1: チリ人φ ★ 2013/07/12(金) 08:04:16.44 ID:???

ニワトリも夏バテします-。梅雨が明け、連日真夏日を記録する中、夏バテによる産卵数の減少を防ごうと、和歌山県養鶏研究所(同県日高川町)が特産品の梅酢やサンショウなどを混ぜた餌の開発に乗り出した。
養鶏業者にとって「頭痛の種」でもある夏バテの解消効果が実証されれば、県産品を用いた餌が全国に広まる
好機にもなるため、研究成果は関係者の注目を集めている。


・夏場は減る卵の重さ
鶏は、羽毛に覆われ体温を発散する方法が限られているため、暑さに弱い。特に夏場は気温の上昇で夏バテを起こし、食欲が減退したり、水を大量に飲んで餌を食べられなくなったりする。35度を超えれば命にもかかわるという。

同研究所が一昨年実施した調査によると、鶏1羽が1日あたりに産む卵の重さは、5~6月に比べて7月で5%、8月で14・5%も低下した。最近続いている猛暑で研究所内の鶏は早くも夏バテ気味で、栄養不足から卵の質の低下もみられるという。

対策として大型ファンを回したり、スプリンクラーで散水したりするなどの方法はあるが、多額の設置費や
維持費がかかることがネックとなり、二の足を踏む業者は多い。

・エサで中から抗酸化
そこで研究所は、鶏の餌に着目。暑さで鶏にストレスがかかり体内で酸化作用が進んだ結果、夏バテに
つながっていると推測し、広島大学家畜管理学研究室と共同で酸化を防ぐ作用があるとされている梅酢などを餌に混ぜて効果を試すことにした。

今年度は、梅干しを漬ける際に出る梅酢を用いて実験。他にも効果が期待できるサンショウの種子を利用した研究にも取り組む。

サンショウは、全国の生産量の8割を占める和歌山県の特産品。食用は主に果皮の部分だが、研究に
用いるのは種子の部分で、県内だけで年間約30トンが産業廃棄物として処理されているため有効利用の期待もかかる。

当面の研究では、50羽の鶏に梅酢を添加した配合飼料を1日平均120グラム与え、産卵数や肝機能の
変化などを調べる。サンショウの種子については、配合飼料に混ぜる最も効果的な割合などを探る。

研究所の藤原美華研究員は「夏バテ対策は農家にとって頭の痛い問題。効果が判明すれば、全国的な
スタンダードになるかもしれない」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/130711/wlf13071113490011-n1.htm
e53c782b.jpg
11

http://sankei.jp.msn.com/images/news/130711/wlf13071113490011-l1.jpg
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130711/wlf13071113490011-p2.jpg



【生物】ニワトリも夏バテ、卵も減る 35度超で命取り…和歌山特産「梅酢」「サンショウ」で酷暑乗り切れ!/和歌山県養鶏研究所の続きを読む