1: 2018/01/27(土) 15:06:34.17 ID:CAP_USER
森口佑介 教育学研究科准教授、篠原郁子 国立教育政策研究所主任研究官の研究グループは、3歳から6歳までの子ども81人を調査し、行動や思考を制御する能力(実行機能)とその能力に深く関わる外側前頭前野の活動に、COMT(カテコール-O-メチルトランスフ◯ラーゼ)遺伝子が影響を与えることを突き止めました。
また、そのタイミングが5~6歳以降であることを明らかにしました。

 本研究成果は、2018年1月5日に「Developmental Science」誌に掲載されました。

〈概要〉 実行機能は、自分の欲求を我慢したり、頭を切り替えたりするなど、人間の自制心の基盤となる能力です。近年、幼児期の実行機能や自制心の個人差が、児童期の学力や友人関係、成人期の経済状態や健康状態を予測することが示されています。
しかし、その個人差がいかに生じるかは未だ明らかではありません。
そこで本研究グループは遺伝子の多様性に注目しました。

 遺伝子の個人差を多型と呼びます。これまでの大人を対象にした研究で、COMT遺伝子にはVal/Val型やMet型というタイプがあることが分かっています。
タイプによって外側前頭前野の働きに違いが生じ、実行機能にも差が出てきます。
今回の研究ではまず3歳から6歳までの子どもの遺伝子多型を解析し、どのタイプにあてはまるか調べました。

続きはソースで

画像:図:(左)認知的柔軟性課題、(中)遺伝子の働きが子どもの認知的柔軟性に与える影響。
Val型の5~6歳児はMet型に比べて成績が良い。(右)遺伝子の違いによって外側前頭前野の活動が異なる。
Val型の活動が強いことがわかる。
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/images/180105_2/01.jpg

京都大学
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2017/180105_2.html
ダウンロード (1)


引用元: 【京都大学】子どもの自制心、遺伝的影響が見え始めるのは5歳頃から[18/01/05]

【京都大学】子どもの自制心、遺伝的影響が見え始めるのは5歳頃からの続きを読む