1: ベガスφ ★ 2013/12/28(土) 19:13:59.05 ID:???
"感染予防には握手よりフィストバンプ?"
フィストバンプ(拳と拳を突き合わせるしぐさ)は、細菌の伝播率を握手の約4分の1に低減するという。
「Journal of Hospital Infection」誌に発表されたこの驚くべき研究成果は、友人同士の笑い話から始まった。
ウェストバージニア州モーガンタウンの形成外科医で手外科医のW・トーマス・マクレラン(W. Thomas McClellan)氏はあるとき、同僚2人とメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)について話していた。MRSAは抗生物質に耐性をもち、治療の困難な感染症を引き起こす病原菌で、よく院内感染の原因となる。
「MRSAに感染している患者の部屋に入るときは、ガウンを着け、手を洗う」とマクレラン氏は述べる。
「しかし、そこにはガウンなど着けていない患者の家族がいて、おそらくは(手に)MRSAが付着している彼らと握手することになる」。
そこでマクレラン氏は、自分の幼い子どもたちと交わす挨拶から、あることを思いついた。
「そうだ、フィストバンプをするのはどうだろう、と」。ナショナル ジオグラフィックでは、フィストバンプの利点について本人に話を聞いた。
◆病院内だけでなく、日常生活でもフィストバンプで挨拶するべきだと思いますか?
はい。その理由を説明しましょう。まず、MRSAは我々の生活圏にも大いにはびこっています。スーパーマーケットなどに行ったとき、カートの持ち手を抗菌クロスで拭きますね。病院にはアルコールの除菌剤が置いてあります。
しかし、それが効かない細菌もあります。生活の中でさまざまな病原体に接触することを考えた場合、なるべく接触を減らすというのは非常に理に適ったことです。
◆フィストバンプにおける手洗いや手の除菌の意味は?
フィストバンプをしても、手を洗わないでいいわけではありません。フィストバンプが優れているのは、手のあまり使わない部分で相手に触れる点です。握手をしたら、相手に触れた手の部分でものを食べるでしょう。
フィストバンプなら、手の使う部分を保護できる。手を洗い、接触を減らし、さらにアルコールの除菌剤を使う必要があります。
◆年末のホリデーシーズンには、他人と身体を触れ合わせる機会が増えます。ハグしたり、頬にキスしたり。
フィストバンプが最も安全な挨拶の仕方でしょうか?
何も全員がフィストバンプをして回るべきだとは言いません。ただ、意識をもって行動してほしいのです。
握手をして、そのあと食事をするのなら、その前に手を洗うべきです。手にけがをして傷口がふさがっていない人は、必ず頻繁に手を洗ってください。
◆今後、関連研究を行う予定は?
今回の研究ではウイルスを取り上げませんでした。しかし、ウイルスのほうがはるかに伝播しやすい。
特に(新型インフルエンザウイルスの)H1N1や鳥インフルエンザなどのウイルス性病原体の増加により、ウイルスは細菌よりもずっと伝染力が強くなっていると思います。
◆ご自身はフィストバンプをすることが増えましたか?
増えました。今では毎日やっていますよ! 会合の席では今も握手をしますが、病院ではしません。
楽しいし、その理由がわかる人ばかりなので、病院では(フィストバンプが)流行っています。
今回の研究を発表して以来、院内感染の発生件数が減りました。
我々の研究が直接寄与したとは思いませんが、単純に意識を高める効果はあったかもしれません。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/105129983_74502_600x450.jpg
December 27, 2013
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131227001
Reducing pathogen transmission in a hospital setting. Handshake verses fist bump: a pilot study
http://www.journalofhospitalinfection.com/article/S0195-6701(13)00318-6/abstract
フィストバンプ(拳と拳を突き合わせるしぐさ)は、細菌の伝播率を握手の約4分の1に低減するという。
「Journal of Hospital Infection」誌に発表されたこの驚くべき研究成果は、友人同士の笑い話から始まった。
ウェストバージニア州モーガンタウンの形成外科医で手外科医のW・トーマス・マクレラン(W. Thomas McClellan)氏はあるとき、同僚2人とメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)について話していた。MRSAは抗生物質に耐性をもち、治療の困難な感染症を引き起こす病原菌で、よく院内感染の原因となる。
「MRSAに感染している患者の部屋に入るときは、ガウンを着け、手を洗う」とマクレラン氏は述べる。
「しかし、そこにはガウンなど着けていない患者の家族がいて、おそらくは(手に)MRSAが付着している彼らと握手することになる」。
そこでマクレラン氏は、自分の幼い子どもたちと交わす挨拶から、あることを思いついた。
「そうだ、フィストバンプをするのはどうだろう、と」。ナショナル ジオグラフィックでは、フィストバンプの利点について本人に話を聞いた。
◆病院内だけでなく、日常生活でもフィストバンプで挨拶するべきだと思いますか?
はい。その理由を説明しましょう。まず、MRSAは我々の生活圏にも大いにはびこっています。スーパーマーケットなどに行ったとき、カートの持ち手を抗菌クロスで拭きますね。病院にはアルコールの除菌剤が置いてあります。
しかし、それが効かない細菌もあります。生活の中でさまざまな病原体に接触することを考えた場合、なるべく接触を減らすというのは非常に理に適ったことです。
◆フィストバンプにおける手洗いや手の除菌の意味は?
フィストバンプをしても、手を洗わないでいいわけではありません。フィストバンプが優れているのは、手のあまり使わない部分で相手に触れる点です。握手をしたら、相手に触れた手の部分でものを食べるでしょう。
フィストバンプなら、手の使う部分を保護できる。手を洗い、接触を減らし、さらにアルコールの除菌剤を使う必要があります。
◆年末のホリデーシーズンには、他人と身体を触れ合わせる機会が増えます。ハグしたり、頬にキスしたり。
フィストバンプが最も安全な挨拶の仕方でしょうか?
何も全員がフィストバンプをして回るべきだとは言いません。ただ、意識をもって行動してほしいのです。
握手をして、そのあと食事をするのなら、その前に手を洗うべきです。手にけがをして傷口がふさがっていない人は、必ず頻繁に手を洗ってください。
◆今後、関連研究を行う予定は?
今回の研究ではウイルスを取り上げませんでした。しかし、ウイルスのほうがはるかに伝播しやすい。
特に(新型インフルエンザウイルスの)H1N1や鳥インフルエンザなどのウイルス性病原体の増加により、ウイルスは細菌よりもずっと伝染力が強くなっていると思います。
◆ご自身はフィストバンプをすることが増えましたか?
増えました。今では毎日やっていますよ! 会合の席では今も握手をしますが、病院ではしません。
楽しいし、その理由がわかる人ばかりなので、病院では(フィストバンプが)流行っています。
今回の研究を発表して以来、院内感染の発生件数が減りました。
我々の研究が直接寄与したとは思いませんが、単純に意識を高める効果はあったかもしれません。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/105129983_74502_600x450.jpg
December 27, 2013
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20131227001
Reducing pathogen transmission in a hospital setting. Handshake verses fist bump: a pilot study
http://www.journalofhospitalinfection.com/article/S0195-6701(13)00318-6/abstract
【細菌】感染予防にハグやキスや握手でなくフィストバンプする意識を…院内感染の発生件数が減少の続きを読む