理系にゅーす

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化合物

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1: 2015/05/20(水) 12:11:56.66 ID:???.net
日焼け止め、海の生物に有害との報告 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/051800104/

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http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/051800104/ph_thumb.jpg
日焼け止めクリームの多くにはナノ粒子が含まれる。こうした粒子が海洋生物の胚に被害を与えているかもしれないことが判明した。(Photograph by Maddie Meyer, The Washington Post, Getty Images)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/051800104/01.jpg
実験では、シラヒゲウニ属の一種を日焼け止めに使われている酸化亜鉛ナノ粒子にさらした。胚の内部に別の有害物質(緑色の部分)がたまり、排出されないままになっていることを示している。(Photograph courtesy of UC Davis Bodega Marine Laboratory)


 日焼け止めなどの商品に使用される微小な粒子が、海の生物の初期段階である「胚」に作用し、悪影響を及ぼすことが、新たな研究で分かった。

 学術誌『Environmental Science and Toxicology』に掲載された論文によると、一部の日焼け止めや練り歯磨き、化粧品、船の塗料に使われている微小な金属によって、海洋生物の細胞が損傷を受けやすくなるという。 

 これまでも、亜鉛ナノ粒子、銅ナノ粒子といった「ナノマテリアル」が、甲殻類、藻類、魚類、イガイなどの海洋生物に有害である可能性が指摘されてきた。今回の研究結果もその一つだ。


直接の影響も、間接の影響も 

 今回の研究で、著者らはウニの胚をさまざまな濃度のナノ粒子にさらしたところ、直接的にも間接的にも生物に害を及ぼすことが判明した。 

 例えば、塗料に含まれる酸化銅ナノ粒子は水に溶けにくい。ウニが微量の酸化銅ナノ粒子を吸収しても、すぐには影響が現れないが、徐々に粒子が蓄積されると胚の中で溶け出し、ウニは有害な 
量の銅にさらされる。 

 また、塗料や日焼け止めに含まれるナノマテリアルは、生物が毒性化合物を排出するのに使う細胞の機能を妨害していた。これにより、胚は他の毒性化合物からの損傷を受けやすくなってしまった。 


 研究ではウニの胚が対象となっているが、携わった研究者らは、形態が異なる海洋生物でも同様の作用が起こりうると話す。論文の共著者であるカリフォルニア大学デービス校のゲ◯リー・シェール氏は、「ナノマテリアルにさらされたウニの胚は、あらゆる種類の異常な発達パターンを示しました。影響などないだろうと思うようなごくわずかな量でも、です」と話す。 

 例えば、日焼け止めに含まれる酸化亜鉛ナノ粒子や、船の塗料に含まれる酸化銅ナノ粒子にウニの胚がさらされると、幼生まで成長できないか、正常に成長しているように見えても餌を 
摂取できずに死んでしまった。 


海洋生態系への影響は 

 では、日焼け止めなどの製品に使われるナノマテリアルは、環境に危険を及ぼすのだろうか。科学者たちは現在、研究と議論を重ねている。 

 混雑した海水浴場で日焼け止めを塗って海に入るだけでも、海洋生物は微量の金属粒子にさらされるかもしれないと、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の海洋生態学教授ハンター・レニハン氏は懸念する。「水中の動物がナノマテリアルにさらされるとすれば、多くの場合は日焼け止めによるものでしょう」と話す。 

 ナノマテリアルを研究したことがあるレニハン氏だが、今回の研究には関わっていない。「海水浴場の規模が大きいほど、影響も大きくなります。ロサンゼルスやフロリダなどの広い場所では、深刻な問題を引き起こすかもしれません」 

続きはソースで

no title

文=Craig Welch/訳=高野夏美 

引用元: 【環境】塗料や日焼け止めに含まれるナノマテリアル、海の生物に有害との報告 直接的にも間接的にも害を及ぼす

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1: 2015/05/02(土) 09:09:59.10 ID:???.net
薬品だけで皮膚から神経細胞 京都府立医大グループが成功:社会:中日新聞(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015050190205730.html?ref=rank
人の皮膚から神経細胞作製 京都府立医大、化合物加え - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/CN/201505/CN2015050101002143.html

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http://img.47news.jp/PN/201505/PN2015050101002277.-.-.CI0003.jpg
人の皮膚細胞に6種類の化合物を加えた後(上)と、神経細胞に変化していく様子(京都府立医大提供)


 ヒトの皮膚細胞に6種類の薬品を加えて神経細胞を作ることに、京都府立医大(京都市)のグループが成功した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)などから神経細胞を作る方法はあったが、薬品だけで作製したのは初めてで、将来は神経の再生医療に役立つ可能性があるという。成果は1日、学会誌に掲載された。

