理系にゅーす

理系に関する情報を発信! 理系とあるものの文系理系関係なく気になったものを紹介します!

天の川

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/11/03(土) 12:43:02.48 ID:CAP_USER
■現代の銀河を逆向きに動く星々、実は衝突した銀河の名残だった

 今から100億年前、私たちの太陽系を含む天の川銀河(銀河系)に、小さな銀河が衝突した。最近になって、銀河系の星々の中に、この矮小銀河の名残が発見された。高性能の望遠鏡があれば、地球から見上げる夜空にその矮小銀河の星々が輝いて見える。この星々は現在、太陽からそう遠くない、銀河を包むハローの中に落ち着いている。(参考記事:「ハッブル望遠鏡 50の傑作画像」)

 研究者らは、この星々の奇妙な運動をさかのぼることで、はるかな昔に矮小銀河との衝突があったことを明らかにした。

 11月1日付け科学誌「ネイチャー」に論文を発表したオランダ、フローニンゲン大学の天文学者アミナ・ヘルミ氏は、「これらの恒星は銀河系のほとんどの恒星とは逆方向に動いています」と言う。

 銀河どうしの衝突は特にめずらしいものではない。宇宙望遠鏡があれば、巨大な銀河どうしが融合する現場を見ることができる。銀河どうしの衝突は、一見、非常に激しい現象のように思われるが、宇宙は広大で、恒星どうしは遠く離れているため、恒星どうしが衝突して消滅するようなことはほとんどない。それよりは、巨大な銀河が小さな銀河を捕まえてのみ込み、さらに大きくなることの方が多い。

銀河どうしの衝突についての研究は進んでいるが、2つの大きな問題が残っている。1つは、このような衝突はどのくらいの頻度で起こるのかという問題だ。もう1つは、今ある銀河は2、3回の大規模な衝突によって形成されたのか、それとも小規模な衝突を何度も繰り返しながら形成されたのかという問題だ。

「銀河系の歴史を再現したいのです。家系図を作りたいのです」とヘルミ氏は言う。このような研究は「銀河考古学」と呼ばれる。

■奇妙な星々

 私たちの銀河系がこれまでに数個の銀河をのみ込んできたことは明らかになっている。銀河系の円盤のまわりに20本以上たなびいている星々の帯や、奇妙な運動をする恒星や、奇妙な組成をもつ恒星は、こうした銀河系の食欲の旺盛さを物語っている。また、南天の星座ケンタウルス座にあるオメガ・ケンタウリ星団という不思議な星団は、のみ込まれた後の銀河の核だと考えられている。

 近年は、欧州宇宙機関(ESA)のガイア宇宙望遠鏡が銀河系の近隣の10億個以上の恒星の位置と運動を詳細に調べ、新たな手がかりをもたらしている。今年公開された最新のガイア・カタログを見たヘルミ氏らは、銀河系の核のまわりを回る星々の運動に逆行する星々の集団があることに気づいた。銀河系内で生まれた恒星なら、ほかの星々と同じ方向に回っているはずだ。

 ヘルミ氏らの発見はそれだけではなかった。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/110200242/ph_thumb.jpg
https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/110200242/01.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/110200242/
ダウンロード


引用元: 【天文学】天の川銀河、100億年前に小銀河をのみ込んだ[11/03]

天の川銀河、100億年前に小銀河をのみ込んだの続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/11/01(木) 13:41:45.25 ID:CAP_USER
【11月1日 AFP】
太陽系を含む天の川銀河(銀河系、Milky Way)の特徴的なハロー(銀河系本体を球殻状に取り巻く大構造)は、約100億年前に起きた別の銀河との衝突の際に生じた残骸だったとの研究結果が10月31日、発表された。研究チームは、この発見に衝撃を受けているという。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された研究論文によると、衝突した相手の銀河は、天の川銀河の約4分の1のサイズで「ガイア・エンケラドス(Gaia-Enceladus)」と命名された。ゆっくりとしたスピードで起きた宇宙衝突は、太陽6億個分に相当するハローの原料物質を供給したほか、銀河系の特徴的な円盤部を膨張させたという。ガイア・エンケラドスは、ギリシャ神話の天空神と地母神との間に生まれた巨人にちなんだ名前だ。

 論文の筆頭執筆者で、オランダ・フローニンゲン大学(University of Groningen)カプタイン天文学研究所(Kapteyn Astronomical Institute)の天文学者アミナ・ヘルミ(Amina Helmi)氏は、AFPの取材に「今回の研究では、銀河系の形成を基本的に解明した」と語った。

