理系にゅーす

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形質

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1: 2019/02/14(木) 23:40:43.67 ID:CAP_USER
■動画
The Real Black Panther - Black Leopard Spotted in Kenya
https://youtu.be/5aDsB-qTLLk?t=17



■先天的な色素過多「メラニズム」の雌ヒョウ、自動撮影

アフリカで100年ぶりに黒いヒョウが確認された。

 ケニア中央部に潜む“黒いヒョウ”のうわさを聞きつけた生物学者ニック・ピルフォールド氏は、2018年に調査を開始、ロイサバ保護区の低木林にカメラトラップ(自動撮影装置)を仕掛けた。ほどなくして、求めていたものの撮影に成功した。非常に珍しいメラニズム(黒色素過多症)のヒョウの決定的な証拠だ。

 カメラに収められたメラニズムのヒョウは若い雌で、母親と思われる大きな普通のヒョウと歩いていた。

 メラニズムはアルビニズム(先天性白皮症)と対照的に、先天的な色素過多によって皮膚や体毛が黒く見える形質だ。メラニズムのヒョウの存在は、ケニアとその周辺で昔から報告されてはいたものの、科学的に裏づけられたことはほとんどない。

2019年1月に学術誌「African Journal of Ecology」に発表された写真は、アフリカでは100年ぶりとなるメラニズムのヒョウの科学的記録だ。

 2017年の時点で裏付けが取れていた目撃情報は、1909年にエチオピアの首都アディスアベバで撮影され、米国ワシントンD.C.の国立自然史博物館に保管された1枚の写真のみだった。ヒョウはアフリカ大陸の広範囲に分布するが、生息地の消失や獲物の減少が原因で、生息域は少なくとも66%縮小している。

 米サンディエゴ動物園グローバル保全研究所に所属するピルフォールド氏は「ほとんどの人は、何かしらクロヒョウの目撃談を聞いたことがあります。いわば伝説的な生き物なのです」と話す。

「ヒョウの狩猟が合法だった頃(1950〜1960年代)にケニアでガイドをしていた年配者によると、黒いヒョウを捕まえてはいけないという暗黙のルールがあったそうです」

■熱帯雨林でのカムフラージュ

 ヒョウの生息域はアフリカからロシア東部にまたがり、9つの亜種が存在する。ピルフォールド氏によれば、現存するヒョウの11%がメラニズムと考えられているが、そのほとんどが東南アジアの個体だという。東南アジアの生息地は熱帯雨林で、木陰が多い。

 ネコ科動物を保護しているNPOパンセラで、ヒョウ遺伝子解析プロジェクトのコーディネーターを務めるビンセント・ノーデ氏は、メラニズムのヒョウは東南アジアの熱帯雨林に溶け込みやすく、狩りに有利だと説明する。ノーデ氏は、今回の研究には関わっていない。

続きはソースで

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021400102/ph_thumb.jpg

ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/021400102/
ダウンロード (2)


引用元: 【動画】アフリカでクロヒョウを確認、100年ぶり 先天的な色素過多「メラニズム」の雌ヒョウ[02/14]

アフリカでクロヒョウを確認、100年ぶり 先天的な色素過多「メラニズム」の雌ヒョウの続きを読む

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1: 2018/12/14(金) 14:42:59.64 ID:CAP_USER
生物系学会の日本遺伝学会は昨年、遺伝学用語のdominant/recessiveの訳語を「優性・劣性」から「顕性・潜性」へ変更することを提唱した。これに対し、医学系の学会や臨床現場では戸惑いと混乱が生じている。医学界が使うべきは、顕性・潜性か、別の訳語か、あるいは従来通りか。日本医学会が12月11日に開いた公開シンポジウムの議論を紹介する。

 優性・劣性は、遺伝における形質の現れやすさを指す用語で、遺伝子の優劣を示す意味はない。しかし、教育現場では、漢字に引きずられた誤解を生じやすいことが長年にわたり指摘されてきた。遺伝学会は10年以上の検討を経て、2017年9月に遺伝学用語集『遺伝単』の発行をもって顕性・潜性への変更を提案した。