 体内での再生が難しい神経細胞の作製は、脊髄損傷やパーキンソン病などの治療への応用が期待されている。従来はiPS細胞のほか、皮膚細胞に体外の遺伝子を組み込むことで神経細胞を作る方法がある。

 戴平(たいへい)講師(分子生物学)らのグループは、神経細胞の発生を促す薬品1種類と、神経発生に不要な皮膚内の物質の働きを抑える薬品5種類を、皮膚細胞に加えた。その結果約8割の細胞が3週間程度で、神経の興奮状態やその抑制状態と同じ状態になるなど、神経細胞のいくつかの特徴を示した。

続きはソースで

no title


 生後6カ月~55歳の細胞で実験し、年齢によらずに同程度の結果が得られたほか、大学から委託された大津市の化学メーカー・タカラバイオなど2機関が独立に実験し、再現が確認された。

 一方でさまざまな種類の神経細胞を作り分けられるかや、安全性などは未確認。戴講師は「この作製法は遺伝子を入れないので、これまでより簡単で早い。再生医療に応用できるか見極める
研究を進めたい」と話している。

(中日新聞)

引用元: 【再生医療/生化学】薬品だけで皮膚から神経細胞 京都府立医大グループが成功

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1: 2015/04/20(月) 15:38:40.26 ID:???.net
東北大学のコスマス・プラシデス教授らによる研究グループは、フラーレン超伝導体の超伝導転移温度が最大になる条件を明らかにした。

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同研究グループは、これまでの研究で、炭素原子60個からなる分子「フラーレン」を構成単位とする物質が、分子性物質の中で最高の転移温度38K(ケルビン)を示すことを発見している。ただし、超伝導転移温度や、磁性絶縁体から超伝導への転換などの顕著な物性はすべて高圧下のみで観測されるため、詳細な電子状態の解明は未解決のまま残されていた。

今回の研究では、Cs3-xRbxC60という組成の化合物の合成に初めて成功し、磁性絶縁体から超伝導への転換を常圧の状態で実現することに成功した。

続きはソースで

なお、この内容は4月17日付の米科学雑誌「Science Advances」に掲載された。
http://www.zaikei.co.jp/article/20150420/246052.html

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フラーレンC60超伝導体の、3次元的な結晶構造。フラーレン分子は60個の炭素原子からなり、切頭正二十面体(サッカーボール)型の分子である。これが規則正しく3次元的に配列した結晶構造を有する
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015042013193650big.gif

東北大学プレスリリース:
分子からなる超伝導体の転移温度を最大にする方法を発見 -新しい高温超伝導体開発への道を開く-
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/2015/04/press20150417-01.html

論文:Optimized unconventional superconductivity in a molecular Jahn-Teller metal
http://dx.doi.org/10.1126/sciadv.1500059

引用元: 【材料科学】東北大、フラーレン超伝導体の転移温度を最大にする条件を解明

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1: 2015/04/16(木) 12:41:16.24 ID:???.net
様々な医薬品、机の上で製造 東大が夢の合成法  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO85706180V10C15A4000000/

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http://www.nikkei.com/content/pic/20150416/96958A9F889DEAE7E5E2E4E3EAE2E3E7E2E6E0E2E3E7E2E2E2E2E2E2-DSXMZO8571251015042015000001-PB1-11.jpg
机にのるほどの小型装置で簡単に医薬品が合成できる=小林修東京大学大学院教授提供
http://www.nikkei.com/content/pic/20150416/96958A9F889DEAE7E5E2E4E3EAE2E3E7E2E6E0E2E3E7E2E2E2E2E2E2-DSXMZO8570614015042015000001-PB1-26.jpg
8段階の化学反応を連続して起こしロリプラムを合成する


 東京大学がこれまで難しかった医薬品などを原料から一貫して連続合成する技術を実現した。机の上にのるほど小型の設備で効率よく複雑な化合物を生産でき、生産コストを大幅に引き下げられる。研究が進めば液晶などの幅広い精密化学製品でも利用が広がりそう。医薬品製造で日本が世界をリードする可能性をもたらすとともに、海外勢におされて苦戦している日本の化学産業を復活させる切り札になるかもしれない。

■脳機能の改善薬、縦横1.5mの装置で生産

 原料を送り込むとチューブを通りながら化学反応が進み、出口から出たときには医薬品になる物質ができあがっている。石油化学などでは可能な「連続合成」と呼ばれる製造法だが、医薬品をはじめ精密な化学合成が必要な製品の大半では実現していない。

 小林修東京大大学院教授らのグループはこの連続合成の手法で抗うつ剤や脳機能の改善薬などとして期待されている「ロリプラム」を作ることに成功、16日発行の英科学誌「ネイチャー」に成果を発表した。