 ヘルミ氏は、「衝突は、銀河系ハローと現在呼ばれている構造をもたらした。非常に大規模な事象だったために、その当時すでに存在していた銀河円盤の膨張を引き起こした」と述べ、「ハローにある恒星の大半が共通の起源を持つことは、予想外の結果だった」と続けた。

 大型の銀河は、より小さな銀河を吸収することで大型化する。

 銀河系が大きくなったのは、複数の小型星団を取り込んだからなのか、それとも単一の大きな銀河と融合したからなのかをめぐっては、天文学者らの間で長年論争が続けられてきた。

続きはソースで

(c)AFP

http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/7/810x540/img_67c55597d9dfdbca52d16890fd92ca3495631.jpg
http://www.afpbb.com/articles/-/3195522
ダウンロード


引用元: 【天文学】銀河系ハロー、100億年前の銀河「巨大衝突」で形成[11/01]

銀河系ハロー、100億年前の銀河「巨大衝突」で形成の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/10/08(月) 23:24:51.28 ID:CAP_USER
オランダ・ライデン大学の研究チームが欧州宇宙機関(ESA)の位置天文衛星「ガイア」の観測データから、天の川銀河付近を超高速で移動している星々を発見した。今回の観測で発見された20個の星は、他の銀河から我々の住む天の川銀河へやってきた可能性があり、研究者らを驚かせている。

天の川には1,000億個以上の星が存在する。ガイアはそのうちの13億個の星の位置と距離、天球上の動きを測定、700万個の星について3次元速度測定を行った。これまでも「超高速星」は発見されていたがその数はほんのわずかであり、今回の最新データによって研究者たちはより多くの超高速星を発見する機会を得ることとなった。多くの研究チームがデータのリリース直後に研究に取り掛かったが、ライデン大学の研究チームが速度測定を行った700万個の星のうち、天の川銀河から飛び出せるほど高速で動く星を20個発見した。

 「今回我々が発見した星は銀河の中心から飛び出したというよりは、銀河の中心に向かって競争しているかのように見えた。これらは他の銀河から天の川銀河へやってきたのかもしれません」と、研究著者の一人であるトマソ・マルケッティ氏は語る。

続きはソースで

■天の川銀河から離れてゆく超高速星の軌道(赤矢印)と天の川銀河へ向かってくる超高速星の軌道(オレンジ矢印)(C) ESA
https://www.zaikei.co.jp/files/general/2018100623293378E0a.jpg

https://www.zaikei.co.jp/article/20181007/470197.html
ダウンロード


引用元: 【宇宙】銀河から銀河へ移動か 超高速で飛び回る星を発見 オランダの研究チーム[10/07]

銀河から銀河へ移動か 超高速で飛び回る星を発見 オランダの研究チームの続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/07/22(日) 23:43:31.66 ID:CAP_USER
理化学研究所(理研)開拓研究本部玉川高エネルギー宇宙物理研究室の中島真也基礎科学特別研究員と
数理創造プログラムの井上芳幸上級研究員らの国際共同研究グループ※は、天の川銀河[1]を包む高温プラズマ[2]の性質と空間分布を調べ、その起源が銀河円盤部からの噴き出しであることを明らかにしました。

天の川銀河を構成する要素は、私たちの目(可視光)に見える星だけではありません。
X線を使って観測すると、数百万度もの高温プラズマが天の川銀河全体を包み込んでいる様子が見えます。
しかし、この高温プラズマの起源は、これまでよく分かっていませんでした。

今回、国際共同研究グループは、日本のX線天文衛星「すざく」[3]を用いて、全天100カ所以上の観測データを解析し、高温プラズマの温度・密度・元素組成などの物理的性質を調べました。
その結果、銀河内で起きた「超新星爆発[4]」により加熱された高温プラズマが、銀河の随所から噴き出していることを解明しました。
この高温プラズマはゆっくりと冷えて再び銀河の中へ戻っていくことから、銀河内の物質循環に重要な役割を果たしていると考えられます。

本研究は、米国の科学雑誌『The Astrophysical Journal』オンライン版(7月20日付け)に掲載されます。

■研究手法と成果

国際共同研究グループは、「すざく」が10年間にわたって蓄積した107の観測データをまとめて解析し、全天のあらゆる方向で、銀河ハロー高温プラズマの物理的性質を調べました(図1左図)。
図1右図は、実際に観測されたX線スペクトルの典型的な例です。
赤色の線が本研究の対象である「銀河ハロー高温プラズマ」のスペクトルモデルであり、その形状から、温度や密度、元素組成といったプラズマの性質を知ることができます。
ほかにも「太陽系近傍に存在するプラズマからの放射」や「天の川銀河外の活動銀河[5]からの放射の重ね合わせ」といった成分が混在していますが、スペクトル形状の違いからそれらを分離することができています。

