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古代

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1: 2018/10/06(土) 13:35:38.68 ID:CAP_USER
 サメの歯の痕がついた翼竜の骨の化石が発見された。8300万年前のもので、かまれた翼竜はプテラノドン。かんだのはスクアリコラックスという古代のサメのようだ。

 化石は2014年、米国アラバマ州にある化石サイトで見つかった。ここでは翼竜が恐竜や古代のワニ、大型魚の餌食となった証拠がいくつも見つかっている。今回の発見もそのひとつだ。翼竜は骨と皮しかないと想像している人も多いだろうが、実際は違う。この研究結果は、学術誌「PALAIOS」の9月号に発表された。

「実際の翼竜は骨格にしっかり肉が付いていました」と、翼竜に詳しい南カリフォルニア大学のマイケル・ハビブ氏は述べる。「映画やアート作品でよく描かれているような、痩せこけた動物ではありません。特に、飛ぶための筋肉は最高のごちそうだったと思います」。なお、ハビブ氏は今回の研究には関与していない。

 アラバマ州で発掘されたのはプテラノドンの翼の骨で、翼開長が4.5メートルほどあったことを示唆している。しかし、体重は25〜40キロ程度と推測され、スクアリコラックスや大きな硬骨魚にとっては格好の獲物だったはずだ。スクアリコラックスはすでに絶滅したサメで、体長が4.5メートル前後に達する個体もいた。

 論文によれば、プテラノドンの骨に残されたかみ痕は、2種類の魚、スクアリコラックスとサウロドンの歯並びと見事に一致しているという。サウロドンはオニカマスのような魚で、体長約1.2〜1.8メートルだ。

「珍しい化石です。2種類の動物によるかみ痕が残されています」と、米ニュージャージー州トレントンにある州立博物館の古生物学者で、今回の研究を率いたダナ・エーレット氏は述べている。

「この発見にとても興奮しています。食べられた痕のある翼竜の骨は貴重です」とハビブ氏も評価する。

■サメだらけの海

 アラバマ大学の博物館で化石の石灰を落としていたとき、エーレット氏の共同研究者で大学院生のT・リン・ハレル氏は最初、誤って表面を傷つけてしまったのではないかと思った。だがすぐに、平行に刻まれた溝は、捕食者の餌食になった証拠であることに気がついた。

「彼は私に怒られると思っていました」とエーレット氏は振り返る。「でも、化石を整形しているうちに、4本(の溝)が平行にになっていることに彼は気づいて、食べられた痕だとわかったのです」

 エーレット氏とハレル氏はさらに調査を進めるため、博物館に所蔵されている肉食魚の顎の化石をかき集め、プテラノドンの骨に付いたかみ痕と比較した。そして、くっきり刻まれた4本の溝とのこぎりで引っかいたような浅い傷が、サウロドンとスクアリコラックスの歯並びとほぼ一致することに気づいた。

 エーレット氏によれば、アラバマ州で発掘された白亜紀後期のウミガメや恐竜の化石に、サメにかじられたと思われる「捕食の痕」がよく残されているという。当時、アラバマ州の一部は温暖な浅瀬で、北米大陸を東西に分断する巨大な内海である西部内陸海路の入り口となっていた。
 化石を見る限り、この豊かな海ではサメが繁栄していたようだ。「私は世界中で化石を集めていますが、サメの歯がこれほど多い場所は知りません」とエーレット氏は話す。「さまざまなサメがこの海域に生息していたようです」

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100500431/ph_thumb.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100500431/02.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/100500431/
images


引用元: 【古生物】恐竜時代のサメ、空飛ぶ翼竜を食べていた 化石に歯の痕くっきり、もろい骨をもつ翼竜では異例、8300万年前[10/06]

