1: 2014/08/11(月) 21:47:35.46 ID:???.net
ウマは耳で意思疎通?
Carrie Arnold, August 5, 2014
最新の研究報告によると、ウマは大きくてよく動く耳を使って仲間の注意を一定方向へ向かせることができ、食料のありかを教えたり、敵の居場所を知らせているのではないかという。
鼻をこすりあうウマたち。アラブ首長国連邦ドバイで撮影。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/horses-communication-expression-01_600x450.jpg
この研究は、例えば動く耳など、人間には備わっていない動物のコミュニケーション能力に焦点を当てた点としては草分けで、研究を主導したイギリス、サセ◯クス大学の博士課程学生ジェニファー・ワーサン(Jennifer Wathan)氏は、社会性動物がどのように意思疎通を図るのかを理解する上で重要なステップであるとしている。
動物の意思疎通に関する過去の研究では、主にボディランゲージなど人間も持っている特性に焦点があてられてきた。
しかし、ウマの目を通して世界を見てみれば、こうした動物たちがどのように情報を共有しているのかがより深く理解できるようになるだろうと、ワーサン氏は期待する。
人間と同じように、ウマも社会性動物である。同じ種同士の群れで暮らすことは、難しい面もあるが、利点も大きい。互いに助け合い、群れの一部が敵の見張り役をしている間、他の仲間は食べたり食料探しに専念できる。
しかし、このシステムが機能するためには、同じ種の他のメンバーたちに情報を伝える手段を持っていなければならない。
そこでワーサン氏は、ウマたちが耳の向きを変えて仲間に方向を指し示したり、周囲に何か注意を払うべきものがあるかを知らせているのではないかと仮説を立てた。
◆ウマの識別力
この仮説を実証するために、ワーサン氏とそのアドバイザー、カレン・マコンム(KarenMcComb)氏は、牧場で餌の入った2つのバケツを置き、そのうちの1つを覗き込むウマの姿を写真撮影した。
それらの写真をグループ分けし、第1グループの写真ではウマの耳をマスクで覆い、第2グループではウマの目をマスクで覆った。第3グループの写真は、頭のどの部分も隠されていない。次に、これらの写真を等身大に拡大し、別のウマに見せてから、餌のバケツ2つを選ばせた。
過去に行われた実験で、ウマは写真に写っている別のウマを認識できることが証明されている。
目と耳が覆われていない第3グループの写真を見せられた時、ウマは75%の確率で写真のウマが覗いていた方のバケツを選んだ。
目または耳のどちらかが覆われている写真を見せられた時、バケツの選び方は不規則だったが、耳が出ている写真を見た時の方が、目が出ている写真の時よりは少しだけ好成績を出した。
(つづきはソースを見て下さい)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(August 5, 2014)
ウマは耳で意思疎通?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140805003
論文:Current Biology
Jennifer Wathan, Karen McComb. The eyes and ears are visual indicators of attention in domestic horses.
http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822%2900739-8
Carrie Arnold, August 5, 2014
最新の研究報告によると、ウマは大きくてよく動く耳を使って仲間の注意を一定方向へ向かせることができ、食料のありかを教えたり、敵の居場所を知らせているのではないかという。
鼻をこすりあうウマたち。アラブ首長国連邦ドバイで撮影。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/horses-communication-expression-01_600x450.jpg
この研究は、例えば動く耳など、人間には備わっていない動物のコミュニケーション能力に焦点を当てた点としては草分けで、研究を主導したイギリス、サセ◯クス大学の博士課程学生ジェニファー・ワーサン(Jennifer Wathan)氏は、社会性動物がどのように意思疎通を図るのかを理解する上で重要なステップであるとしている。
動物の意思疎通に関する過去の研究では、主にボディランゲージなど人間も持っている特性に焦点があてられてきた。
しかし、ウマの目を通して世界を見てみれば、こうした動物たちがどのように情報を共有しているのかがより深く理解できるようになるだろうと、ワーサン氏は期待する。
人間と同じように、ウマも社会性動物である。同じ種同士の群れで暮らすことは、難しい面もあるが、利点も大きい。互いに助け合い、群れの一部が敵の見張り役をしている間、他の仲間は食べたり食料探しに専念できる。
しかし、このシステムが機能するためには、同じ種の他のメンバーたちに情報を伝える手段を持っていなければならない。
そこでワーサン氏は、ウマたちが耳の向きを変えて仲間に方向を指し示したり、周囲に何か注意を払うべきものがあるかを知らせているのではないかと仮説を立てた。
◆ウマの識別力
この仮説を実証するために、ワーサン氏とそのアドバイザー、カレン・マコンム(KarenMcComb)氏は、牧場で餌の入った2つのバケツを置き、そのうちの1つを覗き込むウマの姿を写真撮影した。
それらの写真をグループ分けし、第1グループの写真ではウマの耳をマスクで覆い、第2グループではウマの目をマスクで覆った。第3グループの写真は、頭のどの部分も隠されていない。次に、これらの写真を等身大に拡大し、別のウマに見せてから、餌のバケツ2つを選ばせた。
過去に行われた実験で、ウマは写真に写っている別のウマを認識できることが証明されている。
目と耳が覆われていない第3グループの写真を見せられた時、ウマは75%の確率で写真のウマが覗いていた方のバケツを選んだ。
目または耳のどちらかが覆われている写真を見せられた時、バケツの選び方は不規則だったが、耳が出ている写真を見た時の方が、目が出ている写真の時よりは少しだけ好成績を出した。
(つづきはソースを見て下さい)
ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(August 5, 2014)
ウマは耳で意思疎通?
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140805003
論文:Current Biology
Jennifer Wathan, Karen McComb. The eyes and ears are visual indicators of attention in domestic horses.
http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822%2900739-8
引用元: ・【動物行動学】ウマは耳で意思疎通?
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