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害虫

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1: ◆SWAKITI9Dbwp @すわきちφφ ★ 2013/11/01(金) 19:00:06.51 ID:???

シロアリは、家屋害虫として悪名高い昆虫ですが、社会性昆虫として基礎生物学的に大変興味深い昆虫でもあります。
王・女王アリや働きアリ、兵隊アリなど、形態も行動も異なるカースト(階級)個体が分業して集団生活を営みます。
このように学術的にも人間社会においても大きな存在感を持つシロアリですが、
これまでこの昆虫がどのような遺伝子をもっているのかあまり分かっていませんでした。

今回、北海道大学地球環境科学研究院の三浦徹准教授、シドニー大学の林良信研究員らの研究グループは、基礎生物学研究所の重信秀治特任准教授らと共同で、シロアリ3種の大規模な遺伝子カタログ作製に成功しました。
今回の研究に使ったシロアリは、オオシロアリ(Hodotermopsis sjostedti)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)の3種です。
お互い系統的に離れており、地理的分布、生態、形態、社会構造が異なります。

それぞれの種から、なるだけ多様な発現遺伝子を網羅的にしらべるために、カースト、発生段階、性別の異なる18~25ものカテゴリーのサンプルからRNAを抽出して標準化cDNAライブラリを構築し、それらを次世代DNAシーケンサーと呼ばれる大規模塩基配列解読装置を用いて解析しました。
その結果、3種のシロアリそれぞれで、1万個以上の遺伝子を同定しました。
ほかの昆虫が持っていない新規の遺伝子も数多く発見しました。

さらに、シロアリの遺伝子にはDNAのメチル化が起きている可能性を示唆するデータも得られました。
DNAメチル化とは、DNAの塩基に付加される化学修飾で、塩基配列の変化を伴わない後天的な遺伝子制御に関わっていることが多くの生物で分かってきています。
シロアリの社会性は産まれた後に受ける外的要因に基づいて「後天的に」運命づけられることがわかっており、DNAメチル化と社会性の関連について今後の研究展開が期待されます。

基礎生物学研究所は、生物学研究に有用な新しいモデル生物の確立および解析技術開発に向けて、他研究機関の研究者と所内の研究者が共同で行なう研究「モデル生物・技術開発共同利用研究」を推進しており、本研究もそのひとつです
:課題名「社会組織化の分子機構とその進化過程解明のモデル昆虫『シロアリ』のゲノム科学的研究基盤の構築」(代表:北海道大学・三浦徹准教授)。
本成果は、科学雑誌「PLoS ONE」に9月30日に掲載されました。

基礎生物学研究所
http://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/2013/11/01.html
詳しい研究報告はこちら(北大のプレスリリースのPDFに飛びます。)
http://www.hokudai.ac.jp/news/131030_pr_ees.pdf
今回の解析に用いられた3種の日本産シロアリ。
上から,オオシロアリ Hodotermopsis sjostedti,ヤマトシロアリ Reticulitermes speratus,
タカサゴシロアリ Nasutitermes takasagoensis
17

http://www.nibb.ac.jp/pressroom/news/images/131101/shiroari.jpg
Hayashi Y, Shigenobu S, Watanabe D, Toga K, Saiki R, et al. (2013)
Construction and Characterization of Normalized cDNA Libraries by 454 Pyrosequencing and
Estimation of DNA Methylation Levels in Three Distantly Related Termite Species.
PLoS ONE 8(9): e76678.
doi:10.1371/journal.pone. 0076678
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0076678



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1: ランサルセ(家) 2013/10/09(水) 10:32:21.09 ID:qe1H8GW7P BE:1438476454-PLT(22223) ポイント特典

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131009-OYT1T00222.htm
神奈川県海老名市は8日、同市中野の畑で9月末、スズメが大量死しているのが見つかったと発表した。

市農政課によると、9月30日夕、同所の農家から「畑でスズメがたくさん死んでいる」と電話があり、職員が調べたところ、約1000平方メートルの畑にスズメ約110羽が死んでいた。鳥インフルエンザの簡易検査は陰性だったが、県衛生研究所が死骸の一部を持ち帰って検査した結果、スズメの胃の中の米から、毒性の強い殺虫剤「メソミル」が検出された。

メソミルは白菜などの害虫駆除に用いられるが、米に使われることはないという。同課はメソミルの付着した米を食べたのが大量死の原因とみて、詳しく調べている。
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畑でスズメ大量死、胃の中から検出されたのは…の続きを読む

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1: 白夜φ ★ 2013/09/15(日) 01:59:16.62 ID:???