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1: 2018/10/18(木) 14:23:08.36 ID:CAP_USER
2000年前のベスビオ火山噴火で壊滅したイタリアの古代都市ポンペイの遺跡でこのほど、特定の日付を意味するとみられる壁の落書きが新たに発見された。古代史を代表する大規模災害として知られる火山噴火をめぐっては発生を8月とする説と10月とする説があり、今回の発見が後者を裏付けるものとして注目を集めている。

木炭で書かれたこの落書きは、「レッジョV」と呼ばれる発掘現場にある家屋の壁で見つかった。書かれているのは「XVI K Nov」という文字で、「11月の16日前」を意味する。現在の日付で10月17日に当たるという。

噴火が起きた時期、当該の家屋では改修作業が行われていた。落書きの書かれた壁には、この後漆喰(しっくい)が塗られる予定だったとみられる。

続きはソースで

■火山噴火の1週間前に書かれたとみられる落書き
https://www.cnn.co.jp/storage/2018/10/17/ea85311c321e4f382b437230d543bf62/pompeii-charcoal-writing-super-169.jpg

https://www.cnn.co.jp/style/architecture/35127121.html
ダウンロード (1)


引用元: 【考古学】〈画像〉ポンペイ遺跡で日付の落書き発見、噴火発生日の論争に決着か[10/17]

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1: 2018/10/18(木) 13:49:20.95 ID:CAP_USER
【10月17日 AFP】
3500年以上前のエジプトで水産養殖が行われていたとする研究結果が16日、発表された。同類の活動の証拠としては世界最古だという。

 ドイツとイスラエルの共同研究チームは、現在のイスラエルにあたる地域の考古学的遺跡複数から出土した魚の歯100個を調査し、それらが数千年前にエジプト・シナイ(Sinai)半島の潟湖で養殖された魚であるとの結論を下した。

 今回の研究に参加したイスラエル・ハイファ大学(University of Haifa)が発表した声明によると「歯の標本の年代は、新石器時代から初期イスラム時代に至るまでの約1万年に及ぶ年代区分にわたっていた」という。研究対象となった標本の一部が、約3500年前のものだった。

 研究結果をまとめた論文の執筆者の一人で、ハイファ大のガイ・バーオズ(Guy Bar-Oz)教授(考古学)は、当時の手法では、魚が入ってくる潟湖を見つけて、数か月間封鎖していたことが考えられるとした。また、この手法については、シナイ半島の潟湖で現在も用いられていることを説明している。

続きはソースで

(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/d/6/810x540/img_d64d98a43103bb6de05c939934ab0c1f103326.jpg

http://www.afpbb.com/articles/-/3193566
ダウンロード (3)


引用元: 【考古学】3500年前のエジプトで水産養殖、最古の証拠発見 研究[10/17]

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1: 2018/10/25(木) 13:07:03.51 ID:CAP_USER
1億2000万年前のいまの中国東北部にあたる場所で、火山噴火に巻き込まれて死んだ鳥がいた。突然降ってきた火山灰に埋まり、軟組織は腐敗する間もなかった。それから長い時間をかけて、組織は化石へと変化しつつ、保存されてきた。

 発見された鳥の化石の中に肺の組織が含まれていたことが、最新の研究で明らかになった。太古の鳥の肺が化石になって発見されるのは初めて。研究成果が学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された。

 今回発見されたのは、白亜紀に生きていた鳥、アーケオリンクス・スパスラ(Archaeorhynchus spathula)。化石には、羽毛とともに多くの軟組織が保存されており、現代の鳥にかなり近い肺を持っていたことが判明した。鳥の肺はとても効率的で、空を飛ぶためにうまく適応している。このような進化を遂げた肺が、これまで考えられていたよりもかなり早い時期に現れていたことを、今回の研究成果は示唆している。

「これまで鳥の肺や呼吸、進化についての知見はすべて、骨格の化石から推測されてきたのですが、それだけでは十分ではなかったことに気づきました」と、中国科学院古脊椎動物学・古人類学研究所の古生物学者で、今回の論文の共著者であるジンマイ・オコナー氏は述べている。