 新用語の教科書への反映は執筆者の判断に委ねられている状況だが、日本学術会議は高校生物の教科書に採用すべき重要用語として、優性・劣性と顕性・潜性を併記した。既に一部の教科書や国語辞典では顕性・潜性の併記または置換えが始まっている。

 遺伝学会の桝屋啓志幹事はシンポジウムで、遺伝子検査やゲノム医療が身近になった現代において、「劣性=劣っている」という差別・偏見を助長しかねない誤解が生まれ続けることは「学問の領域を超えて社会の重大な問題だ」と述べ、変更の意義を訴えた。

■医学会分科会の賛否は拮抗

 日本医学会医学用語管理委員会の脊山洋右委員長は、顕性・潜性への改訂について医学会所属129分科会に実施したアンケート(回収率100%)の結果を紹介。それによると、賛否はほぼ拮抗しており、賛否のいずれにおいても「優性・劣性を使うことによる問題を感じない」との戸惑いの声や、新用語の妥当性、特に「潜性」に疑問を呈する意見がみられた。

 分科会の1つ、日本人類遺伝学会は2012年の時点で、顕性・潜性への変更を希望するとの提言案を検討していた。同学会の櫻井晃洋理事は、遺伝学会の提案には「概ね賛成」としつつ、急な変更による医療・教育現場の混乱への懸念を表明。また、顕性と潜性は音が似ており、「遺伝カウンセリングの現場で、耳で聞いた時に弁別しにくい」との短所も挙げた。

続きはソースで

https://news.goo.ne.jp/article/jmedj/nation/jmedj-20181213173747740.html
ダウンロード



引用元: 【遺伝学】「優性・劣性」から「顕性・潜性」への変更に専門家から異論[12/13]

「優性・劣性」から「顕性・潜性」への変更に専門家から異論の続きを読む

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1: 2018/10/12(金) 15:59:14.30 ID:CAP_USER
■ペットの遺伝子検査ビジネスが科学に貢献、最大規模のデータ集まる

エレガントで思わせぶりな瞳。青い目の犬は一度見たら忘れられないものだ。この魅力的な特徴は、どのような条件で現れるのだろう。科学者たちはいくつかの手掛かりを解き明かし、10月4日付けの学術誌「PLOS Genetics」に論文が発表された。

 一部の犬種において、青い目が毛の色と関係していることを科学者はすでに知っていた。オーストラリアン・シェパードのまだら模様はその一例だ。しかし、独特な存在感があって人気のシベリアン・ハスキーなど、淡いブルーの目をもつほかの犬種についてはどうだろう?

 遺伝子検査をビジネスとするスタートアップ企業に所属する科学者たちが、この疑問の答えを探るため、青い目を生じる条件の調査に乗り出した。

 研究チームは、犬たちの完全な遺伝情報を史上最大の規模で比較し、青い目と強い関連のある遺伝子を特定した。研究を主導したのはエンバーク・ベテリナリー社のアダム・ボイコ氏とアーロン・サム氏だ。

 研究チームは6000匹を超える犬のDNAを解析。対象となったのは、飼い主が遺伝子検査キットを購入し、犬種や健康リスクを調べた犬たちだ。その飼い主たちがオンラインを通じての調査と写真の提出に協力してくれたおかげで、これほど大規模な研究が可能となった。

 その結果、18番染色体にあるALX4遺伝子の近くで生じた遺伝子の変異がシベリアン・ハスキーの青い目に強く関連していることがわかった。

 米ウエスタン健康科学大学獣医学部の遺伝学者クリストファー・イリザリー氏によれば、遺伝子が働く仕組みはドミノ倒しのようなもので、すべてに因果関係があるという。「1つの遺伝子が別の遺伝子のオン、オフに関わることもあれば、10の遺伝子をオフにして、さらにいくつかの遺伝子をオンにすることもあります。遺伝の仕組みはクモの巣のように複雑な構造を持ち、絶えず押し引きが行われています。しかも、順番とタイミングが重要です」

■「青い色素ではありません」

 オールド・イングリッシュ・シープドッグ、ボーダー・コリー、ウエルシュ・コーギー・ペンブロークなど、青い目が確認されている犬種はいくつもあるとイリザリー氏は話す。ただし、これらの犬種の場合、青い目は潜性形質として受け継がれるため、潜性遺伝子が2つ必要になる。