続きはソースで

■図 天の川銀河から高温プラズマが噴き出し、銀河全体を包み込んでいる様子の想像図
http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/press/2018/20180720_3/fig.jpg

理化学研究所
http://www.riken.jp/pr/press/2018/20180720_3/
ダウンロード


引用元: 【宇宙】天の川銀河を包むプラズマの起源を解明-銀河内の物質循環システムの一翼を担う-理化学研究所[07/20]

天の川銀河を包むプラズマの起源を解明-銀河内の物質循環システムの一翼を担う-理化学研究所の続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/08/05(日) 18:47:41.76 ID:CAP_USER
天文衛星「すざく」などによる観測とシミュレーション研究により、天の川銀河の中心から噴出するガンマ線バブルとX線で見られる巨大ループ構造が、共に1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められた。
【2018年8月2日 早稲田大学】

宇宙には多数の銀河が存在しており、その中には強い電波や激しいジェットを放射するなど活発な活動を示すものも見られる。

現在の天の川銀河は活動性を示さず、静かで大人しい状態にあるが、過去には激しく活動をしていた可能性を示す観測的な証拠が見つかりつつある。2010年には、天の川銀河の中心から銀河円盤の上下方向に差しわたし5万光年にわたって広がる、巨大なガンマ線バブル「フェルミ・バブル」が発見された。もしこのバブルが爆発的に形成されたとすれば、かつて天の川銀河の中心は今より1億倍も明るかったと推測される。

一方、1970年代から、全天にまたがる巨大ループ構造「ループ1」が電波やX線波長で観測されてきた。これまではこのループについて、太陽系から400光年の近距離にある超新星残骸だと考えられてきたが、フェルミ・バブルを形成した大爆発によって作られた、約3万光年彼方に存在する構造という可能性も考えられる。

早稲田大学理工学術院の片岡淳さんたちの研究チームは、日本のX線天文衛星「すざく」やNASAの天文衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト」を用いて、フェルミ・バブルを包む高温ガスや巨大ループ構造を網羅的に観測し、ループ構造までの距離や生成起源を調べた。

続きはソースで

ガンマ線全天図とガンマ線バブル、X線全天図と巨大ループ構造
(上)ガンマ線全天図とフェルミ・バブル、(下)X線全天図と巨大ループ構造
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/08/13115_allsky.jpg
フェルミ・バブルと巨大ループ、太陽系の位置関係
http://www.astroarts.co.jp/article/assets/2018/08/13116_position.jpg

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/10077_loop
ダウンロード


引用元: 【宇宙】天の川銀河の巨大ループ構造が1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められる[08/02]

天の川銀河の巨大ループ構造が1000万年前に起こった大爆発の痕跡である証拠が突き止められるの続きを読む

    このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
1: 2018/04/05(木) 10:03:47.51 ID:CAP_USER
【4月5日 AFP】太陽系を含む天の川銀河(銀河系、Milky Way)の中心のブラックホールを12個検出したとする天体物理学者チームの研究結果が4日、発表された。この結果に基づくと、銀河中心にはブラックホールが1万個存在する可能性があるという。

英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された論文によると、あらゆる大型銀河の中心には超大質量ブラックホールがあり、それが数多くのより小さなブラックホールに取り囲まれているとする説があり、今回の発見はこの長年支持されている説に初の証拠を提供するものになるという。

論文の共同執筆者で、米コロンビア大学(Columbia University)の天体物理学者のチャック・ヘイリー(Chuck Hailey)氏はAFPの取材に、銀河系の中心にあるブラックホール「射手座A*(Sagittarius A*)」を取り巻く「ブラックホールを12個観測した」と述べ、そして「だが、これは氷山の一角にすぎない」と語った。

ヘイリー氏と研究チームは今回、「見えない」天体のブラックホールを検出するために、伴星を持つブラックホールの連星系を探索した。このような連星系は、ブラックホールが近くを通過する恒星を捕捉し、重力的に結びついて形成される場合がある。

ブラックホールが捕捉した恒星が低質量星の場合、連星から放出されるX線バーストは、強度は低いが安定しているため、より容易に観測できるという。

続きはソースで

(c)AFP/Mariëtte Le Roux

http://www.afpbb.com/articles/-/3170055?pid=19996623
ダウンロード (2)


引用元: 【宇宙】銀河の中心にブラックホール1万個存在か

銀河の中心にブラックホール1万個存在かの続きを読む

このページのトップヘ