理系にゅーす

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1: 2014/09/17(水) 03:44:53.06 ID:???.net
1世紀余り前、アルダブラ・バンディド・スネイル(Aldabra banded snail、学名Rhachistia aldabrae)の色鮮やかな殻を見つけるのはたやすいことだった。インド洋に浮かぶセーシェルの中でもマダガスカル寄りに位置するアルダブラ環礁では最も一般的な陸貝だった。

ところが2005年の時点で、アルダブラ・バンディド・スネイルはその貝殻だけが残された幻の種となっていた。
1997年以降、生きた姿は目撃されておらず、気候変動の影響で降雨量が減少し、絶滅したと考えられていた。

そして2007年、アルダブラ・バンディド・スネイルは間違いなく絶滅したと断言する論文が「Biology Letters」誌に発表された。

ところが今年8月後半、セーシェル諸島基金(SIF)の研究チームがアルダブラ環礁の中でも特に近づきにくい場所に足を踏み入れ、怪しい陸貝を数匹見つけた。そして、専門家たちと協議し、アルダブラ・バンディド・スネイルを再発見したと世界に向けて発表した。

SIFの研究チームは結局、7匹のアルダブラ・バンディド・スネイルを捕まえた。
特筆すべきは、複数の子供が含まれていたことだ。

◆「私が間違っていた」

セーシェル自然保護トラスト(Nature Protection Trust of Seychelles)の科学コーディネーター、ジャスティン・ガーラック(Justin Gerlach)氏は2007年の論文で、アルダブラ環礁の乾燥が進行した結果、高湿度の環境を必要とする子供を中心にアルダブラ・バンディド・スネイルが干からび、ついに絶滅に追い込まれたと主張している。

この論文では降雨量のデータも示されており、アルダブラ環礁の乾期が長くなっていること、降雨量が少ない年が増えていることが読み取れる。

また、ガーラック氏の仮説は、アルダブラ・バンディド・スネイルの子供が1976以降見つかっていなかった事実とも一致する。

ガーラック氏はナショナル ジオグラフィックの取材に対し、「1970年代以降、アルダブラ・バンディド・スネイルの個体数が激減したのは確かだが、少数が生き残り、繁殖を続けていたようだ」とコメントしている。ガーラック氏は国際自然保護連合(IUCN)気候変動作業部会(Climate Change Working Group)でも両生類担当のまとめ役を務めている。

「つまり、私が間違っていたということだ。アルダブラ・バンディド・スネイルはまだ絶滅していなかった。限りなく絶滅に近い状況ではあるが、幸いまだ命をつないでいる」。

◆危機を脱したわけではない

SIFの研究チームは、アルダブラ・バンディド・スネイルの復活にそれほど驚いていない。

チームの一員だったヘザー・リチャーズ(Heather Richards)氏と同僚のナンシー・バンバリー(Nancy Bunbury)氏は電子メールで取材に応え、「アルダブラ環礁はとても広いため、このような(うまく隠れていた)種が17年にわたって目撃されていなくても不思議ではない」と述べている。

「ただし、個体数が激減しているのは事実であり、この種の長期的な未来は決して明るくない」。

アルダブラ環礁や世界中の沿岸部に暮らす多くの種と同じく、気候変動や海面上昇が長期的な脅威であることに変わりはないと、リチャーズ氏とバンバリー氏は警鐘を鳴らしている。
ガーラック氏も同様の懸念を口にしている。

「アルダブラ・バンディド・スネイルが絶滅していなかったこと自体は喜んでいる。
しかしわずか7匹が見つかっただけでは、もう心配いらないという証明にはならない」。


【参考画像】
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/aldabra-banded-snail-01_600x450.jpg

【National Geographic News】=http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140916003

引用元: 【動物】“絶滅”の陸貝を再発見、セーシェル

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1: 2014/09/08(月) 13:33:25.91 ID:???0.net
木星の衛星エウロパでも地殻変動か、衛星画像に証拠 研究
【AFPBB News】 2014/09/08 13:08

