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土壌

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1: 白夜φ ★ 2013/10/24(木) 22:08:09.75 ID:???

化学肥料の硝酸塩、数十年間も残存
2013年10月23日 13:35 発信地:ワシントンD.C./米国

【10月23日 AFP】大規模農業で使用される硝酸塩肥料によって、土壌や地下水に数十年間、汚染の後遺症が残存する可能性を指摘する研究論文が21日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表された。

環境内における硝酸塩の過剰な存在は、これまでにも飲料水汚染と関連付けられている他、藻の急速な成長を引き起こし、淡水生態系や沿岸域の海洋生物に害を与える恐れがある。

フランスとカナダの合同研究チームは、農作業によって長期間にどの程度の量の硝酸塩が残存するのかを明らかにするため、小麦とテンサイを主要作物とする畑を対象とした調査をフランスで行い、この畑の土壌中の硝酸塩濃度を1982年から2012年まで追跡調査した。

その結果、肥料の使用後28年経っても、肥料に由来する硝酸塩の12~15%が土壌中に残存していることが分かった。
一方、約61~65%は植物に取り込まれ、8~12%はすでに地下水に漏れていた。

論文によれば「肥料に含まれる硝酸塩の大部分は、植物の成長に使われなければ、根域から速やかに浸出されると考えられがち」だが、土壌中に残存している硝酸塩の一部は「今後少なくともさらに50年間は、硝酸塩のまま作物に取り込まれたり、地下水に漏れたりする状況が続くものと思われる」と指摘する。

米中南部を流れるミシシッピ川(Mississippi River)流域で実施された過去の研究では、化学肥料の投入を削減したにもかかわらず、川の中に高濃度の硝酸塩が残存していたことが明らかになっている。

そのため、土地や水路を元の状態に戻すための取り組みには「農業システムにおける過去の化学肥料使用の後遺症に起因する遅延時間を考慮に入れなければならない」と今回の論文の著者らは述べている。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年10月23日13:35配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3001936

▽関連リンク
PNAS
Long-term fate of nitrate fertilizer in agricultural soils
http://www.pnas.org/content/early/2013/10/15/1305372110



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1: 白夜φ ★ 2013/08/25(日) 01:59:51.96 ID:???

土壌微生物の抗がん作用解明=新薬開発に期待-群馬大など

群馬大の久保原禅准教授らの研究グループは22日、土の中に住む微生物がつくる「DIF」と呼ばれる物質が、がん細胞の増殖を抑制する仕組みを解明したと発表した。新たな抗がん剤の開発が期待できるという。
 
東北大、福島県立医科大との共同研究で、論文が米科学誌「プロスワン」に掲載された。
 
研究グループは、人工培養した人間のがん細胞に、蛍光物質を結合させて光らせたDIFを投与し観察。
DIFが、がん細胞内のミトコンドリアが持つ細胞の生存や増殖のエネルギーを生み出す機能を阻害し、がん細胞の増殖を抑制することが分かった。
 
群馬大によると、ミトコンドリアの機能を妨げる抗がん剤の研究が進んでおり、久保原准教授は「動物実験などで、がん抑制の効果や副作用の有無を確認し、10年程度での開発実現を目指したい」と話している。(2013/08/22-19:31)

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▽記事引用元 時事ドットコム 2013/08/22-19:31配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2013082200869

▽関連リンク
・群馬大学
(生体調節研究所)細胞性粘菌由来の抗がん剤候補物質がミトコンドリアの代謝機能を妨害することを発見
http://www.gunma-u.ac.jp/sb/sb.cgi?eid=673
(詳細)
http://www.gunma-u.ac.jp/sb/img/img478_file.pdf
・PLOSONE
Mitochondria Are the Target Organelle of Differentiation-Inducing Factor-3, an Anti-Tumor Agent Isolated from Dictyostelium Discoideum
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0072118



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1: sin+sinφ ★ 2013/08/14(水) 12:31:52.21 ID:???

