1: 伊勢うどんφ ★ 2013/12/17(火) 23:51:23.21 ID:???

 熊本大大学院生命科学研究部の阪口薫雄(のぶお)教授と前田和彦助教らの研究グループは16日、同グループが2000年に発見したたんぱく質「GANP(ギャンプ)分子」が、エイズウイルスの感染能力を失わせる酵素「A(ア)PO(ポ)BEC(ベック)3G」をエイズウイルスの中に運び込むことを確認したと発表した。
同日発行されたアメリカの免疫学会誌に掲載された。

 アポベック3Gはこれまで、エイズウイルスの遺伝情報に作用し、感染能力を失わせることが知られていた。

 阪口教授らは、エイズウイルスに感染した白血球の一種「Tリンパ細胞」で、ギャンプ分子がどのように働いているかを研究。
ギャンプ分子と結合したアポベック3Gがエイズウイルス内に入り、ウイルスの遺伝子を変異させて感染能力を抑制したことを確認した。

 このことは、エイズに感染しても、感染能力を失ったウイルスを生体内で作ることができることを示しており、新たな治療法の開発につながる可能性があるという。

 前田助教は「今後、ギャンプ分子がアポベック3Gをどのように運ぶかを解明したい」と話している。

images

(2013年12月17日 読売新聞)
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=89868

熊本大プレスリリース
http://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2013_file/release131216-2.pdf

JI
GANP Interacts with APOBEC3G and Facilitates Its Encapsidation into the Virions To Reduce HIV-1 Infectivity
http://m.jimmunol.org/content/early/2013/11/06/jimmunol.1302057.abstract



【免疫】GANPがAPOBEC3GをHIVウイルスの中に運び込むことを確認、エイズの新たな治療法の可能性/熊本大の続きを読む