 実験では縦横1.5メートルほどのテーブルにのる装置を使い、1週間の連続運転で生産したロリプラムは10グラム。化学組成は同じでも右手と左手のように立体構造が違う光学異性体を作り分ける不斉合成も効率よく実現できる。「医薬品でも連続合成が可能なことを実証できた。将来は医薬品や精密化学製品でも広く連続合成が使われるようになるだろう」と小林教授は期待する。

 現在の医薬品製造の主流になっている「バッジ法」と呼ばれる合成法は、何段階もある化学反応をひとつひとつ別の設備で行い、次の工程に送る。途中で次の工程に送る材料と不要な副産物を選別する作業も必要だ。一定量を生産するためには化学反応ごとに大きなタンクを使い、複雑な医薬品になると数十段階もの化学反応を経て生産される。それだけ巨大な設備が必要になるわけだ。

2: 2015/04/16(木) 12:41:59.38 ID:???.net
■生産調整が容易、製造コストも大幅に低減

 しかし東大が実現した製造法ならば、カラムと呼ばれるチューブの中に原料を流しながら化学反応を起こす。大きなタンクが不要になるだけでなく、必要に応じた生産量の調整もしやすい。
運転の自動化も容易で、合成段階が多くなるほど時間のロスも減る。またバッジ法では各段階ごとに生じている副産物の廃棄も少なくなり、環境への影響も抑えられる。複雑な化学合成が必要で価格も高くなりがちな抗がん剤などの医薬品では大きな製造コストの低減が期待できる。

続きはソースで

(電子編集部 小玉祥司)

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引用元: 【技術/化学】様々な医薬品、机の上で製造 東大が夢の連続合成法

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1: 2015/03/03(火) 21:47:44.67 ID:???.net
掲載日:2015年3月3日
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/03/268/

 岐阜大学は3月3日、国際基準を満たす治験薬製造設備を設置し、同設備によりクロイツフェルト・ヤコブ病(ヤコブ病)の治験薬の開発を進めると発表した。

 治験薬製造には無菌状態が不可欠で、国際基準を満たす必要がある。今回設置された設備はそれを満たすもので、高温高圧下の環境で数十種類の有機化合物を合成して製薬し、無菌状態の設備内で分包することができる。こうした設備を大学で導入するのは世界で初めてとのことで、大学内で人体へ使用可能な治験薬を製造することが可能になる。

 ヤコブ病は数カ月にわたる進行性痴呆や視力障害、錯乱、めまい、無感情などの症状が見られ、発病から3~12カ月で死亡する希少難病。原因は神経細胞に存在する「プリオン」と呼ばれるタンパク質が破壊され、異常構造となり毒性を帯びて神経細胞を◯すためとされているが、現在のところ有効な治療法は確立されていない。

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<画像>
今回設置された設備
http://news.mynavi.jp/news/2015/03/03/268/images/001l.jpg

<参照>
KAKEN - 桑田 一夫(00170142)
https://kaken.nii.ac.jp/d/r/00170142

引用元: 【医学】岐阜大学、希少難病ヤコブ病の治験薬開発に着手

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1: 2015/04/05(日) 14:58:51.03 ID:???.net
掲載日:2015年4月4日
http://www.zaikei.co.jp/article/20150404/243830.html

 東京大学の山田淳夫教授・大久保將史准教授らによる研究グループは、チタンと炭素から構成されるシート状の化合物が多量のナトリウムイオンを吸蔵・放出することを発見した。

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 多くの電子機器に使用されているリチウムイオン電池は、希少元素であるリチウムやコバルトを使用しており、安定供給や大幅な低コスト化に課題がある。そのため、希少なリチウムを使用しないナトリウムイオン電池の開発が進められているが、マイナス極に使用する急速充電・長時間の電流供給・充放電の繰り返しに対する安定性などの条件を満たす化合物が見つかっていなかった。

 今回の研究では、東京大学と長崎大学が共同で合成したチタンと炭素から構成されるシート状の化合物をナトリウムイオン電池のマイナス極として応用したところ、多量のナトリウムイオンを吸蔵・放出する特性を持つことや、急速充電にも対応可能であること、長期間安定に作動することが分かった。

続きはソースで

 なお、この内容は「Nature Communications」に掲載された。

<画像>
ナトリウムイオン電池のマイナス極のイメージ。チタン(赤)と炭素(灰色)からなるシート状物質がナトリウムイオン(黄色)を吸蔵・放出する(東京大学の発表資料より)
http://www.zaikei.co.jp/files/general/2015040419405090big.jpg

<参照>
日経プレスリリース - 東大など、次世代電池のプロトタイプが完成
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=383503&lindID=5

Pseudocapacitance of MXene nanosheets for high-power sodium-ion hybrid capacitors
: Nature Communications : Nature Publishing Group
http://www.nature.com/ncomms/2015/150402/ncomms7544/full/ncomms7544.html

引用元: 【電気化学/エネルギー】東大、次世代電池「ナトリウムイオン電池」のプロトタイプを開発

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