「わくわくするような発見です」と、この論文を査読した米ユタ大学の解剖学者で生理学者のコリーン・ファーマー氏は語る。「この種の恐竜に鳥のような肺が見つかるのは予想されていたことですが、実際に確かな証拠を示したというのはすごいことです」

■肺と飛翔能力の大事な関係

 化石になること自体珍しいのに、軟組織の痕跡を残した化石となればなおさら貴重だ。これまでに見つかっているのは、古代魚類の心臓の化石や装甲恐竜のごつごつした皮膚などで、オコナー氏自身も恐竜時代の鳥類の卵胞(受精前の卵子を含んだ袋)を発見した経験を持つ。また、鳥以外の化石化した肺の断片を発見した研究も、過去に3例ある。
 鳥がどのようにしてこれほどの飛翔能力を獲得したのか。それを知るうえで、鳥類の肺の化石は大変有用である。

 肺は、無数の血管が走る薄い膜を通して、酸素と二酸化炭素を交換している。この膜が大きくて薄いほど、膜は複雑に折りたたまれ、肺の効率は向上する。人間の肺の内部表面積は、全体で46平方メートルに達する場合もある。

 空を飛ぶには大変な運動が必要で、鳥はそのために肺を極限まで酷使する。鳥の肺はいくつにも分かれ、胸郭の周囲に貼り付いている。他の動物と違って、鳥の肺は膨張・収縮をせず、その下につながっている複数の気嚢がふいごのように空気を送り、呼吸する。このため、肺の膜は極端に薄くなり、酸素が効率よく吸収され、飛翔筋肉にそれだけ酸素を送り込むことができる。しかし、このような特殊化された肺は、いつごろ進化したのだろうか。

 オコナー氏と中国山東省天宇自然博物館の研究者らは、最初からこの呼吸の謎を解こうとして研究を始めたわけではない。当初は、アーケオリンクスの飾り尾羽も含めた羽毛が、化石で初めて発見されたことに興味を示した。

 オコナー氏と研究仲間の王孝理氏が化石を調べたところ、鳥の胴に斑点のついた奇妙な白い塊がふたつ、突起物のように飛び出ているのに気付いた。ちょうど胸のあたりに位置していることから、化石化した肺ではないかと思われた。

 最初にこの化石について論文を書いた際は、羽だけに注目して、肺があるかもしれないということはわずかに言及したのみだった。ところがオコナー氏によると、これが肺であるとはっきり証明されていないことを嘆いた査読者がひとりいたため、論文は却下されたという。

そこで、突起物を詳しく調べることにした。高精度の顕微鏡を使ってみると、人間の毛髪の10分の1に満たない細い空間が蜂の巣のように並んでいることに気付いた。南アフリカのヨハネスブルク大学教授で鳥の肺組織が専門のジョン・マイナ氏にメールで助言を仰いだところ、細かく分かれた鳥の肺の小房によく似ていると返答してきた。顕微鏡では、それぞれの空気の管まで確認できる。マイナ氏は、最終的な論文の共著者に名を連ねている。

「論文を拒否されて、やる気が湧きました」と、オコナー氏は言う。「おかげで、化石をもっと詳しく調べることができ、肺組織の発見につながりました」

続きはソースで

■原始的な鳥類アーケオリンクス・スパスラの化石には、羽毛だけでなく肺の組織も残されていた。
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400458/01.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/102400458/
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引用元: 【古生物】太古の鳥の肺が初めて見つかる、飛行進化のカギ[10/25]

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1: 2018/10/24(水) 22:16:15.56 ID:CAP_USER
2400年以上前の古代ギリシャの貿易船が黒海の海底からほぼ完全な状態で見つかりました。形を保った世界最古の沈没船とみられ、当時の造船技術や交易の様子を知る貴重な発見だと注目されています。