【9月8日AFP】木星の衛星で、氷に覆われているエウロパ(Europa)には、地球の地殻を形成しているプレートに似た活動的な構造プレートが存在するかもしれないとの研究論文が、7日の英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)」に掲載された。これまでは、活発なプレート運動が存在するのは太陽系内で地球だけだと考えられていた。

研究チームは、木星とその衛星の周りを周回している米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオ(Galileo)が1995年から2003年にかけて撮影した画像を使い、エウロパの氷殻にみられる縦横に交差する隆起部や裂け目を詳しく調べた。

地球を周回している月よりもわずかに小さいエウロパの表面については、その形成時期が太陽系内で最も新しいものの一つとされており、研究チームによると、これは「迅速な循環再生が起きている」ことを示唆していると
いう。

この調査で研究チームは、エウロパ表面の2つの氷プレート間に、境界に沿って一部が消失していることを確認。一方のプレートがもう一方の下に沈み込んだものと思われ、表面物質がエウロパの内部で再生されている証拠だとしている。

これは2つの地殻構造プレートの境界が重なり合う「沈み込み帯」で、地殻の一部が下部のマントルに沈み込む地球での現象に似ている。

研究チームは今回、ガリレオの画像を用いて地質特性を再現し、13万4000平方キロの面積に及ぶエウロパの表面を調査。その結果、面積2万平方キロメートルに相当する表面の一部が消失していることを発見した。

「エウロパの氷殻には、もろくて可動性がある板状構造の氷プレート系がより温度が高く、対流している氷の上に存在するとの説をわれわれは提唱する」と研究チームは論文に記している。

「エウロパは地球以外にプレート・テクトニクス的な機構を示す唯一の太陽系天体かもしれない」

木星は太陽から5番目に位置する、太陽系最大の惑星。エウロパはその四大衛星の一つ。(c)AFP

ソース: http://www.afpbb.com/articles/-/3025284
画像: http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/8/500x400/img_189ca8e3fa31ddfe7a158d41fe62228b225272.jpg
 (米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオ(Galileo)が撮影した木星の衛星エウロパ(Europa)の画像
 (2000年3月6日公開、資料写真)。(c)AFP/NASA)

引用元: 【科学】木星の衛星エウロパでも地殻変動か、木星探査機ガリレオに証拠画像 [14/09/08]

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1: 2014/08/27(水) 16:41:45.09 ID:???0.net
温暖化加速、危険性増す 国連報告書案、「中国が主因」
【MSN産経ニュース】 2014/8/27 12:15

国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が今秋策定する統合報告書で、温室効果ガスの増加に伴う温暖化の加速を指摘し、農作物への影響や異常気象など一層の危険を警告していることが分かった。原案を入手したニューヨーク・タイムズ紙電子版が26日報じた。

温室効果ガスの排出量は増加の一途で、中国が多くを占める。先進国の削減量を途上国の増加量が上回っているという。ただ産業革命前の水準から2度未満の気温上昇に抑えるという目標は依然、技術的には可能で、今後10~20年の政策にかかっていると強調した。

原案は今週、各国政府に送られ、10月のコペンハーゲンでの会合で議論する。国連は9月に温暖化の特別会合を予定している。

原案によると、地球規模の温室効果ガスの排出量は1970年から2000年にかけては年1.3%増だったが、00~10年は2.2%増に急上昇。10年以降はさらに加速しているとみられる。(共同)

ソース: http://sankei.jp.msn.com/world/news/140827/erp14082712150005-n1.htm

関連ソース:
温暖化が加速、危険性増す 国連報告書案、中国が主因 | 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201408/CN2014082701001273.html

引用元: 【環境】温室効果ガス増加に伴う温暖化加速、危険性増す...国連報告書案、中国が主因 [14/08/27]

