1: 2014/06/09(月) 21:39:04.09 ID:???.net
ラットも誤った選択を後悔する?
Jane J. Lee, June 9, 2014

 間違った選択をして後悔に苛まれた経験は、誰にでもある。だが新たに発表された研究によると、まずい決断を後悔するのはヒトだけではないらしい。

ミネソタ大学の研究者たちは、4匹のラットに電極を埋め込み、迷路を走る訓練を行った。
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 ミネソタ州ミネアポリスにあるミネソタ大学の神経科学者デイビッド・レディッシュ(David Redish)氏によると、後悔は自分がすべきであったことについて考えることをいい、未来の意思決定に影響を及ぼす。

 レディッシュ氏がミネソタ大学の同僚アダム・スタイナー(Adam Steiner)氏と行った実験の結果、後悔を示す行動や神経活動がラットに見られたという。研究成果は「NatureNeuroscience」誌オンライン版に6月8日付けで掲載されている。

◆選ぶ

 レディッシュ氏とスタイナー氏が神経活動の観察にあたって注目したのは、眼窩前頭皮質と腹側線条体。どちらも、ヒトと一部の動物における意思決定と、期待される成果の評価に関与する領域だ。

 レディッシュ氏たちは4匹のラットの脳にニューロン活動を記録するための電極を埋め込み、“選択”迷路を走る訓練を行った。

 実験には、周縁部から4つのはしごが放射状に伸びた円形の迷路が用いられた。うち3つのはしごの先にはバナナ、チェリー、またはチョコレート風味の食物、残る1つのハシゴの先には風味のない食物が置かれている。ラットがはしごに到達すると音が鳴り、音の高さで食物を受け取るまでの時間(1~45秒)を知らせるようにした。

 ここで、ラットは選択を迫られる。決められた時間を待って食物を受け取るか、次のはしごに移るか。ラットが迷路を走れる時間は1時間と限られていた。

◆選択の過ち

 一つ目のはしごを見送って次のはしごに移ったラットは、時に待ち時間がさらに長いことを知る。すると、ラットは通り過ぎてしまったはしごを振り返り、ニューロンが一つ目の選択肢に特異的な活動パターンを示した。

 レディッシュ氏は「これが後悔だ」と指摘する。ラットは物理的に振り返っただけでなく、やり過ごしてしまった選択肢のことを考えていたのだ。

 その上、選択を後悔したラットは、次のはしごで普段待たないような長い時間を受け入れ、与えられた食物を急いで消費した。「人間とまったく変わらない」とレディッシュ氏。

(つづきはソースを見てください)

ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(June 9, 2014)
ラットも誤った選択を後悔する?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140609004

原論文:Nature Neuroscience
Adam P Steiner & A David Redish
Behavioral and neurophysiological correlates of regret in rat decision-making on a neuroeconomic task
http://www.nature.com/neuro/journal/vaop/ncurrent/full/nn.3740.html

プレスリリース:University of Minnesota Academic Health Center/EurekAlert!(8-Jun-2014)
Study reveals rats show regret, a cognitive behavior once thought to be uniquely human
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2014-06/uoma-srr060614.php

引用元: 【神経科学】ラットも誤った選択を後悔する?

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