???.net
ヘビ毒の万能解毒剤を発見か、血清とは別 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032500017/
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http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032500017/ph_thumb.jpg?__scale=w:990,h:742&_sh=0a90f00950
ヘビ毒への免疫をもつキタオポッサム(カリフォルニア州モントレー湾で撮影)。(Photograph by Sebastian Kennerknecht, Minden Pictures/Corbis)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032500017/02.jpg?__scale=w:676,h:507&_sh=04504b0940
オポッサムのペプチドを注射されたマウスは、このニシダイヤガラガラヘビ(テキサス州で撮影)の毒にも反応しなかった。(Photograph by Karine Aigner, National Geographic Creative)
見たところあまり賢そうではないオポッサムだが、その血液が世界中のヘビ毒に効くかもしれないという研究結果が報告された。
カリフォルニア州、サンノゼ州立大学の研究チームは、北米に生息する有袋類オポッサム(フクロネズミ)の血液中に含まれるペプチド(複数のアミノ酸からなる分子)に、ヘビ毒を中和させる効果があることを突き止めた。マウスを使った実験で、米国に生息するニシダイヤガラガラヘビ(学名:Crotalus atrox)とインドのラッセルクサリヘビ(学名:Daboia russelii)の毒を無毒化させることに成功した。
「ヘビ毒を注入されたマウスにペプチドを注射したところ、中毒症状が全く現れませんでした。オポッサムのペプチドにこのような働きがあったとは、奇跡のような話です」。サンノゼ州立大学の化学工学教授クレア・コミベス氏は、この研究結果を3月23日にデンバーで開催された米国化学会の学会で発表した。
キタオポッサム(学名:Didelphis virginiana)がヘビ毒に対してある程度の免疫を持っていることは1940年代から知られていた。他にも、ジリスやラーテルなど、一部の哺乳類はヘビ毒に対して自然免疫を備えている。
その驚きの能力の秘密が明らかになったことで、これを大量生産し、安価な万能解毒剤として発展途上国へ提供できるようになるかもしれないと、コミベス氏は期待する。
世界保健機関によると、1年間で約9万4000人がヘビに咬まれて死亡しているという。すでに、ヘビに咬まれた時の治療薬として数多くの血清が存在しているが、高価で、ヘビの種類によって必要な血清もそれぞれ異なる。どんなヘビ毒にも効く万能な解毒剤があれば、多くの命を救うことができる。
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ヘビ毒への免疫をもつキタオポッサム(カリフォルニア州モントレー湾で撮影)。(Photograph by Sebastian Kennerknecht, Minden Pictures/Corbis)
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オポッサムのペプチドを注射されたマウスは、このニシダイヤガラガラヘビ(テキサス州で撮影)の毒にも反応しなかった。(Photograph by Karine Aigner, National Geographic Creative)
見たところあまり賢そうではないオポッサムだが、その血液が世界中のヘビ毒に効くかもしれないという研究結果が報告された。
カリフォルニア州、サンノゼ州立大学の研究チームは、北米に生息する有袋類オポッサム(フクロネズミ)の血液中に含まれるペプチド(複数のアミノ酸からなる分子)に、ヘビ毒を中和させる効果があることを突き止めた。マウスを使った実験で、米国に生息するニシダイヤガラガラヘビ(学名:Crotalus atrox)とインドのラッセルクサリヘビ(学名:Daboia russelii)の毒を無毒化させることに成功した。
「ヘビ毒を注入されたマウスにペプチドを注射したところ、中毒症状が全く現れませんでした。オポッサムのペプチドにこのような働きがあったとは、奇跡のような話です」。サンノゼ州立大学の化学工学教授クレア・コミベス氏は、この研究結果を3月23日にデンバーで開催された米国化学会の学会で発表した。
キタオポッサム(学名:Didelphis virginiana)がヘビ毒に対してある程度の免疫を持っていることは1940年代から知られていた。他にも、ジリスやラーテルなど、一部の哺乳類はヘビ毒に対して自然免疫を備えている。
その驚きの能力の秘密が明らかになったことで、これを大量生産し、安価な万能解毒剤として発展途上国へ提供できるようになるかもしれないと、コミベス氏は期待する。
世界保健機関によると、1年間で約9万4000人がヘビに咬まれて死亡しているという。すでに、ヘビに咬まれた時の治療薬として数多くの血清が存在しているが、高価で、ヘビの種類によって必要な血清もそれぞれ異なる。どんなヘビ毒にも効く万能な解毒剤があれば、多くの命を救うことができる。
実用化はいつ?
オポッサムの研究は大変興味深いが、生物毒の専門家でナショナル ジオグラフィックのエマージング・エクスプローラーとしても活躍するゾルタン・タカシュ氏は、喜ぶのはまだ早いという。
問題は、1匹のヘビの毒にも数百種類もの化合物が含まれていることだ。そして、それぞれが別の役割を担って敵の体を攻撃する。
続きはソースで
文=Jason Bittel/ルーバー荒井ハンナ
引用元: ・【医学/生物】ヘビ毒の万能解毒剤をオポッサム(フクロネズミ)の血液から発見か、血清とは別
【すごい】ヘビ毒の万能解毒剤をオポッサム(フクロネズミ)の血液から発見か、血清とは別の続きを読む