 ちなみに人間の場合は、HERC2とOCA2という2つの遺伝子によって青い目が生じているという。

 イリザリー氏はシベリアン・ハスキーのALX4遺伝子の近くで生じた変異について、目の色素生成能力が落ちる変化を招いているようだと分析する。色素が少ないと、瞳は青く見える。

「青い色素ではありません。目の中を出入りする光が青く見えるのです。空は青く見えますが、宇宙空間は青くありません。それと同じことです」

 エンバーク・ベテリナリー社の上級研究者であるサムズ氏は、遺伝情報の断片が重複するこの変異は、まだら模様のオーストラリアン・シェパードの青い目にも関連していると述べている。まだら模様の個体に青い目が生じる理由もこれまで解明されていなかった。

https://cdn-natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101100438/ph_thumb.jpg

続きはソースで

ナショナルジオグラフィック日本版サイト https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/101100438/
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引用元: 【動物】ハスキー犬の独特な青い目、関連遺伝子を発見[10/12]

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1: 2018/06/08(金) 17:19:11.41 ID:CAP_USER
 東京大学は2018年5月18日、豊田中央研究所、トヨタ自動車、理化学研究所と共同で、生物のゲノムDNAを大規模に再編成して形質の改良を著しく効率化する新技術の開発に成功したと発表した。
同大学大学院総合文化研究科 教授の太田邦史氏らの研究グループによる成果となる。

 研究では、多くの遺伝子が関わる複雑な形質を高速で改良できるゲノム改良技術「TAQingシステム」を開発。
従来の交配による品種改良や放射線や変異源処理による品種改良と異なる方法で大規模にゲノムDNAを変化させ、複合的な新形質を効率よく得られる。

 具体的には、DNA切断活性を温度で調節できる高度好熱菌由来のDNA切断酵素「TaqI」を生細胞内に導入。
細胞を一時的に加温して活性化させ、同時多発的に細胞内のDNAを切断、再結合させ、効率的に多数の遺伝子が関わる複雑な形質を改良する。

続きはソースで 

■画像一覧
ゲノム改良技術「TAQingシステム」の概要
http://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1806/08/mn_medical_18052404a.jpg
「TAQingシステム」で改良に成功したバイオエタノール産生酵母
http://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1806/08/mn_medical_18052404b.jpg
倍数性の大きいシロイヌナズナで「TAQingシステム」を実施したことによるゲノムDNAの再編成
http://image.itmedia.co.jp/mn/articles/1806/08/mn_medical_18052404c.jpg

関連リンク
生物の形質改良を加速する新しいゲノム改良技術の発明 | 理化学研究所
http://www.riken.jp/pr/press/2018/20180522_2/

http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1806/08/news097.html
ダウンロード (1)


引用元: 【ゲノム編集】生物の形質改良を加速する新しいゲノム改良技術を開発[06/08]

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1: 2014/12/12(金) 15:23:15.87 ID:???.net
Yahoo!ニュース - 鳥類進化解明に前進、大規模ゲノム解析で驚きの発見相次ぐ (AFP=時事)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000017-jij_afp-sctch


鳥がさえずるのと人間が話すのには、本質的に同じ遺伝子が用いられている。また、フラミンゴは、ペリカンよりハトに近い仲間──。これらは、鳥類系統樹の史上最も大規模で高度な遺伝子解析の結果得られた特異な発見の一部だ。この成果は20件あまりの個別の論文で発表され、うち8件は12日付の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。

 20か国の研究者らは、4年の歳月を費やし、フクロウ、ハチドリ、ペンギン、キツツキなど鳥類48種のゲノム(全遺伝情報)を解読。また、爬虫類の中では鳥類と遺伝子が最も近い関係にあるワニ3種とゲノムを比較し、進化の速度に大きな違いがあることを発見した。鳥類は新たな遺伝形質を獲得する速度がはるかに速かった一方、約2億4000万年前に鳥類や恐竜と共通の祖先から枝分かれしたワニでは、ほとんど変化は見られなかった。