現在の土壌にみられる栄養分の不足は、約260万~1万1700年前の更新世(Pleistocene)に起きた大型動物の大量絶滅が原因だとする研究論文が11日、英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)で発表された。
ゾウなどの現代の大型動物が絶滅すると、土壌がさらに損なわれる恐れがあると、科学者らは警告している。

更新世の地球は、絶滅した恐竜に代わってメガファウナ(Megafauna)と呼ばれる体重44キロ超の大型動物が支配していたが、最終的にはこれらの大型動物も全て絶滅した。
メガファウナの最盛期には、世界の大半は今日のアフリカのサバンナに似た環境だった。
例えば南米大陸では、体重5トンにも及ぶ地上性ナマケモノや、小型自動車ほどの大きさのアルマジロに似たグリプトドン、ゾウに似たキュビエロニウスやステゴマストドンの群れなどが多数生息していた。

これらメガファウナは、餌場である川の周辺から遠く離れた場所にふんを残したり、死後の死骸が腐敗したりすることによって、摂取した栄養素を土壌に戻すという重要な役割を果たしていた。
大型動物は小型動物に比べて大量の餌を食べ、移動距離もはるかに長いので、広範囲に及ぶ土壌の肥沃化に大きく貢献していたと、論文は結論している。

論文の共著者の一人、英オックスフォード大学環境変化研究所のクリス・ドーティー(Chris Doughty)氏は
「大型動物は地球の栄養動脈のようなもので、大型動物の絶滅は、この動脈が切断されるようなものだ」とAFPに語った。
「これらの大型動物の大半が絶滅したので、現在の地球では、栄養分が不足している地域が過去に比べてはるかに多くなっている」

研究チームは数理モデルを使って、南米アマゾン盆地(Amazon Basin)で、重要な植物栄養素のリンの分散が、メガファウナの絶滅によって98%減少したと推定。
「それほど極端ではないが、アフリカを除くすべての大陸で似たような減少がみられる」と結論した。
アフリカは、現生人類が大型動物と共進化した唯一の大陸。
アフリカ以外の地域では、こういった栄養素は分散するのではなく、氾濫原などの肥沃な土地の近くに集中していた。

ソース:大型動物の絶滅、土壌の栄養不足の原因に 英研究 8月12日 AFP
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2961465/11174311
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1: 依頼36-165@白夜φ ★ 2013/08/05(月) 18:03:08.80 ID:???

干ばつに強い水稲を開発 農業資源研、根深く張る

 
根を伸ばして土壌中の深い場所から水を吸収し、干ばつのような状況でも育つ水稲を作ることに成功したと農業生物資源研究所(茨城県つくば市)の宇賀優作主任研究員らが4日付の米科学誌に発表した。
根を深く伸ばすのに関与する遺伝子を働かせるようにした。

トウモロコシなど他の作物にも似た遺伝子があり、干ばつに強い品種開発が期待できるという。

宇賀さんによると、水稲は根が横向きに伸び、土の中で浅く根を張る。
一方、陸稲は根を深く張る。
研究の結果、陸稲では重力を感知して根を下に伸ばす「DRO1」という遺伝子が働いていることが分かった。

2013/08/05 02:00 【共同通信】

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▽記事引用元 47NEWS 2013/08/05 02:00配信記事
http://www.47news.jp/CN/201308/CN2013080401001814.html

▽関連リンク
・農業生物資源研究所
世界初、イネの干ばつ耐性を高める深根性遺伝子を発見
- 干ばつに強い作物の開発に新たな道を開く -
http://www.nias.affrc.go.jp/press/20130802/
プレスリリース全文 [PDFファイル:575KB]
http://www.nias.affrc.go.jp/press/20130802/full_text.pdf
・Nature Genetics (2013) doi:10.1038/ng.2725
Received 13 March 2013 Accepted 15 July 2013 Published online 04 August 2013
http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/abs/ng.2725.html

*ご依頼いただきました。



【農学】イネの干ばつ耐性を高める深根性遺伝子を発見 干ばつに強い水稲を開発/農業生物資源研究所の続きを読む

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