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毎日新聞 2015年08月17日 21時10分

 解体修理が行われている奈良市の国宝・薬師寺東塔の調査で、同寺などは17日、奈良時代に流通した貨幣「和同開珎(わどうかいちん)」4枚が土台下から出土したと発表した。
8世紀前半の創建時に地鎮目的でまかれたと考えられ、調査した奈良文化財研究所と橿原考古学研究所は「広く流通する通貨を地鎮供養でまいた最古の例」としている。

 和同開珎は塔を貫く心柱(しんばしら)を支える石「心礎」の東側1.3メートル、土台部分の基壇表面から1.7メートル下で見つかった。
基壇下は穴に土を埋めて固める工法「掘込地業(ほりこみちぎょう)」で造られ、貨幣は穴の底の辺りで見つかった。730年とされる東塔創建時に納めたとみられる。

 長さ20センチ、幅30センチの範囲に散らばった4枚のうち2枚は完全な形で、残りも一部が腐食しているが状態は良かった。赤銅色に輝き摩耗も少ないものもあり、新しい貨幣をまいたらしい。

 地鎮供養で貨幣を地面にまいた例として、奈良県明日香村・川原寺塔跡(7世紀後半)で無文銀銭が見つかっているが、広く流通した貨幣がまかれたのはこれまで8世紀後半以降だった。和同開珎を容器に入れた例は、8世紀前半の法隆寺で確認されている。

 今回の和同開珎は10月1日~来年1月3日、薬師寺で公開予定。【塩路佳子】

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引用元:毎日新聞 http://mainichi.jp/select/news/20150818k0000m040104000c.html

引用元: 【奈良】 薬師寺東塔:土台下から和同開珎4枚出土 創建時の地鎮 [毎日新聞]

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