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1: 2014/08/21(木) 21:50:25.44 ID:???.net
世界中で1万種以上が確認されているアリのうち、いくつかの種類は、空気から二酸化炭素を取り出して、石灰を分泌する。
その働きは、地球温暖化の歯止めにもなりうるようだ。

アリたちは環境を変えている。そしておそらくその働きは、わたしたちの惑星の気候をも変えうる力を秘めている。

これは、アリゾナ州立大学テンピ・キャンパスのロナルド・ドーンによる驚くべき発見だ(もっとも、特にその規模については検証が必要だ)。彼は、岩の風化作用を研究するなかで、アリの二酸化炭素を取り出す驚くべき能力に偶然出合った。
この小さな虫は、空気中の二酸化炭素をつかまえることが可能で、ゆえに地球温暖化との戦いにも利用できるのだ。

仮定の話はさておき、研究者の発見の内容はどのようなものだろうか。彼は「Geology」に記事を書いている。
約25年前、ドーンは玄武岩の砂の風化作用について研究を始めた。研究のなかで、彼はアリゾナ州とテキサス州のさまざまな場所にこの砂を少しずつ散布した。そして、約5年周期でこれらのポイントを訪れ、化学物質や虫や風雨にさらされることで、斜長石や橄欖石といった鉱物(玄武岩の構成成分だ)の風化にどのような影響が起きるかを観察した。

ドーンは、アリの存在が、妨害要素がない場合に比べて300倍も鉱物の風化を速めることに気付いた。それだけではない。
鉱物の風化にともなって、アリは自分たちの巣に炭酸カルシウム(石灰)を分泌していた。このプロセスにおいて、二酸化炭素が空気中から取り出され、物質的に閉じ込められていた。つまり事実上、空気中からこの温室化ガスが「減る」ということだ。

続きはソースで

http://sankei.jp.msn.com/wired/news/140821/wir14082116110002-n1.htm

引用元: 【生物】アリが地球を救う!? 温暖化の原因となるCO2を減らす働きを確認 

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~~引用ここから~~

1: 2014/07/07(月) 11:31:05.16 ID:???0.net

氷河の下に暖かい海水 北海道大、南極で調査 解ける実態明らかに
(07/07 07:01、07/07 07:34 更新)

北大低温科学研究所の杉山慎准教授(45)のグループが、南極沿岸の海に張り出した氷河に深さ約400メートルの穴を開け、海底付近の海水温などを調べることに成功した。海底付近に外洋からとみられる比較的暖かい海水が入り込んで氷を解かしている実態が明らかになり、研究グループは「海水が南極の氷を解かすメカニズムの一端が明らかになった」としている。

温暖化で、海水の水温上昇による体積膨張やグリーンランドなどの陸上の氷が解けることで、海水面の上昇が進んでいると指摘されているが、近年は南極の氷の融解による影響も懸念されている。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は昨秋まとめた最新報告書で、南極の氷が解けたことにより過去約20年間で海水面が約6ミリ上昇したとしている。

南極では降り積もった雪が分厚い氷となり、内陸部から海へ到達した氷河などが海水で解かされ、南極全体の氷の量は保たれてきた。ただ、近年は海水温上昇で融解量が増え、バランスが崩れているとみられている。

続きはソースで

ソース: 北海道新聞[社会] http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/549660.html
画像: http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/image/8323_1.jpg
~~引用ここまで~~



引用元: 【環境】氷河の下に暖かい海水 北海道大、南極での調査で解ける実態明らかに [7/7]


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~~引用ここから~~

1: Cancer ★@\(^o^)/ 2014/06/19(木) 08:02:38.12 ID:???.net

リョコウバト絶滅の原因は人類だけではなかった
Sarah C. P. Williams, June 16, 2014 - 3:15pm

すでに絶滅したリョコウバトはかつて北アメリカに豊富にいて、何百万羽もの鳥の群れがドングリを探して飛んでいた。
http://news.sciencemag.org/sites/default/files/styles/thumb_article_l/public/sn-pigeon2.jpg