 論文の共同執筆者、米フロリダ大学(University of Florida)のエド・ブラウン(Ed Braun)准教授は、鳥類は約6500万年前の「いわゆる恐竜時代の終わりに起きた大量絶滅を生き抜いた、恐竜の一系統だ」と語る。「鳥類の現存する最も近い近縁種は、実はワニ類。なので、これらの全く似ていない生物を、再びはるかに遠い過去に時間をさかのぼらせることになる」

 数種の鳥類は、恐竜を絶滅させた壊滅的出来事を生き抜いたと考えられており、それ以降、今日みられる約1万に及ぶ多種多様な種へと急速に進化した。

■遺伝形質の出現

 今回の研究によると、鳥類から歯がなくなったのは約1億1600万年前という。また、交尾したり異性の気を引いたりする衝動は、羽毛や羽飾りに関連する15種の色素遺伝子の急速な進化を促していた。鳥がさえずりをしたり音まねをしたりする能力は、人間にみられるのと同じ大脳回路に基づいていることが分かった。だが人間がこの能力に到達するに至った進化経路は、鳥類とは異なる。また、祖先と共通の特徴を最も多く残しているのは、ニワトリとダチョウという予想外の結果も得られた。


 さらに研究チームは、長い脚と優美なくちばし、特徴的なピンク色の羽毛を持つことで知られるフラミンゴが、ハトや、淡水生の小型潜水鳥カイツブリと近縁関係にあることを発見し、驚いたという。「われわれの発見は、鳥類版『おかしな二人』だ。ハト類は驚いたことに、フラミンゴやカイツブリと近縁関係にある」とブラウン准教授は話す。「フラミンゴとカイツブリは、どちらも水鳥ではあるが、近縁関係にあることに驚きを感じるほど見かけが異なっている。だがハトとの関連性は特に予想外だ」

 研究チームは今回の結論を導くために、さまざまな技術を活用した。その中には、博物館で冷凍保存されていた組織からの鳥のDNAサンプル採取や、1万4000個以上の遺伝子を分類・解析し、さまざまな鳥類種を関連付ける系統樹を構築するために使用された「統計的ビニング」と呼ばれる手法が含まれる。

 全般的に、鳥類のゲノムの大きさは他の脊椎動物の大半に比べてはるかに小さいことを研究チームは発見した。研究チームは、主要な鳥類種を網羅した、これまでで最も信頼性の高い鳥類系統樹を作成したとしているものの、その内容はまだ完璧には程遠い。全体像に近づけるには、今後何年間もさらに多くのゲノムを解読する必要がある。

引用元: 【進化遺伝学】鳥類進化解明に前進、大規模ゲノム解析で驚きの発見相次ぐ

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1: 2014/10/26(日) 17:36:15.30 ID:???.net
「蛙の子は蛙」。所詮、「鳶が鷹を生む」ことなどあり得ない。
遺伝が自分の人生を決めてしまうように思えて何をやってもやるせない。
そんな悲観的に世の中を見る人は少数派かもしれないが、才能、嗜好、価値観、病気など遺伝がどの程度自分の人生に影響を与えるのか気になる人は少なくないだろう。


ロンドン大学キングス・カレッジ遺伝疫学教授のティム・スペクター氏は『双子の遺伝子「エピジェネティクス」が2人の運命を分ける』(野中香方子:訳/ダイヤモンド社)の中で、人間の性格や個性、能力、嗜好は、遺伝子によって完全に決まるものではないことを示唆している。
1920年代から多くの科学者たちは、先天的な形質と後天的な形質を見極める恰好の研究材料として、遺伝子が100%同じ一卵性双生児に注目してきた。

遺伝子は環境に影響されないというのが定説となっていたというが、近年、これが誤りであることが分かってきたとスペクター氏は語る。DNA配列に変化は起こらなくても、遺伝子の機能が変化することがある。エピジェネティクス<後成説(エピジェネティクス)+遺伝学(ジェネティクス)の意>と呼ばれるメカニズムによって、隠れた特徴が現れることがあるのだ。
スペクター氏は同じ遺伝子を持っているはずなのに、全く異なる人生を歩んだ何組もの一卵性双生児を例として挙げている。

以下、ソース
http://news.ameba.jp/20141025-32/

引用元: 【脳】貞操観念は似る? 似ない? 研究が見出した双子の実態

貞操観念は似る? 似ない? 研究が見出した双子の実態の続きを読む

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