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怒り

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1: 伊勢うどんφ ★ 2014/01/17(金) 09:28:58.83 ID:???

 甘い言葉にほだされる10代の若者から怒りにまかせて前の車を煽るドライバーまで、対する相手の感情に影響を受けて誤った判断を下す人は多い。

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 長い間そうではないかと思われてきたことを裏付ける形で、人の感情を操る要素に関する興味深い事柄が明らかになった。
心理実験により、男性は自分の目的を達成するために、故意に相手を怒らせていることが判明したのだ。

 この研究を行ったカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)所属の行動経済学者、ウリ・グニージー(Uri Gneezy)氏によると、例えば男性Aが男性Bと何かを競っているケースで、Aは自分が勝つために役立つと判断した場合に、Bを怒らせる手に出るという。

◆怒りを研究する意義

 グニージー氏率いるチームでは、人が意志決定を行うにあたって動機となる要素を研究テーマとしている。
同氏によれば、この際に主要な要素となっているのは、人と人の間の戦略的な意思疎通だとみられるという。

 こうした意思疎通の中でも、相手の感情への働きかけが、人間の行動の主要な動機付けになっていると考えられる。
今回の研究における心理実験は、この点を確かめるべく行われたものだ。

 従来、心理学者や交渉術の専門家の間では、意志決定の際には感情を排除する方が良いという説もあった。
理性的に動く人は感情に全く左右されないはずだとする極端な意見もあったと、グニージー氏は語る。
同氏は同僚のアレックス・イマス(Alex Imas)氏とともに、この研究に取り組んでいる。

 しかしグニージー氏の研究結果は、こうした意見とは全く反対のものだ。「感情こそ、人間を形作るものだ」と同氏は述べている。

 言い換えれば、自分の感情に左右されるのは完全に自然なことで、そうした行動をとることを弱点だと感じる必要はないということだと、グニージー氏は解説する。
同氏は『The Why Axis: Hidden Motives and the Undiscovered Economics of Everyday Life(「なぜ?」の軸:隠れた動機と日常生活に潜む経済学)』という著書もある。

>>2に続く

ナショナルジオグラフィック January 14, 2014
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140114004

PNAS
Materazzi effect and the strategic use of anger in competitive interactions
http://www.pnas.org/content/early/2014/01/08/1313789111.abstract



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1: 伊勢うどんφ ★ 2013/11/27(水) 22:38:33.26 ID:???

気が短かったり、怒りっぽかったりする人は、心筋梗塞など重い心臓病になっても再発しにくいとする研究報告を日本医科大学の研究グループがまとめました。
怒りを素直に表現できる人は、心臓への負担が軽くなっているのではないかということです。

この研究を行ったのは日本医科大学の水野杏一名誉教授らの研究グループです。
グループでは心筋梗塞や心不全など重い心臓病で入院した患者414人を対象に、退院時に怒りっぽい性格かどうかを判定する検査を受けてもらいました。
この検査は、「他人の間違いで自分が遅れると腹が立つ」など10項目にどの程度当てはまるかを答えるもので、グループでは、その後、2年半にわたって患者を追跡調査しました。
その結果、怒りっぽい性格だと判定された患者は、そうでない患者に比べ、心臓病を再発するなどして入院したり死亡したりする割合が半分程度だったということです。

また、「うつ状態」かどうかを判定する別の検査も行ったところ、「うつ状態」の患者は、そうでない患者に比べ、再発などによる入院や死亡の割合が2倍だったことも分かりました。
「怒り」の感情は、一般に心臓への負担を増やすと考えられているということですが、水野名誉教授は、「怒りの感情を素直に表現できる人はストレスが減り、
リスクも低くなるのではないか」と話しています。

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NHK 11月27日 14時4分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131127/k10013374031000.html

Am. J. Cardiol., 2013 vol. 111(10) pp. 1432-6
Prognostic value of depression, anxiety, and anger in hospitalized cardiovascular
disease patients for predicting adverse cardiac outcomes
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0002914913003895

注 論文は2013/5にpublishされているみたいです



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