1914年に最後のリョコウバトが動物園で死ぬと、この種は人類が世界に劇的な影響力を持ちうることの教訓になった。しかし新しい研究によると、この鳥は最終消滅するまでの数百万年間に個体数の急増と急落を複数回経験したことが分かった。自然変動に対して個体数が敏感なことがこの種を絶滅しやすくしたのだと、著者たちは主張している。

「これはとても良い研究だ」とスミソニアン研究所自然史博物館(ワシントンD.C.)の古鳥類学者、ヘレン・ジェイムズ(Helen James)は話した(彼女は研究に関与していない)。
「この研究から学び取れることを使って種の絶滅リスクを判断する良い方法を作り始められたらいいと思う」

リョコウバトの英語名の"passenger pigeon"はフランス語で「通り過ぎる」を意味する"passager"に由来する名だ。1800年代にはリョコウバト(Ectopistes migratorius)は世界でもっとも数の多い鳥類だった。それは北アメリカでは全鳥類の4分の1以上を占め、個体数は30億から50億羽だった推測されている。この種は幅1マイル、長さ数マイルにもなる巨大な群れで移動し、地域の木の実を数日のうちに食べ尽くした。1914年に最後のリョコウバトが死ぬと、生態学者たちは絶滅の原因を森林破壊と乱獲のせいにした。この鳥は人間による消費と家畜の餌の両方に一般的な安い肉の材料となっていた。しかしこのストーリーに全員が納得したわけではなかった。

「我々はパズルの一部のピースが失われてるのではないかと考えた」と国立台湾師範大学(台北)の生物学者、洪志銘(Chih-Ming Hung)は話した。「人々がハトを一羽一羽◯していただけなら、棲息地の消失と合わせても、そんなに急速に数が減るのは考え難い」

洪と彼の共同研究者たちは世界中の博物館に保管されている4羽の保存状態の良いリョコウバトから小さな組織サンプルを収集した。最先端の遺伝学技術を使ってこの動物のDNAと、現生の近縁種であるイエバトのDNAの配列を解読した。洪のチームは両種の遺伝子を比較して、長年にわたってリョコウバト全体の個体数がどのように変化していたかを測定することができた。任意の時点で、小さな鳥類個体数は低い遺伝的多様性を意味する。

洪はヨーロッパ人が北アメリカに植民する前に、リョコウバトの個体数がすでに安定とはほど遠い状態だったことを発見した。過去100万年間に複数回の個体数減少と増大があり、ハトの数は最大で1000倍も変動していた。そのような大規模な変動はあらゆる種で普通に見られることではない。研究者たちは、このハトの主要な食糧源であるドングリの入手可能性が気候によってシフトすることが原因だと推測している。これらのシフトは個体数サイズの変動と一致していた。ただし彼らはその繋がりを立証することはできなかった。

>>2以降につづく

ソース:ScienceNOW(June 16, 2014)
Humans not solely to blame for passenger pigeon extinction
http://news.sciencemag.org/biology/2014/06/humans-not-solely-blame-passenger-pigeon-extinction

原論文:PNAS
Chih-Ming Hung, Pei-Jen L. Shaner, Robert M. Zink, Wei-Chung Liu, Te-Chin Chu, Wen-San Huang, and
Shou-Hsien Li. Drastic population fluctuations explain the rapid extinction of the passenger pigeon
http://www.pnas.org/content/early/2014/06/11/1401526111

参考:國立臺灣師範大學(2014-06-17)
台學者萃取古DNA ?開旅鴿滅絶百年謎團
http://pr.ntnu.edu.tw/newspaper/index.php?mode=data&id=19946


引用元: 【遺伝学】リョコウバト絶滅の原因は人類の活動だけではなかった


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