1: 2015/06/18(木) 21:51:36.90 ID:???.net
月はいびつな雲に包まれていた | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/
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アポロ計画の宇宙飛行士たちは、月の地平線上に謎の光を目撃した。写真は米国の月探査機クレメンタインが撮影。(PHOTOGRAPH BY NASA)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/01.jpg
月のまわりには常にいびつな形の塵の雲がある。イラストの雲の色は塵の量を示し、灰色の円は、月面に衝突する塵粒子と月探査機LADEEの軌道を示す。(ILLUSTRATION BY DANIEL MORGAN
AND JAMEY SZALAY)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/02.jpg
彗星の軌道に残された塵粒子が月に衝突すると、月面の塵がまき上げられることがある。1969年に宇宙飛行士バズ・オルドリンが月面につけた足跡も、いつかはこうした塵に埋もれて消えてしまうだろう。
(PHOTOGRAPH BY NASA)
月は常にいびつな形の塵の雲に包まれていることが、米コロラド大学などの調査で明らかになった。大気のない天体のまわりに雲があるだけでも奇妙だが、この塵の雲を作り出した犯人はもっと変わっている。彗星だ。
彗星は小さな塵粒子をまき散らしながら太陽の周りを軌道運動しているが、6月18日付『ネイチャー』誌に発表された論文によると、軌道に残った塵粒子が月に衝突すると、月の塵が一時的に宇宙空間に舞い上がるという。「月は私たちに最も近い天体ですが、いまだに驚かされることばかりです」と、米NASAのゴダード宇宙飛行センターのリチャード・ヴォンドラク氏は語る。
観測によると、月の上空には常に平均120kgの塵が漂っているという。この塵は月面からまき上げられてから約10分間上空にとどまっている。最初の5分で高度100kmまで上昇し、残りの5分で下降して、そっと月面に戻るのだ。(参考記事:「月形成時の衝突の痕跡を小惑星帯からの隕石で発見」)
これらのデータを収集したのは、NASAの月探査機LADEEに搭載されたLDEXという実験装置だ。LDEXは半年にわたり月の高度20km~100kmを舞う塵を採集した。
論文を執筆したコロラド大学のミハイ・ホラニ氏は、「地球の大気には毎日約100トンの宇宙塵が降り注いでいます」と言う。「月にも同じペースで宇宙塵が降り注いでいるなら、毎日約5トンの宇宙塵が月面に衝突している計算になります」
LDEXは、衝突により舞い上がった直径0.3ミクロンの月の塵を毎分平均1個検出したが、流星群の時期にはその数が大きく増えた。流星群は、地球(と月)が彗星の軌道に残された塵粒子の雲の中を通るときに、多数の流星が出現する現象だ。
月を包む雲はいびつな形をしていて、月の昼の側と夜の側の境界線(明暗境界線)付近で厚くなっている。ホラニ氏らは、このような雲ができるのは、月面に衝突する塵粒子の多くが彗星に由来しているからだと考えている。小惑星の場合、軌道が円に近いため、放出された塵粒子が月に衝突する速度は小さい。これに対し、離心率の大きい軌道を運動する彗星の場合、放出された塵粒子の速度が非常に大きい。
続きはソースで
(参考記事:「太陽系 激動の過去」)
文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/
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アポロ計画の宇宙飛行士たちは、月の地平線上に謎の光を目撃した。写真は米国の月探査機クレメンタインが撮影。(PHOTOGRAPH BY NASA)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/01.jpg
月のまわりには常にいびつな形の塵の雲がある。イラストの雲の色は塵の量を示し、灰色の円は、月面に衝突する塵粒子と月探査機LADEEの軌道を示す。(ILLUSTRATION BY DANIEL MORGAN
AND JAMEY SZALAY)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/061800150/02.jpg
彗星の軌道に残された塵粒子が月に衝突すると、月面の塵がまき上げられることがある。1969年に宇宙飛行士バズ・オルドリンが月面につけた足跡も、いつかはこうした塵に埋もれて消えてしまうだろう。
(PHOTOGRAPH BY NASA)
月は常にいびつな形の塵の雲に包まれていることが、米コロラド大学などの調査で明らかになった。大気のない天体のまわりに雲があるだけでも奇妙だが、この塵の雲を作り出した犯人はもっと変わっている。彗星だ。
彗星は小さな塵粒子をまき散らしながら太陽の周りを軌道運動しているが、6月18日付『ネイチャー』誌に発表された論文によると、軌道に残った塵粒子が月に衝突すると、月の塵が一時的に宇宙空間に舞い上がるという。「月は私たちに最も近い天体ですが、いまだに驚かされることばかりです」と、米NASAのゴダード宇宙飛行センターのリチャード・ヴォンドラク氏は語る。
流星群の時期に増える塵
観測によると、月の上空には常に平均120kgの塵が漂っているという。この塵は月面からまき上げられてから約10分間上空にとどまっている。最初の5分で高度100kmまで上昇し、残りの5分で下降して、そっと月面に戻るのだ。(参考記事:「月形成時の衝突の痕跡を小惑星帯からの隕石で発見」)
これらのデータを収集したのは、NASAの月探査機LADEEに搭載されたLDEXという実験装置だ。LDEXは半年にわたり月の高度20km~100kmを舞う塵を採集した。
論文を執筆したコロラド大学のミハイ・ホラニ氏は、「地球の大気には毎日約100トンの宇宙塵が降り注いでいます」と言う。「月にも同じペースで宇宙塵が降り注いでいるなら、毎日約5トンの宇宙塵が月面に衝突している計算になります」
LDEXは、衝突により舞い上がった直径0.3ミクロンの月の塵を毎分平均1個検出したが、流星群の時期にはその数が大きく増えた。流星群は、地球(と月)が彗星の軌道に残された塵粒子の雲の中を通るときに、多数の流星が出現する現象だ。
月を包む雲はいびつな形をしていて、月の昼の側と夜の側の境界線(明暗境界線)付近で厚くなっている。ホラニ氏らは、このような雲ができるのは、月面に衝突する塵粒子の多くが彗星に由来しているからだと考えている。小惑星の場合、軌道が円に近いため、放出された塵粒子が月に衝突する速度は小さい。これに対し、離心率の大きい軌道を運動する彗星の場合、放出された塵粒子の速度が非常に大きい。
続きはソースで
(参考記事:「太陽系 激動の過去」)
文=Nadia Drake/訳=三枝小夜子
引用元: ・【天文学】月は常にいびつな形の塵の雲に包まれている 塵粒子の多くが彗星に由来 米コロラド大学
月は常にいびつな形の塵の雲に包まれている 塵粒子の多くが彗星に由来 米コロラド大学の続きを読む