沈没船は、ヨーロッパの考古学者でつくる調査チームが、無人の潜水艇を使ってブルガリア沖の黒海の海底およそ2000メートルで発見しました。船は全長およそ23メートル、2400年以上前の古代ギリシャの木造の貿易船で、マストが当時のままに立っていて元の姿を保ったほぼ完全な状態でした。

調査チームによりますとこの形の貿易船は、当時のつぼなどに描かれた絵で知られていましたが、実物が形をとどめて見つかったのは初めてです。

続きはソースで

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181024/K10011683461_1810241101_1810241102_01_02.jpg

NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181024/k10011683461000.html
images (1)


引用元: 【考古学】古代ギリシャの沈没船 ほぼ完全な状態で発見 黒海[10/24]

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1: 2018/10/19(金) 14:20:06.77 ID:CAP_USER
 西暦79年に起きたベスビオ火山の大噴火により、周辺の古代ローマ帝国の都市とその住人は一夜にして消滅した。大量の火山灰がポンペイの町に降り注ぎ、建物はその重みで崩落した。その後激しい火砕流が山肌を駆け降りて町を焼き尽くし、さらに近くの港町ヘルクラネウムや近隣の町をも襲った。

 2000年近く前の噴火がもたらした甚大な被害に疑問を呈する専門家はいないが、多くの犠牲者がどのようにして死んでいったかについては、意外にもまだ多くの論争がある。(参考記事:「古代都市ポンペイは、現代社会にそっくりだった」)

 イタリアの専門家チームは、ヘルクラネウムでもとりわけ残酷な死を迎えた人々の遺骨を再調査し、その結果を2018年9月26日付けで学術誌「PLOS ONE」に発表した。遺跡からは、爆発したと思われる頭骨が見つかっているが、これまで爆発の原因は脳の髄液や軟組織が激しい高熱によって瞬時に沸騰したためと考えられてきた。そして、今回の論文でもそれを支持する証拠が提示されている。

 ところが、この仮説に反対する専門家もいる。ポーランドにあるワルシャワ大学の考古学者エルズビエタ・ヤスクルスカ氏は、論文の主張は「人間の体と骨に熱が与える損傷に関して私が知るあらゆる事実に反している」として反論する。

■古代の楽園を襲った死

 灰、溶岩、有毒ガスから成る火砕流は、温度が摂氏700度に達し、時速80キロで押し寄せる。火砕サージは火砕流に似ているが、主な成分はガスだ。

 ベスビオ山の噴火では火砕流と火砕サージの両方が発生し、どちらに襲われたとしても、飛んできた岩に当たったり、大量の灰やガスを吸引して窒息したり、極度の高熱であっという間に体を焼かれるなど、恐ろしい死を迎えたと考えられる。

 論文の筆頭著者であるフェデリコ2世ナポリ大学病院のピエール・パオロ・ペトローネ氏は、西暦79年のベスビオ火山噴火による犠牲者の研究を数十年間続けている。過去に共同執筆者として関わった2001年の「Nature」や2010年「PLOS ONE」の関連論文では、多くの死を招いた主な要因は灰やガスではなく、高温の熱によるもので、犠牲者は苦痛を感じる間もなくほぼ即死状態だったことを示す証拠が提示された。これは、ほかの研究でも支持されている。

 同じ熱で死んだといっても、ポンペイとヘルクラネウムでは事情が少々異なっていた。火山から10キロほど離れていたポンペイには、まず噴火による砕屑物が降り注いで建物が崩れ、中にいた人々を押しつぶした。その後でとりわけガスを多く含んだ火砕サージが町を襲い、これが原因でほとんどの人が命を落とした。

続きはソースで

■ヘルクラネウム遺跡の火山灰堆積層で発掘された子供と若い成人の骨
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/101800102/ph_02.jpg

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/101800102/ph_thumb.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/c/101800102/
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引用元: 恐ろしい大噴火、高熱で脳が沸騰、頭骨が爆発 2千年前のベスビオ火山の噴火研究[10/19]

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