農作物の害虫・疫病、温暖化で高緯度へ拡大
2013年09月02日 11:06 発信地:パリ/フランス

【9月2日 AFP】農作物に害を及ぼす昆虫、バクテリア、菌類、ウイルスなどは、地球温暖化の影響で、毎年ほぼ3キロずつ南極や北極の方向へ移動していることが分かったという研究論文が1日、英科学誌ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)に掲載された。

英エクセター大学(University of Exeter)の研究チームは、2つの大規模なデータベースを詳細に調査し、農作物の害虫と疫病612種類がこれまでに発生した緯度と日付をまとめた。

その結果、これら害虫・疫病は1960年以降、毎年約2.7キロのペースで北や南へ向かって移動していることが分かった。
害虫・疫病は、気温上昇とそれによる地域の気候への影響によって生息が可能となった土地に移動する。
地球の地表温度は過去50年にわたり、10年に平均0.12度の割合で上昇している。

熱帯諸国より高い緯度に位置する国々は、害虫や疫病などの問題に対抗するための資源をより多く保有しており、以前は農業を行うには寒すぎた地域でも、農耕が可能になることが見込まれる。
だが、これらの国々は世界で最大規模の穀物生産国なので、害虫や疫病の拡大は過小評価するべきではないと論文は指摘する。

論文の著者の一人、ダン・ベバー(Dan Bebber)氏は「地球温暖化が進むにつれて害虫や疫病が極地方向への前進を続けるなら、世界人口の増加と農作物の損失の増加との相乗作用により、世界の食糧安全保障に深刻な脅威がもたらされる」と述べている。

害虫や疫病の半数は、農産物の貿易で運ばれるなど人の手によって拡散し、残りの半数は気候によって拡散する。

最近の例では、森林に甚大な被害をもたらすアメリカマツノキクイムシが挙げられる。
この害虫は、温暖化した米国の太平洋岸北西部に新たに生息地を広げた。
また、米国でコムギへの脅威として出現した赤カビ病は、温暖で湿潤な気候によって拡散が促進された。
さらに、イネの疫病を引き起こすイモチ病菌は、現在80か国以上に存在し、コムギにも感染を広げている。(c)AFP

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▽記事引用元 AFPBBNews 2013年09月02日11:06
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2965788/11278964

▽関連
Nature Climate Change (2013) doi:10.1038/nclimate1990
Received 15 December 2012 Accepted 31 July 2013 Published online 01 September 2013
Crop pests and pathogens move polewards in a warming world
http://www.nature.com/nclimate/journal/vaop/ncurrent/abs/nclimate1990.html



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1: 白夜φ ★ 2013/06/15(土) 23:12:45.81 ID:???

害虫抵抗性作物への耐性持つ害虫が増加、研究
2013年06月11日 14:05 発信地:パリ/フランス

【6月11日 AFP】害虫抵抗性のある最も一般的な遺伝子組み換え作物に対して、栽培者が専門家の指示に従っていない地域では、より多くの種の害虫が耐性を持ち始めているとの研究が、10日の英科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー(Nature Biotechnology)」に発表された。

米仏の研究者からなるチームは、害虫にとって有毒なバチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis、Bt)と呼ばれる細菌タンパク質を排出させる効果のある遺伝子を組み込んだ、いわゆる「BTトウモロコシ」や「BT綿」に関する、5大陸8か国における77件の研究を詳しく分析した。

主な13種の害虫を調査したところ、2005年に耐性を獲得していたのは1種だけだったのに対し、2011年には5種に増加。
この5種のうち3種は綿の害虫、2種はトウモロコシの害虫だっ た。
また、5件のうち3件はBT作物の約半分が栽培されている米国、残りは南アフリカとインドで報告された。

■耐性獲得遅らせる鍵は「避難所」

研究は、BT作物に対する耐性が獲得されるまでのスピードに大きな違いがあることを突き止めた。
たった2年で最初の兆候が現れる場合もあれば、2011年の時点で15年前に植えられた作物が効果を保っている場合もある。

こうした違いは、「避難所」となる非・BT作物のための十分な土地を、栽培者が別に設けているかどうかによって生まれるという。
「避難所」という考えは、進化生物学からくるものだ。
耐性を授ける遺伝子は劣性であるため、害虫は耐性遺伝子を両親から1つずつ引き継いだ場合のみ、BT作物への耐性を持つことができる。
BT作物の畑の近くに「避難所」を作れば、耐性を持つ害虫同士が交配して子孫に2つの同じ遺伝子を与える可能性を減らすことができる。

米南西部で栽培されているBT作物には、栽培者が科学者と協力して「避難所」方式に取り組んでいるため、耐性の問題は生じていない。
しかし、インドでは、栽培者がガイドラインに従わない、サポートを受けられない、などの理由で、ワタアカミムシが6年以内に耐性を獲得している。

研究はまた、害虫はあらゆる脅威に順応する性質を持つため、BT作物に対する耐性は単に時間の問題であると警告している。
しかし、「避難所」という考えが、それを打ち砕く鍵となる。研究の共著者、米アリゾナ大学(University of Arizona)のブルース・タバシュニク(Bruce Tabashnik)氏は、「より広大な避難所を設けるなどさらに厳格な方策をとらない限り、害虫は急速に耐性へと進化していくだろう」と指摘している。

2011年だけ見ても、BT作物の作付面積は6600万ヘクタールに上る。
同年、米国で植えられたトウモロコシの67%がBTトウモロコシで、米国、オーストラリア、中国、インドで植えられた綿の79~95%がBT綿だった。(c)AFP
___________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年06月11日 14:05配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2949713/10887620

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▽関連
Nature Biotechnology 31, 510?521 (2013) doi:10.1038/nbt.2597
Received 24 October 2012 Accepted 26 March 2013 Published online 10 June 2013
Insect resistance to Bt crops: lessons from the first billion acres
http://www.nature.com/nbt/journal/v31/n6/abs/nbt.2597.html



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